ロードバイクを買ったのが2021年の10月。
すでに丸3年が経過しました。
この3年間、そこそこメンテナンスはしてきましたが、なかなか手が出ない所が有りました。
ディスクオイルの交換!
交換のタイミングとては
2年に1回。もしくは2万キロに1回。
と言われています。
今回はオイル交換に挑戦したいと思います。
果たして素人でも出来るのか?
購入品
まず購入した
施工方法
↓
こちらからPDFでダウンロードできます。
https://si.shimano.com/ja/pdfs/dm/RADBR01/DM-RADBR01-09-JPN.pdf
施工準備
まず、先に安い方のブリーディングキットが駄目だった理由ですが、、、
ネジ径がスッカスカです。
どうやらR7000のSTIレバーには合わなかったようです。
ブレーキパッドを外す
キャリパーの裏にスナップリテーナーが見えます。
コレを外します。
次にマイナスドライバーでパッド軸を外します。
ブレーキピストンを工具を使い押し込みます。
ただ、コレがなくてもタイヤレバーで代用出来るようです。
注意点
ブレーキピストンはセラミック製なので、金属だと欠けてしまう恐れがあります。
専用工具も金属ですから適正に使わないと、欠けてしまう恐れがあります。
一点だけを押すと力がそこだけに掛り欠けてしまうので、広い面が当たるように使いましょう。
パッドスペーサーを取り付けます。
R7000のキャリパー(BR-R7070)に
スペーサーを取り付けたら、脱落防止でパッド軸を取り付けておきます。
じょうご取り付け
ステムのハンドル側のボルトを緩め、バンドルが自由に動くようにしておきます。
STI レバーのカバーをめくります。
ハンドルを動かしブリードネジ上面が地面と平行になるようにします。
2.5mmの六角レンチを使用してブリードネジを外します。
このとき、Oリングがあるので無くさないようにしてください。
じょうごをセットします。
105STIブラケット(ST-R7000)には
オイル注入
キャリパーのブリードニップルの保護キャップを外します。
注射器にオイルを注入します。
オイル注入
ホースをキャリパーのブリードニップルに装着します。
逆だと空気も一緒に注入してしまいます。
じょうごから古いオイルが出てきました。
赤い新品のオイルが出てきて、気泡も出なくなれば、注入は完了です。
この先の作業ですが、私が参考にした動画では古いオイルがじょうごに残ったまま作業を続けているようでした。
しかし、このあと下からオイルを抜く作業で、じょうご内のオイルが中に入っていきます。
つまり古いオイルも戻るということです。
ですので、ここで一度じょうご内のオイルを捨てました。
じょうごに詮をして
じょうごを取り付けて、もう一度注射器のオイルを注入します。
エア抜き1
ブリードニップルにホースを繋げて、その先にオイル回収のための袋を取り付けます。
ある動画では、注射器に使用したホースを使っていました。
ありました!
これを使いましょう。
ニップル径が
内径4mm前後の透明なホースを用意してください。
↓URLです
ホースを取り付けたらブリードニップルを緩めます。
因みにこの作業では気泡は出ませんでした。
エア抜き2
STIレバーを握ります。
この作業を2〜3回繰り返します。
この作業はブレーキシステム内にエア溜まりがある場合、大きな圧力を掛けてエア溜まりを押し出す作業です。
エア溜まりがなければ、気泡は出てきません。
キャリパー側作業完了
ブリードニップルをシッカリと締めてホースを外します。
今回の作業で出てきた気泡は
このあとはキャリパー側での作業は無いので、オイルを良く拭き取り、保護キャップを取り付けます。
ブラケット側のエア抜き
ブラケットを前に倒おして、レバー操作をゆっくり握ります。
気泡が出てこなくなったたら、ブラケットを起こして角度を変えて先程のエア抜き作業を繰り返します。
私は
当たり確認
気泡が抜けたら、ブラケットを水平に戻し一度レバーを当たりまで握って感触が固くなることを確認します。
ブリーディング完了
当たりが確認できたら、じょうごに栓をして外します。
ブレーキパッド装着
パッド軸を外し、パッドスペーサーを外します。
L05A
私のパッドは残り0.8mmほどでした。
タイミングに少し早いですが交換することにしました。
もともと付いていたパッドはL03Aでした。
しかし、今では廃番なのか(L03A用)という非正規品しか見つかりません。
どうやらL05Aが対応しているようなので、これを使います。
材質の違い
パッドの種類にはレジンとメタルがあります。
もちろん一長一短です。
メタル
◎制動力が優秀
やはり固いですからカッチリとした効き具合。
◎フェード現象が起きにくい
熱がこもりにくいと言うことは、ペーパーロック現象も抑えられるため、オイル内に気泡ができにくい。
✕ローターへの攻撃性が高い
ローターを激しく削るので、ローターの寿命も短くなります。
✕音鳴りが激しい
レジンに比べ、ブレーキの際の金属カス多い為。こまめな掃除で解消されます。
✕制動力が高いため転倒
これはブレーキテクニックも多大に影響しますが、やはり制動力の高さ故の事象ですね。
レジンはメタルの逆と考えればほぼ間違いないでしょう。
峠に良く行く様な方でもなければ、レジンで良いと思います。
また、そんな方でもダウンヒルではスピードを出さないという方ですかね。
ただダウンヒルでのブレーキはかけ続けると、フェード現象が起こります。
激坂によく行くというのであれば、スピードが出てしまうダウンヒルがあるので、フェード現象が起こりにくいメタルの方が良いかもしれませんね。
脱線ローター話
ローターにも105〜デュラエースまでグレードが、あります。
大きな違いは放熱性。
放熱性が高ければ、フェード現象も起こりにくいです。
そして、、、中華の安いローターは要注意。
見た目デュラエースですが、材質や構造が違います。
とあるレビューでは【ダウンヒルの熱でローターが歪んだ!】
『安物買いの銭失い』で済めば良いですが、ブレーキ部品ですからね。
注意しましょう。
冷却フィン付きのものは左右があります。
外側が(L)です。
ホイール装着
ホイールを装着したら、ブレーキが効くまで、何度かレバー操作すれば作業完了です。
エア抜きの不安
前輪でのエア抜き作業では多少の気泡が出てきましたが、後輪の作業では一切気泡が出てきませんでしでした。
各作業を適切に行えれば、エアが入る余地はないので気泡も出てこないはずなのですが・・・
不安!
と言うことで、動画でこんなものを見ました。
車体を逆さにして一晩放置しても、作業が適切ならエア噛みしない!!
おお!これをやってみよう!!
部屋に戻り、逆さにして一晩放置。。。
↓
↓
↓
感触もブレーキの効きもバッチリ!
まとめ
ただ、リアキャリパーではメンテナンススタンドが必須です。
私は工場のクレーンで吊りながらやりましたが、そういった環境でない方はメンテナンススタンドは買わなければなりません。
正規品のブリーディングキットを購入して、2回作業をすれば、ショップに頼むより安く上がると言われています。
オイル交換料は4,000〜5,000円と言われています。
ただ、メンテナンススタンドを持っていなければそれも購入しなければなりません。
スタンドが1万として、オイルが100㎜lで1,100円ちょっと。
オイルは100㎜lで2回分くらい。
シリコンホースが720円
1台持ちで2年に1回のオイル交換となると
1回目→17,120円
2年後→出費なし
4年後→1,100円(オイル代)
6年後→出費なし
と、6年で元が取れる計算です。
オイルは適切に保存しておけば、開封後でもそれなりに持つそうですが、調べではやはり1年以内に使用されることが望ましい様です。
となると交換の度にオイルを買うことになります。
そうなると毎回オイルを買った場合のトータルの出費は20,420円
ショップにお願いすると6年で20,000円
6年でも元が取れない?8年?
オイルを2年保管したとするとトータルの出費は18,220円。
なんか微妙~。
バイクを2台以上持っていて、メンテナンススタンドも有り、1年で2台ブリーディング作業をすれば2年目で元は取れますが、、、。
まぁ私の場合は「自分で出来るとなんだか嬉しい♪」
自己満足でやってます。w






























































