『ある小説』長い髪が好きだから今の君は僕の理想の彼女だよ何事にも前向きでくよくよなんか吹き飛ばす強い心と もろい心どちらも君の個性だね赤いネイルの指先は遠い過去と近くの未来耳元で囁く熱い思いにアイラインが微かに揺れて幸せ感じる二人の距離感腕を絡ませ静かに囁く雲の上から降り注ぐあの日に誓った愛の形君の全てと言わないけれど髪の香りで酔わせて欲しい僕らの明日を誓うから ・・・小節(しょうせつ)である
好きのバロメーターいつも だって と言い訳ばかり何かを隠しているようで彼の瞳が私を見ていないどうして察してくれないの不安な気持ちが揺れ動き私もついつい冷たくあしらう昨日も返信無かったし電話しても留守電ばかり他の誰かと逢っているの?と勝手に想像膨らまし自然に涙が頬つたういつから好きになったんだろういつも彼に振り回されてばかりあの日は陽射しが強すぎてすべてが光輝いてきらきらラメのアイラインピンクのリップが好きなのね声を掛けられ浮かれた私運命だよとあなたは言ったいつの間にか好きを通り越し愛してるって言いたくなった私の気持ちを察したの?プイッと後ろ姿をわざとらしく寂しさを演じて見せるちらっと振り向いたその瞬間後ろから ぎゅっと抱きしめられたどうしたの?って彼が聞き今度は素直に女の子になってねぇ私の事どう思ってるの?すかさず口づけで遮る彼を両手で強く抱きしめた
レンアイこころ折れそうになったならくいしばって前ばかりを向かないでがんばってきた過去を振り返ってごらんときには皆が応援してくれたみかたじゃないけど敵でもないいまここにいる自分の姿を鏡に写しえがおで話しかけてみればなやんでいる事のちっぽけさがおかしくて笑い声にかわるんだ手を差し伸べてくれた彼からの突然の電話に驚いてつい留守電にしてしまいあとから聴いて後悔し直接 話をすれば良かったけどまともに話が出来たかな?いつでも心配してくれる彼氏と呼べる人がいないから休みの日には友達をショッピングに誘ったりお喋りしながらスイーツの新しいお店を巡りたい私一人が寂しい週末そんな生活も昨日まで柔らかな手の温もりと何気ない笑顔の彼の中こんな気持ちはあの頃と全然変わらず新鮮で素直に甘えてもいいですか?奥ゆかしいその瞳が好きだから少しだけ覗かせるわがままといつも無邪気な笑い声ずっとそばにいるよ なんて安っぽい何も語らず見つめあい両手を広げて飛び込んでくるその素直さも好きなんだあどけなさと大人びた顔日によって香りが違うよね急に抱き締めたくなるのを抑えても君にはいつもお見通しかわいい がよく似合う自慢したくなる程 好きなんだもう今の気持ちに嘘は似合わない
彼女の僕今日はいつもの笑顔と違うね上目使いのまつげの奥の瞳に写るシルエット君に届けと昨日も願い明日の雲に流されて時計の針を追いかけるストレートロングが好きだけど君がショートにしたいと言えばきっと似合うよ とえくぼをつつきしゅっと首をすぼめたら腕を軽く引き寄せて清楚な白のワンピースからハートのネックレス躍り出てキラリと一瞬のきらめきに飾りっ気のない普段着からシンデレラに変身した君自然に指を絡ませてしっかり手を取り歩きだし歩幅を合わせてシンクロする心にカーディガンが風に揺れ太陽を覗きこむ うつむき加減があどけなく 僕の胸を踊らせるいつまでも 今の君でいて。
逃避行 Final同じ境遇に置かれている人なんだと勝手に想像を膨らましそれ以上の言葉はあえて交わさずその仕草をじっと見つめているやがて彼が優しく手を差し伸べて一緒にカーテンを開けたその向こうには明日の光と広い道いつやら心のモヤモヤがすーっと消えていた事さえ気がつかず彼に全てを託そうと決めたその時も今では遠い世界の夢うつつfin