友人と西新の商店街を歩いていたら…
優しそうなおばあちゃんが、路上にちょこんと座って
袋に入れた青梅と赤い実を売っていました。
(こんなおばあちゃんがそこかしこにいるのが西新の魅力)
商品名なし、価格表示なし。
ただそこにゆるぎないおばあちゃんがいる。
友人は、このおばあちゃんからよく買うらしく、なにやら沢山、話をしている。
いつもはお花を売ってらっしゃるらしい。
いつも、なんでも百円。
私もすこし、お話したら、袋の中の赤い実は、杏なんだそう。
高いところにある実を棒を使って落とすから
実に傷がついているかもしれないと説明をしてくださいました。
すばやく購入して袋を開けた友人の熟れた実をひとつもらったら
なんと、美味しいこと!
少し酸味があって甘いだけじゃなくて、後味すっきり!
だから、「わたしも、一袋ください」といったら、
「ありがとう」としんみり言ってくださいました
家に帰って袋をあけてみたら、綺麗な実がころころ。
(ポール・セザンヌさんの絵の如し!)
私は、生まれて初めて杏ジャムを作る事にしました。
煮詰める間、ずっといい香りがしていて、無上の喜び!!
そして、美味しいジャム(副産物)まで出来てしまいました。
めでたしめでたし