ここ直虎さんの生地では風はとても強いけど
寒さは幾分和らいで来たかなと思います。
先日の大雪の土曜日、
新幹線で東京へ行って来ました。
新幹線駅で待っている時からチラチラ風花が舞い始め
そのうち風もひどくなり視覚的には吹雪の様でした。
大阪~名古屋が降雪のため、当然、列車は速度を落とし、15分遅れて到着しました。
が、掛川を過ぎた辺りから眩しいほどの晴天。
何Kmも離れていないのに
東京はさぞかし寒いだろうと厚着をして出かけましたが
地下鉄の駅や電車の中はコートもマフラーも取っても平気でした。
風がないから体感温度は浜松より高いんですね。
でも殆どの人は我慢しているのか
マフラーをぐるぐる巻きにして分厚いダウンを着ていました
さて、どこへ行ったかというと
日生劇場の『フランケンシュタイン』を観に行きました。
脚本、音楽は韓国の方で、韓国製ミュージカルです。
訳詞は森雪之丞さん、演出板垣恭一さんで
主演はWキャストで、この日は中川晃教さんと加藤和樹さん。
お二人ともそれはそれは素敵でした。
科学者ビクター・フランケンシュタインは、戦場で「死なない軍人」についての研究をしていた優秀な外科医アンリ・ディプレに出会います。
最初は相反する意見の持ち主でしたが
やがて、深い友情で結ばれた二人は、ビクターの神をも恐れぬ実験に加わるが、終戦で研究室は閉鎖されることになります。
ビクターの城に研究室を移し、生命の創造というとんでもない実験にのめり込んでいきます。
ある日、葬儀屋から「新鮮な首」が手に入りそうだとの情報に
喜んだ二人だけれど、
ビクターは、高額な代金を要求する葬儀屋と争いになり殺してしまいました。
アンリは自らすべての罪をかぶり絞首刑になります。
断頭台からアンリの頭を持ち出し、実験室に籠ります。
嵐の夜、実験は成功したかに思えたが・・・・・。
神を恐れぬ人間と、人間に憧れた怪物。
愛憎の復讐が始まります。
例によって予備知識を持たないでの鑑賞だったので
その内容に大変驚きました。
恥ずかしいことに子供の頃から
怪物の名がフランケンシュタインだと思っていました。
こう言った作品、映画や本に出合った事がなかったので
医師が作り出した怪物がフランケンシュタインだと…(〃∇〃)
去年、名古屋のブルーノートで見たライブの中川晃教さんとは
別人のように本当にすごかったです。
キャンディードとエレンディラ以来、舞台を観てなかったから
ここまでの歌唱力に魂を抜かれる思いでした(笑)
今度、モーツアルトの再演があったら絶対に行きます。
日生劇場は初めてでしたが
客席の勾配がきつくてとても見やすく良いホールでした