天気予報では名古屋は雪と言ってたけど
残念ながら雨でした。
いつものようにJRで豊橋まで各駅で豊橋から快速電車に乗り換えて
金山まで行きました。
金山途中下車の訳は
駅前のボストン美術館に寄るためです。
19世紀後半から20世紀の初めころにかけて
ヨーロッパやアメリカで日本文化が高い評価を得て大流行したのだそうです。
日本の浮世絵や工芸品が印象派の芸術家たちを熱狂させたのです。
写真の絵は睡蓮で有名なかのクロード・モネがカミーユ夫人をモデルにかいた『ラ・ジャポネーゼ』と言う1876年に描かれた作品です。
長期にわたる修復期間を終え初めての公開が日本だなんて本当に幸せですよね。
この妖艶なS字カーブの女性の姿はまさに浮世絵のポーズですよね。
会場にはこの緋の打ち掛けが展示してあったけど、本物の訳もなく絵を観ながら改めて作ったものでしょう。
作品の中でこの打ち掛けの刺繍が本当に浮き出ていて(そのように見えて)それはそれは見事でした。
とっても大きいんですよ。
畳1枚分以上あったでしょうか?
構図や小物の配し方など浮世の影響を受けた作品がとっても沢山あります。
対比して展示されている物もあり興味深かったです。
外国の木版画を目にする事は滅多になくて独特の色使いに感心するも
浮世絵のあの美しいグラデーションは表現できないみたいですね。
このボストン美術館だけでなく欧米には浮世絵に影響を受けて描かれた作品はたくさんありますが所蔵品が一堂に展示されているのは圧巻でした。
さて、ライブは中川晃教さん。
デビューして間もなくの頃から、その声に魅了され毎日聞いていたのですが、
CD がリリースされなくなってすっかりご無沙汰でした。
幅広い音域と美しい高音は相変わらず素敵でした。
が・・・・、アレンジがあまりにも変って私がCDで聞いていた頃と全然別の曲になっていたのでちょっと驚いてしまいました。
『モーツアルト』の好演でミュージカルに出演することも多いので
ステージはミュージカルを見ている様な大迫力でした。
でも、白いシャツの腕をまくってピアノの弾き語りをしていた頃の彼が見たいなあ。