過去に、故南アフリカ大統領のネルソン・マンデラを
モーガン・フリーマンが演じたインビクタスも実話に基づいた映画で
マット・デーモンとの共演で話題になった。
モーガンがあまりにマンデラ氏に似ていると言う事で
インドのとある街頭の追悼看板にモーガン・フリーマンの写真が使われていたなんて逸話もある。
私はそうは思わない。
モーガン・フリーマンは眼力はすごくていつも厳しい顔をしてるし、
マンデラは気のいい田舎のおっちゃんみたいだから。
こんどの映画ではイドリス・エルバという大型俳優が演じている。
とにかく、身体がごっつくてとても大きい。
私は初めて見る人だ。
言うまでも無くマンデラはアパルトヘイトの撤廃に尽力した指導者ではあるが、この自伝的映画の中で彼の意外な一面を知る事になった。
弁護士マンデラの最初の結婚は13年、可愛い子供を儲けながらの離婚
マンデラの女性問題で愛想をつかせた妻エブリンは息子を連れて家を出た。
翌年、街で出会った女性ウィニーと二度目の結婚。
彼と共に解放運動に身を投じる妻は
やがてリーダーとなって獄中の夫に代わって奮闘する。
国家反逆罪で逮捕されたマンデラの27年間に及ぶ獄中生活は
地獄さながらの苦悩の連続だった。
マンデラが収監されている間に妻ウィニーは若い闘士と恋愛関係になり
釈放されたマンデラの知るところとなり2度目の離婚。
さらに2年後、ある未亡人と3度目の結婚。
この時80歳
う~ん・・・・。
偶像じゃない生身の人間である以上、無きにしも非ず・・・。
それでも想像していたマンデラ像とは若干離れている。
8割が黒人で残りが白人の南アフリカでの人種差別は
単一民族の日本人には到底理解できないものである。
アメリカの奴隷制度による差別などとは比べ物にならないほど
劣悪なものだった。
汚い言葉でののしり罪もない子供や老人にまで殴るけるの暴行。
刑務所内においては言うべきにもあらず・・・・。
胸が詰まり、恐ろしくて目をそむける場面もあった。
25年ほど前の映画で『遠い夜明け』というのを思い出した。
主演はデンゼル・ワシントン。
同じように反アパルトヘイト運動の闘士ピコ
投獄され、全裸で暴行を加えられ瀕死の状態にあった彼を
直ぐ近くの警察病院へ運ぶよう命じた医師の言葉を警官は無視し
1000キロも離れた遠い病院に運ぶ途中絶命した。
その時のデンゼル・ワシントンの臀部の美しかったこと
それ以来彼の映画は結構見ているが
当時に比べて太りすぎ