どこからか金木犀の香りが漂ってきます。
お祭りの練習かラッパの音も聞こえてきます
浜松では5月の凧祭り同様、
秋祭りにも子供たちが進軍ラッパを吹きます
韓国はもう上着なしでは外を歩けないほどで
日中18℃位で、最低気温は9℃でした
秋が深まったと云うわけでもなく、
雨が降ったら急に気温が下がったと言ってましたね
コートを着込んだ人もたくさん見ました。
かと思えばTシャツのお兄さんもいましたが・・・
さて、今回の目的は
『キム・ドクスの伝統演戯』と『国立中央博物館』
どちらもツアーでは行かれないところです。
キム・ドクスさんは世界中で公演をしている方なのに
タクシーの運転者さんは
その常設公演をしている場所を知らない
韓国語はまっるきり駄目で、
英語もあまり通じない
コピーした地図を見せて何とか光化門アートホールへ
連れて行ってもらいました。
私のルーツは韓国にあるんじゃないかと思うほど
伝統の音楽や踊りを見るにつけ
心が震えるほどの感動を覚えます
中でもサムルノリ(農楽)やパンソリは
何回見ても興奮します
最初の日は
夕飯をキャンセルして
(ガイドの後をくっついていると時間が無くなるので)
ウォーカーヒル・ショウ「花の伝説」を見て
マッチョな男の子たちのコリアンドラムと
華やかな美女たちの踊りを堪能し
ストーリーの中でテコンドーの良いもんと
ブレークダンスの悪もんたちの戦いもカッコ良かった
伝統の芸能と新しい文化との融合ですかね
次の日は
ゆっくりとホテルの朝食をとって龍山にある
アジア最大級と云われる国立中央博物館へ
ここは素晴らしい所です
緑の木々が輝いていました
二つのエキシビジョンホールがあり
常設展は1階から3階まであって無料で観覧が出来ます
高句麗、百済、新羅の出土品や王冠、装飾品や諸々の工芸品が、
また、中世、近世の芸術品等々
1万数千点が展示されています
勿論国宝の仏像や青磁、白磁もありました
その後、宣陵(ソルルン)の
ユネスコ世界遺産朝鮮王陵の一つ、宣陵王陵へ
都会の喧騒の中に緑で囲まれた公園があり
その一画に3基のお墓があります
第9代成宗王と継妃(側室の事かなあ)と王妃のものです
公園は市民の憩いの場であり、ウォーキング・コースでもあり、
とにかく歩いた歩いた・・・
そして、夜はロッテワールドのナイトパレードを見て童心に帰った
レストランが幾つも有るのに
ロッテのフードコートで食べてしまったのは失敗でした
疲れた~~
子供が大好きな遊園地は夕方6時半から大人15000ウォンになります
(日本円で970円位ですね)
フリーチケットなので11時までは乗り放題
とは言うもののおばさんが二人で何に乗れって言うの
相棒は怖い怖いとカマトトぶりやがって
ジェットコースターも乗れない、ウォータースライダーもダメ
結局レールにぶら下がって進むなんちゃって気球に乗っただけ
3日目は
仁寺洞をブラブラして
伝統茶と焼き餅(赤くないトッポッキ)をいただき、
2時からのキム・ドクスさんの公演を観て
帰りは徒歩で トホホ・・・
一旦ホテルへ戻って用を足し
また徒歩で貞洞劇場の『美笑』を観に
有名な妓生・春香とお役人の息子・夢龍の
身分を越えた恋のお話ですが
少しカジュアルでコミカルな作品になっていました
優雅な踊りと伝統の韓太鼓の激しいリズム
そしてまたサムルノリ
とにかく今回は歩きまくって足がまだ痛い
股関節の具合が良くなかったのに
頑張ったねと褒めてやりたい
いくら好きでも伝統芸能のはしごをするとはね