先日の誕生日に
母から電話がありました。
叔父の具合が良くないと聞いていたので
その連絡かなと思っていたら
「お誕生日おめでとう!」
と明るい声。
ちょっと、びっくりしました。
はじめてのことだったから…
でも、すごく嬉しくて
私も素直に
「生んでくれてありがとう。」
と言えました。
そう、”言えた”んです。
ずっと
母に対して壁があるような感じがして
素直になれない気持ちがありました。
電話が母からの着信だと分かると
なんとなく気が重くなり
「何を言われるんだろう…」
「何か言われたら、どう言い返そう…」
そう思いながら話しているので
私もトゲトゲした感じになるし
早く切りたい気持ちが
声にも表れていたと思います。
チャイルドセラピスト講座で
「お母さんとの関係が人間関係の土台」
と学び
母への勘違いを溶いたり
本当はお母さんのことが大好きだったんだ
と、子どもの頃の自分の気持ちに
寄り添うことを続けてくるうちに
だんだんと
母へのわだかまりが薄らいできました。
長女を出産した時に
「私を生んでくれてありがとう。
だから私もお母さんになれました。」
というようなことを
手紙で送ったことがあります。
でもあの時は
お母さんが喜ぶだろう。
いい娘だと思ってくれるだろう。
そんな見返りを求めた
期待の言葉だったように思います。
でも今回は
本当に心から嬉しくて
「ありがとう」
と言えました。
母の声も、いつもより元気で明るくて
ほんのわずかな時間だけど
心がつながるような
そんな感覚がしました。
心の学びを続けてきて良かった。
自分の意識が変わると
目に見える世界が変わります。
お母さんと心がつながると
自分自身ともつながり
安心した世界で生きられるようになる。
そして
パートナーとも子どもとも
心がつながり通い合う。
大切な人を大切に思い
自分を信頼して
自分の人生を生きていける。
そう生きられるように
これからも成長していきたいし
私と同じような気持ちを抱えた方が
自分の気持ちとつながったり
お母さんとつながることのお手伝いができたら…
と思っています。