GWに西武園ゆうえんちを通りかかったら、かなりの大盛況。
近年改装されてできた「昭和をテーマにした商店街」とか
ガンガンCM流していましたものね、そりゃ人も集まるわ。
人の動きが落ち着いてきたら、そのうち行こうかねー。
さて、ここでは、
西武園のイルミネーションがなくなったのが寂しいとかのたまう懐古厨が、
それより更に昔、西武園ゆうえんちに存在した『宇宙秘密基地SSW』のことについて、
唐突に思いだしたのでなんとなく書きとめておこうと思います(笑)。
気分を上げるために冨田勲の「Planets」などBGMにしつつ。
『宇宙秘密基地SSW』とは、当時かなりの注目を浴びながらオープンした、
SFエンタテイメントな色々を一か所に凝縮した屋内施設でありました。
もうだいぶ薄れている記憶を掘り起こしてみます。
間違って覚えていることも多々あるとは思いますが。
入場口ではブラックライトでしか見えないスタンプを手の甲に押してくれた。
宇宙船の後方っぽいデザインの入口から足を踏み入れると、
ガラス越しに見えるのは宇宙空間!
様々な惑星が浮かぶ星空を遠くに見ながら通路を抜けると、広い空間に出る。
そこはアニメで描かれるSF世界を表現したようなスペイシーなフロア。
謎のコントロールパネル色々、巨大ロボット、囚われ?のロボット、悪の総裁、
コクピットを模した座席などがずらりと並び、
それらのほぼすべてを触ったり動かしたりして楽しめる。
クライマックスには実物大?の宇宙船が展示されていて壮観。
屋内は「これでもか!」というくらい宇宙的デザインで満たされていた。
SSWの設定やバックストーリーは知らないのですが、内部の状況からして、
地球人と敵対する宇宙人の秘密基地内を描いていたような気がします。
SSW盛況時代が終わり、末期ごろは人も少なく、
設備は老朽化し、宇宙船はガムテープで補強されていたりと
物悲しさ漂う雰囲気になってから、私は友達と共にSSWへ通っていました(笑)。
夏休みがヒマでねぇ。
SSWの中はエアコンが効いて涼しかったし、人がいなくて落ち着くし、好きでした。
そんな中で面白い部分を探すのが楽しくてね(あら探しともいう)。
施設の隅々は割と乱雑に仕上げられていることとか。
「地球人立入禁止」と書かれた宇宙船入口とか(センスある~)。
「エクセリオン」(STG)が搭載されたコクピットとか。
有志が制作したと思われるヒーローものの映像がエンドレスで流れていたりとか。
すみませんあちこち見て、爆笑していました。
思い返すと、全体的にかなり手作り感満載の設備でした。
チープといいますか。あれが許されるゆるい時代だったのね。
ベニヤ板に描かれた宇宙空間。
パネルに表示されるコマ送り絵は松本零士風っぽい手描き。
まぁなにせ超有名SF映画なども「特撮」の時代の話ですからして。
古き良き時代の懐古話。
しかし、そもそも当時あのアトラクションを現実化できたことは、
かなり時代を先取りしていたかと思います。すげえよマジで。
現代の技術でああいうのを作ったら、きっと隙のない凄いモノができると思うのですが、
そうじゃなかったからこそ記憶に残ったようにも思えます。
SSWの跡地は「アイドル共和国」になった……はず。
初期のSMAPが活動していた場所ですね。
それもまた昔の話になっちゃいましたわ。
あと西武は「恐竜」にも並々ならぬこだわりと愛がありましたよね。