基本的に物語のネタバレなしの感想記事です。
私がプレイしたのはすべてNintendoSwitch版。

◆アーキタイプ・アーカディア

「最悪なる災厄人間に捧ぐ」「結婚主義国家」などの絶望世界を描いてきた
ウォーターフェニックスさんの新作ADV、終末仮想世界ノベルアドベンチャー。
アバターを駆使して戦う仮想世界で繰り広げられる壮大なヒューマンドラマでした。
圧倒的文章量が全編フルボイスで、芝居の熱量がとにかくすごい。
ゲームとしては特に行き詰るところもなく、
普通に読み進めることで誰でも結末まで辿り着けます。
攻略要素はバッドエンドと分岐するエンドのリストを埋める作業のみで、
選択肢でのセーブを怠らなければ問題なく回収可能でした。
しかし「さささぐ」ほど絶望感も悲愴感もなく、
「結婚主義国家」の時みたいに心を突き動かされる展開もなく……
世界観や物語が刺さるか否かは人によるとしか言えませんが、
残念ながら今回のシナリオは私には合わなかったみたいです。

そして思わず「結婚主義国家」を全編読み返してしまった。間違いなく名作。


◆STEINS;GATE ELITE

シュタインズ・ゲート エリート。前知識も先入観もなくプレイ開始。
主人公の強烈な厨二病ぶりや、周囲の人物とその口調にかなり癖があり、
読みはじめてしばらくは「うへぇ」と思っていたし、
物語がどういう展開になるのかサッパリ見えてこず退屈していましたが、
事件が発生して状況が激動してから私好みの展開になって、
興奮気味に読み進めてしまいました。
厨二要素にも全て頷ける理由があったし、
感情揺さぶられるストーリー展開が素直に面白かったです。
この作品は原典であるゲームがあり、番外編もあり、
アニメ化などのメディア化がなされて、かなりの人気作であるようですね。
「STEINS;GATE ELITE」はアニメの素材(新規製作含む)をもとに構成された
作品だということで(原典未プレイなので差異があるかどうかは知らない)、
確かにゲームをやっているというよりアニメを見ているような感覚でした。
攻略要素としては分岐するエンドの回収。
トゥルー以外は分岐があからさまなので、通常プレイをしながら回収可能。
しかしこれ、トゥルーエンドは攻略方法を知らないと回収できなさそう。
現在「STEINS;GATE 0」のアニメを観ているところです。


◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

以前から気になっていた作品がようやくSwitch版で出てくれた♪
遅ればせながらプレイ。
ストーリーも音楽も演出もgood! とにかく話にグイグイ引きずり込んでくれます。
登場人物が多くても混乱せず、テンポのよい謎解きが楽しめました。
作中よく考えれば黒幕の正体が見えてくるし、
そのための伏線がしっかり張られているのもさすがです。
スピード感のある裁判パートは思わず手に汗握ってしまう。いやあ楽しい。
しかし推理は合っているのに、標的の単語に弾丸を当てられずイラっとくる(笑)。
難易度が選べるのは親切設計ですね。
とはいえアクションの「やり方」が理解できないと詰まります(私だけか?)。
理解さえできればサクサク進めるのですが。
引き続き「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」をプレイ中。
唐突にタイトルに「スーパー」がついており、これは続編なのか?と悩みました。
作中最初から気になる点が色々。
これも含めて最後にカタルシスが訪れるのかな、と期待してやってます。

ところで「狼ゲーム」や「キミガシネ」がダンガンロンパみたいだと言われる理由が
良く分かりました(それぞれ違ってみんないい作品だよ)。


◆あつまれ どうぶつの森

最終アップデートのあとも、島生活をだらだら楽しんでいます。
突然の来客と舟唄に対する意見は変わりませんが(笑)、
その他はやりこんでいるうち割と面白くなってきました。
とりあえず使い道のないベルがいっぱい溜まっていたので
パニーの島の店をすべて開店させましたが、
最初は野菜の苗を入手するため行ってたけど、
結局ほとんどパニーの島に向かう必要はないなぁ。
カフェは時折ほかの客がいたり、状況に多少の変化があるのがいい。
埴輪は化石と同じく博物館に寄贈できる系のアイテムだと思ったけど、
それができないなら一体なんなの?と思っていましたが「置物」なんですね。
しかも動く。更にBGMが流れていると、その音楽に合わせてムーブ!
それぞれ動きや音が違い、面白くて、ついつい観察してしまいます。
「ハッピーホームパラダイス」は他人の別荘をデザインしていくコンテンツ。
黙々コツコツ家具を配置していく作業が地味にハマります。
なんだか時間を忘れて没頭してしまうのです……

 


ピープーはにわ♪ なんだこれかわいい(^▽^)