GWもどこにも出かけなかったし、あいかわらず動画とゲーム漬けの日々。
見たい動画がたくさんありすぎて、時間が全然足りないねぇ。
一日中ディスプレイに集中して目が痛い肩が痛い腰が痛い。自爆。
まずは前記事でねっちり感想を書いた「狼ゲーム」ですが、
本編のアナザーストーリーである「狼ゲーム~アナザー~」も
結局DLしてやってしまったので
(まぁ検討するって書いたけど、やらないわけがなかったね)、
下のネタバレエリアにて感想書きまーす。
◆狼ゲーム~アナザー~ って?
「狼ゲーム」の本編に3人の新キャラを加え、
役柄も展開も異なる物語を楽しめるアナザーストーリー。
本編よりボリュームがある印象です。
先に「狼ゲーム」をやっておくことが推奨されています。
そんで「わさびゲーム」に入っていたもう一本の作品、
「囚われの館」もやり終えました。
評判も知らず先入観もない状態でやったんですが、
あーもう、これ本気で泣かせにくる!
スタジオわさび作品は、物語を変にややこしくすることもなく、
割とストレートにハートを突いてえぐりにきます(褒め言葉)。
◆囚われの館 冒頭あらすじ
気がつくと深い森の中にいた彼女(主人公)は、
過去はおろか自分の名すら覚えていなかった。
誘われるかのように行きついた洋館で、彼女は見知らぬ青年と出会う。
「どうしてここに来ちまったんだ?」
自分を知っているかのような彼の言葉に彼女は戸惑う。
この屋敷の住人は危険だと言い残して姿を消した青年。
それと入れ違うように現れた館の主人が、彼女へ歓迎の意を示す。
個性的な家族が揃う夕食に招待された彼女は、食事の途中で睡魔に襲われてしまう。
次に目覚めた時、傍らにはあの青年がいた。
彼は言った。閉ざされた館の中で、住人達が一人ずつお前を殺しに来る。
お前は彼等の持つ鍵を奪い、自分自身の力で館を脱出しなければならない――
理解しがたい特殊な環境下、彼女はふたりの青年の助言を受けながら、
自分の身を守りつつ館からの脱出を目指すこととなったのだ。
記憶が欠落した女の子を操作して物語を進めてゆく作品。
なんか久々に女子が主人公のゲームをやったような気がする。
物語はRPGのようにミニキャラを操作して探索するパートと
テキストノベルで構成されています。
私的にはミニキャラ操作がちょっと難儀で
「物語の先が早く読みたいのに~!」というときに
「キイイイイ! コントローラーの十字キーでやりたい!(ブチッ)」
てなかんじで何度も失敗してイライラさせられました(笑)。
スマホでRPGをやりたくない理由がこれ。
それ以外は満足できるゲームでした。
ローリエちゃんが色々ツボる。
ともあれ、ふたつとも読み応えのある作品で、没頭・堪能できました。
舞台を見に行けないぶん、楽しく良い時間を過ごせたな。
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↓以下、ネタバレありの感想雑記エリアとなります。
未プレイの方はご注意下さい。
◆囚われの館
「狼ゲーム」に負けず劣らずな個性的キャラクターが勢ぞろい。
わかりやすく不気味な洋館で、人とは思えない登場人物たちと
命の遣り取りをする展開なのですが、
割と早いうちに「あっこれ現実じゃなく主人公の幻か夢の中なんだろうな」
と気づかされるので、どんなに突飛なキャラが出てきても
妙な展開になっても、違和感なく受け入れられました。
味方になってくれる青年ジンとハルも、たぶん館の中にしか
存在せず一緒に脱出はできない人なんだろうな……とか
じわじわ悲しくなってきたりして。
物語を進めてゆくうちに主人公の名前がミサであることや、
彼女が母親からひどい虐待を受けていたこと、幼少のジンとハルが
ミサを救ってくれたことで三人の絆が深まってゆく流れなど、
少しずつ現実の事情がわかってくる展開がドラマチックでうまい。
そしてジンが深刻な病に侵される兆候が見えてくる嫌な展開。
館の中では毒に倒れたジンを救うことができたものの、
現実の彼は既に死んでいるという記憶も蘇ってきて、ひたすら切ない。
もともと館のある精神世界にミサが取りこまれたのは、
ジンの死によるショックに耐えられず
自殺未遂をしてしまったことが原因という重い事実が
明らかになる終盤、
館を脱出して病室で目覚めたはずのミサが
なぜかまた館の住人によって醒めない悪夢の世界に引き戻され
救われない結末に辿り着くノーマルエンドの衝撃度もなかなかのものでした。
トゥルーエンドがサクサク解放できる親切設計もありがたい。
ミサが館から逃げ出さない=弱い自分、辛い現実を受け入れる
という決意により辿り着くのが真の結末。
現実から目をそらさず生きていかなければならないことを
真っ直ぐに突きつけられる厳しさ。
目が覚めて最初に会ったのが医師や看護師ではなく、
ハルで良かったなと心底思いました。
屋上で見せられた、生前のジンからのメッセージではもう
ミサと一緒になって号泣。
まさかあんなに泣かされるとは……
幼馴染の友人ジンが死んだうえ、
ミサまで自殺未遂をやらかし、ショックも大きかったであろう
ハルの心情を思ってもまた泣けてきました。
ミサが戻ってきて本当によかったね。
それから、ジンのお父さんの心情を考えるとやるせなくてたまらない。
最愛の妻を亡くし、さらに息子が病死とはあまりにも過酷。
消防士のお父さん。残された娘と強く生きてほしい。
ジンとハルの過去編サイドストーリーも良かったです。
ミサの両親と違い、
ふたりはなんだかんだで良い家族に恵まれていましたね。
ハル父は厳しい人ではあるけれど、ハルにとって大切なものは
処分せず保管してくれていたのがかっこいい。ツンデレ?
しかしハルがミュージシャンを目指しているくだりが、
本編ではほとんど反映されていなかったのは残念。
エピローグの墓参りシーンでいきなりギターを背負っていて
ライブをする話をしていたので唐突感がありました。
もっとゲーム内で楽器が好きとか音楽を奏でるような描写が
あれば良かったなぁと。
そういえば三人の物語が中途半端なところで途切れていましたが、
これもう更新されないのかしら?
◆狼ゲーム~アナザー~
いやー、楽しかった……!
面白くて手が止まらず、あっという間に読んじゃった。
以下覚え書きを挟みつつ、プレイ時を思い出しながら感想をもそもそ書いていきます。
やり直していないので勘違いとかあったらごめんなさい。
新キャラは瑠璃川ユウト、赤村ショウマ、篠崎アオリの三人。
いまいち印象は弱い。ユウトのクソガキ度がきついが彼の考えるあだ名は面白い。
私はなぜかショウマの名前が最後まで覚えられず「赤毛君」と呼んでいました(笑)。
おそらく今回は、本編で早めに死んだ人は長生きして、
狼を引かなかった人が狼役なんだろうなぁとなんとなく予想しながらスタート。
●第1章 狼ゲーム
ユウヤのシーンは大胆にカット。
そのあとの展開は本編と変わらず。結局ユキナリの部屋で聞こえた声は誰のもの?
死体発見シーンのイラストが前作より具体的かつ残酷描写になっていましたが
意図してそうしたそうですね。血がピンク色なのであまりグロさは感じないかな。
ラスボス的存在のコウが初っ端から脱落するとは思えなかったので、
最初から彼の濡れ衣を晴らす流れで推理していました。
今度は本物の狼として処刑されるのねタケオさん。
狼 小島タケオ(処刑)
死者 高山マキ
濡れ衣 新村コウ
●第2章 絶望からの逃避
プレイヤー視点で、狼のカードを引くのはけっこうストレス。
割と早めに狼が当たったけど、今度はどうやって処刑を回避するんだ主人公!
と思っていたらまさかの自決。
毒入りコーヒーを飲むシーンのイラストが効果的。
ここでユキナリのことけっこう見直しちゃったな。
結局未遂に終わったものの、今度は濡れ衣を着せられて大ピンチ。
誰も殺ってないけど本物の狼だから羊にとっても問題ないわけだし。
一難去ってまた一難。緩急のあるドキドキな展開がアツかったです。
ところでユキナリは誰も殺さず自害しようとした狼なんだから、
本来ここで脱出できるんじゃないの?
狼 永井オサム(処刑)
濡れ衣、狼 霜月ユキナリ
死者 篠崎アオリ
●第3章 束の間の休息
1時間の休息タイム。キャラの個性が見られてほっこり。
猫の写真を見ているコウくん、今作中唯一かわいいシーンだったのかしら。
ミサキちゃんが作ったカレーを食べるシーンの情報がのちに必要になるけれど、
状況も雑談もしっかり覚えていたから楽勝でした~。
狼 森ミサキ(処刑)
標的 飯田リンタロウ(未遂)
(ミサキをゲームから退場させるための芝居)
●第4章 狡猾な罠
ダイイングメッセージを見たユキナリ達は「コウが怪しい」と思いこむ。
単純に思いこむなよ主人公。ADVによくいるアホの主人公みたいで嫌。
ところでサブタイトルからして「ついに来たな!」と思いました。
コウが狼になったら躊躇なく冷酷にやらかすに違いないと確信していたし、
そして実際、かなりの狡猾さで他人に濡れ衣を着せることに成功。
しかも濡れ衣さんが反論できるスキがない恐ろしさ。敵に回すと怖すぎる。
ただ処刑後に自白するのは悪手でしょう。
思わず「自白すんな!」って口に出して言っちゃった。
狼 新村コウ
死者 瑠璃川ユウト
濡れ衣 土屋タクヤ(処刑)
●第5章 生贄
趣向を変えて生贄と自分達の命を懸けた宝探しパート。
なんかこんな感じのやつイブプロジェクトでもやった記憶が。割と面倒。
最後の膠着状態を打開してくれてありがとうサトルさん。
生贄 新村コウ
生贄 赤村ショウマ
死者 米森サトル
●第6章 狼の葛藤
今度はチエがリツを殺す逆パターン!? しかも爆発四散させる残酷さ。
と思いきや、証拠を集めていくうち意外すぎる事実が待っていました。
まさか狼ゲーム内で殺したふりをして生かそうとする展開があるなんて。
チエちゃんはぶれないんだね……
薬の売人になったのは兄の治療費を稼ぐためという理由も判明して、
彼女に関してはますます悲しくなったのです。
狼 小宮チエ(処刑)
標的 神木リツ(生存)
●第7章 裏切り
作中最凶の展開をみせる章。リツとミホが殺し合ったような状況が発見され、
どうやら死者のどちらかが狼であるとの結論が出る。
が、それは全てコウによる巧妙な罠であった……やっぱり狡猾で恐ろしい。
ミホが狼でなかった場合は別の展開になったのだろう。
しかしリツが左利きであることを知らず単純なミスをしたのは仕方ないにしても、
ボウガンの矢の角度がおかしいとユキナリに看破されるのはちょっと情けない。
狼確定したあとのコウの悪あがきも、クズっぷりが際立っていてナイス。
処刑の課題をクリアしたのに間に合わなかったのはカワイソウ。
(どの処刑も、どっちにしろ課題クリアしても助けてもらえなさそうだけど)
コウがリンタロウに蛇蝎の如く嫌われていたのは、
狼ゲームのほうでの3人がああなっただけに、プレイヤー視点では切なかった。
残されたミントの安否が気がかりです。
狼 新村コウ(処刑)
死者 神木リツ
狼、死者 海堂ミホ
●第8章 狼デスマッチ
ここまで生存した霜月ユキナリ、赤村ショウマ、飯田リンタロウ3人によるデスマッチ。
ショウマの悪い面がついに描かれてホッとした。いや作中そこそこいい人だったし、
狼ゲームに呼ばれるほど何やらかしたんだコイツと思っていたから……
うん、フツーにろくでなしで安心。
ノーマルエンドは本編とほぼ同じ展開なので特になんとも。
トゥルーエンドは解放条件がちょっと判りづらく、うへぇ?となった。
リンタロウが建物とともに爆発、ユキナリとミサキが生存する結末か。
リンタロウの頼みをきいてユキナリが真実を黙っていたとしても、
ミサキが首謀者のひとりってことは隠しきれないでしょう。
というか彼女が自白しそうかな。
あんなことをしでかしておいて幸せになんてなれないから。
ああ、なんというか……今度こそ誰も救われない物語でした。
章の合間に挿入されるソウシロウさんとツバキちゃんの出番も良かったです♪
警察側の動きが最後どうなるのかも見たかったな。
今回はヘンな黒幕とかいないんでしょうかね。
チエちゃんが生存していて良かった。
色々と強く印象に残る展開で、読み応えがあって満足です。
ありがとうございました。
パラレルストーリー「ファントムウルフ」はこれからゆっくり読みますね。
どうやら個別のSSも沢山あるようなんだけど、
入手するにはガチャを回しまくらないといけない感じ?なのかな。
うーん。基本的にガチャは嫌いなんだよな。
普通に有料シナリオにしてくれたほうが躊躇なく開けやすかったのだが。
しかしこのアプリはなんか項目が多すぎて、ちょっと戸惑います。
説明を読むのも疲れる。
も、もう少し判りやすくならんかね……
なにげに狼ゲームの裏側ストーリーがこっちで発表されていたので
「狼ゲーム」のアプリ内でも告知してよ~と思いました。
限定公開なので、期間内に気づいて良かった!