2月上旬、世界遺産の韮山反射炉を見学してきました。

 

 

この反射炉のことは、みなもと太郎著「風雲児たち」で初めて知りました。

反射炉の築造に携わった江川太郎左衛門英龍は、韮山代官。
この作品の中で生き生きと魅力的に動いており、
瞳が大きく描かれているのが特に強く(笑)印象に残った人物です。
ワイド版後半から幕末編8巻まで、けっこう長く登場していて、
エピソードも色々。
もっともゾクゾクきたのは幕末編5巻、
1854年のペリー二度目の来航時、人工島での礼砲に関する話。
「やるからこわい」あたりのヒリヒリする会話のあと、
ハリボテのオチまで楽しく読みました。
(5巻は日米交渉エピソードもかなり手に汗握ります)。
残念ながら江川は反射炉の完成を見ることなく他界してしまうのですが。

そんなわけで反射炉への私の興味は漫画からきているのですが、
人の造ったいにしえの建物は、もうそれだけでワクワクします。

「韮山反射炉ガイダンスセンター」というところから入場。
まず屋内で展示や映像を見たあと、現物を見に行く流れ。
ここでの映像はなかなかハイセンスでした。
 
ガイダンスセンター入口付近。
 
ちなみに「反射炉とは何なのか?」というと、
金属を溶かして大砲などを作るための溶解炉です。
 
 
 
 
 
 
 
大砲。中央のはレプリカだそうですが、左右のは本物だって。ガイドさんが言ってた~。
 
 
 
江川太郎左衛門英龍の像。たんなんさんです。
 
 
しかしまさか、反射炉が後年まで保存され観光地化され、
こんな↓おみやげになってしまうなんて当時の人は想像すらしていなかったかとー。
おみやげ豊富でしたよ。見ているだけでも楽しいくらい。