ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演の
映画「ボディガード」を舞台化した作品である
ミュージカル『ボディガード』来日公演を、
東急シアターオーブにて、
昼の部・夜の部の二回連続で観てきました。


ポップスやロックの既存ヒット曲を使用した作品を
カタログミュージカル、
あるいはジュークボックスミュージカルというそうです。
へー、そういうカテゴリになるのか。
意識したことはなかったんですが、
そういえば「マンマ・ミーア!」もそんな作品でしたね。


「ボディガード」も、ホイットニー・ヒューストンの
ソウルフルな音楽が畳みかけるように流れてきて、
エキサイトでノリノリな気分になります。
ミュージカルというよりも歌のショーという印象。

歌うのは主役のレイチェルとその姉ニッキーのみ。
ええー、メインシンガーがふたりしかいないの!?
男性のソロナンバーがないどころか、
主役の相手役が歌わないミュージカルを観るのは初めてでした。
いや、芝居中カラオケでは歌ったけど……けど……(笑)

ボディガードであるフランクは、物語上ツッコミどころが多く
面白要素が際立っていたりしました。
「電話の声、違うと気づけ」
「隣室にいたのにこのザマか」

と突っ込みたくなった。

男前なだけに、よけいに笑えるというか。
粗筋を読む限り、映画版の物語とはだいぶ違うようです。


今回、歌唱力が高いキャストで、力強い歌をたっぷり堪能できました。
当初昼の部だけ観るつもりだったのに夜チケットを追加購入
してしまうくらいには満足度が高かったのでした。
特に夜の部の、アレクサンドラ・バークの歌、芝居ともにGOOD!

夜の部では、なにやらボディガードの服装をした二人が
客席内をウロウロしていて「あれは何?」と観察していたのですが、
あとで調べてみたところ「ボディガード付きチケット」なるものが
発売されていたのでした。
つまりあの二名は特定の客の護衛としてあの場にいたということ。
なかなか面白い企画ですねー。

カーテンコールまで含め、隅々まで楽しめる良い舞台でございました♪

 

 

 

右側に座っている人が映りこむので縦撮影したら左端が切れてたー