とりたてて出かけておらずネタがないので、本の感想。


おじさまと猫
これはネットサーフィンをしている時に広告で知った漫画で、
第一話からいきなり泣かされてしまいました。
猫もおじさまもとてつもなく可愛いですが、
ほのぼのだけでなくじんわりもあり。何度も読み返しましたわ。
この続きはいつ出るんだ、と待ち遠しく思ったら
第一巻がまだ2月に発売されたばかりなのね。ええ~。
連載を追えば続きが読めますが、これは単行本で一気に読みたいなぁ。

私は電子書籍で読んだので知らなかったのですが、
本は売り切れ続出で重版されるほどの人気度、
グッズも続々発売されているらしいです。すっげ。
続刊が楽しみです。



少女終末旅行
最終巻のネタバレがっつりあります、ご注意下さい。

アニメは第四巻までが描かれていましたが、原作は第六巻にて完結。

 

壊れかけた世界を旅してきた少女たちは、ついに最上層へ辿り着いた。
既に二人以外に生きている人間は地球上に存在しないという。
乗り物が朽ち、燃料も尽きた少女たちは、最後の食料を食べ終え、
「よくわからない」黒い石を背に眠りにつく。
もうどこにも行けずどうしようもなく、
ふたりはそこで緩やかに死を迎えることになるのだろう……
というラストシーン。
最初はそうとらえてじわっときたんですが、
最終ページの意味がよくわからなくて、しつこく読み返してみたところ、
彼女たちはおそらく、最上層よりも先のどこかへ行ってしまったようだ、
という答えのようなものに行き当たるのでした。
少なくとも、最上層で二人が死んだという確証はないのです。

ただ作中での説明は一切ないため、

これを絶望ととらえるか希望ととらえるかは
読者の妄想や判断にゆだねられているのでしょう。

通常版と限定版の表紙で、背景と表情が違うというのも
何か気になるところではありますね。
強い余韻が残る良作品でした。