3DSパッケージ版『大逆転裁判2 成歩堂龍ノ介の覺悟

発売日から手元にあったのですが、
ダラダラこまごまと遊んで、先日ようやくクリア。

素直に面白かったのです。
『大逆転裁判』で未消化だった部分がすべて消化されて、
爽快な結末に至っておりました。

というかコレ
『大逆転裁判』が前編で、
『大逆転裁判2』が後編……ですよね。


なんというかさー。
昨今は小説でもゲームでも映画でも、
単体で終わらない作品が多いような気がします。
最初から、前後編とか第一巻とか教えてくれればいいのに、
それは伏せて『シリーズ第一作』を売りだす手段は、
正直コノヤロウという気分です(笑)。

最初から続編ありきでは売れ行きにも影響するってこと
なんでしょうかね……

この売り方には納得いかない部分が多々ありますし、
一作目の売れ行き次第では続編制作断念なんてコトも
実際あるようなので、そこはおおいに腹が立つのです。
何度煮え湯を飲まされてきたことか……orz

まぁ、逆転裁判シリーズのファンなら
続編が出ればプレイするんだろうけどさぁ……
かくいう私も全作プレイ済、いつでも続編待ち。


というわけでプレイした感想雑文です。

以下ネタバレあり。未プレイの方はご注意下さい。


前編から引き続きイキイキ滑らかに動くキャラクター達。
どんな動きをするのかと、メッセージを送る手を休めて
つい見入ってしまうこと多々。
メインキャラクターは基本的に前編のモーション継承。
新たに追加された動きも素敵。わんこかわいい。
ホームズのダンスと、某氏のタップをもっとじっくり眺めたい。
白い人の刀剣シーン、やっぱり彼かっこいいですね。

アニメパートがなくなっていたのは、
3Dキャラが動きまくるしアニメなど不要という判断なのか。
それともアニメ制作に回せる予算がなかったのか。
ゲームに時折挿入されるアニメなんてぶつ切りでつまらないので、
私としてはなくても構わないけど。
その代わりなのか、ボイスパートが増えたような気がします。


物語は、前編で散りばめられた伏線や謎が、
惜しげもなくガンガン解き明かされてゆくのでスッキリします。
が、正直、前編のエピソードを忘れかけていたりして、
「あーそんなことあったっけ」と思ったりもしました(笑)。
ソフト内にちょっとした「あらすじ」が欲しかったですね。
だって逆裁の再プレイってけっこう大仕事なんだもん……
やってる時間ないよー。

ゲーム自体は観察力さえあれば特に詰まることもなく、サクサク進行。
後半は止まらなくなって一気にザクザク進めてしまいました。
あーもうちょっとゆっくりやればよかった。
もう少しこの世界に浸りたいのに。

ところで素朴な疑問、
マダム・ローザイクはどうやって鍵付き鉄仮面を突破して、
プロフェッサーの素顔の型取りをやってのけたのでしょうか。
過去回想中に仮面がとれるような描写ありました?
それとも本物には鍵なんてついてなかったのかな?

そういえば逆転裁判の場合は、だいたい
「この人がラスボスだと怖いし手強そうだから嫌だなぁ」
と感じる人がラスボスなので(笑)、とても判りやすいです。
そして超~強くて且つしぶといので、いつも苦労します。
敵のはずの検事がだいたい強い味方になってくれるのも、
シリーズの伝統……(検事がボスの場合を除く)
そこが!いいんですよね♪

 


特典の『遊べる!大逆転物語』もプレイ済み。
大日本帝國編では、
亜双義くんのハチマキが久しぶりで新鮮。
アウチ検事のウザさがますます際立つエピソードでした。
大英帝國編は、本編を終わらせてからと、そうでない場合とで
感慨深度がだいぶ異なるなー、と思いました。
私は本編終了後にプレイしたのですが、
この時まだ真実を知らないバンジークス氏は彼女からの贈り物を
どういった気持ちで受け取ったのか気になりました。
真実を知った後、彼女に対する感情はかなり変化したはずなので、
そちらも気になりますね。


さて、今回でエピソードは完結しているようですが、
続編が作れない終わり方でもないし、
メインキャラクターは継続で、
新しいエピソードで続きが出ることも期待したいですね。
なにより、複数証人や陪審のなで斬り、ホームズの実験劇場など、
これらのシステムをタクシュー氏のテキストで継続して楽しみたいです。