鑑賞した『傷物語II熱血篇』『傷物語III冷血篇』の
まぜこぜ感想記事です。
以前鉄血篇の感想をダラダラ書きましたが、
あれと似たような記事ですので、軽い気持ちで読み流してください。
以下、原作を含むネタバレがあるので、
ご注意くださいまし。
最初の映画公開から、
一本のエピソードを観終わるまで1年半もかかりました。
僅か200分ちょっとの作品に、なんでこんなにかかるんだ~。
私は映画館には行かず円盤待ちだったので、
余計に長く待つことになったのですが。
映画館に行かなかった訳。
夜間とか、変な上映時間設定だったこともありますが、
あの原作を映像化するとなると……
たぶん色々とんでもない内容になるのは明白。
特に冷血篇は、
周囲に知らない人が座っている映画館なんて落ち着かない空間では、
とても観られないだろうなと予想(笑)。
やはり物語シリーズは自室でひっそり鑑賞するのが私のスタイルです。
作画のクオリティはさすがというか、
キャラの表情が特に良かったと思いました。
シーンごとに顔の描写が違う印象が逆に新鮮。
鉄血篇からずっと、キャラの瞳の中に描かれているベージュの●が
ちらほらと気になりました。
コンタクトがずれているように見えるというか、
目にゴミが入っている感じで妙にじわじわくる。なんですあれ。
熱血篇と冷血篇はバトル中心の内容で、
テレビではとても放映できそうにないくらい過激でシュールで、
スプラッタ描写満載でしたね。
バラバラになる人体、飛び散る血潮。お色気シーンも強調。
確かに原作もあんな感じでしたが、
こうやって映像化されるとなかなか鮮烈。
というか思い切った表現だなぁと思いました。
物語シリーズはいつもそうか。
どんな描写がきても、許容できはしますが、
「うわぁそうくるか」とも思いますね。
キスショットの食事シーンは、ほぼ猛獣。
ライオンが獲物を食らっているようなイメージ?
ギロチンカッターの頭部がCGで描かれていることで、
却ってリアル感がなくなってグロさが軽減していた感じでした。
エモーショナルな行動と台詞がなければ、
阿良々木くんも本来ああやってボリボリ喰われていたのかも。
問題の体育倉庫については、ほとんど予想通り。
前後がシリアスなので、あのシーンの描写をどうするか
悩んだ経緯があったようなことを副音声で言っていた気がしますが、
見た感じ「すっげえ楽しく!」描かれていたようにしか思えなかったです。
キスショットVS暦戦は、なかなかシュールで気持ち悪い。
本人達はまったくふざけていないのに、滑稽に見えました。
カッコイイよりも綺麗よりも、グロい。
リアルなバトルって案外こうなのかも。
しかし前半の二人が楽しそうにしていたシーンを知っているので、
後半のバトルは、原作を知っていることもあって滑稽ながらも悲しい。
物語シリーズを観ている人なら、
今後二人がどのような関係になっていくのかを知っているから、
今回の結末が必ずしも悲劇ではないと判っていますが、
この映画が物語シリーズ初体験の視聴者にとっては、
どう映ったのでしょうか。
そもそもこの映画が初体験って、かなり強烈な気もしますが。
冷血篇の副音声は、
もはや画面に関する話題がまったくないところまできてしまって、
どうでもいい雑談と変わらず、私としてはつまらなかったのでした。残念。
脱線してもいいけど、やはり作品には触れて欲しいな、と。
皆に怖がられる羽川さん。
キャラ崩壊もやりすぎると、なんかしらけてしまう。
パンツやおっぱいの話題もくどい。
ななめななじゅうも、そろそろ飽きてきた。
とはいえ声優さんの芝居は楽しい。
鉄血篇と熱血篇にキスショットが登場しますが、
年齢の演じ分けが見事ですね。
女子高生っぽい口調も素敵でした♪
何度も繰り返される早口言葉は、思わず書きとめて試してみました。
ななめななじゅうななどのならびで
なくなくいななくななはんななだい
なんなくならべてながながめ
は早くても言いやすいけど、
にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびで
にゃくにゃくいにゃにゃくにゃにゃはんにゃにゃだい
にゃんにゃくにゃらべてにゃがにゃがめ
のほうはゆっくり言わないとつっかかる。
前回の記事で忍野声がときどきおそ松に聞こえると書きましたが、
あれはきっと「軽薄さ」のエッセンスの有無によるものかなと。
真面目な忍野声は、おそ松には聞こえませんでした。
このへんの櫻井さんの演じ分けは流石というか。
神谷さんは、もう私の中では一貫して阿良々木くんです。
セカンドシーズンのBOXも購入。
ディスク一枚に1エピソードが収録されていて嬉しい。
ハードディスクに録画したものが全部消えてしまっていたので久々に鑑賞。
恋物語のOPは何度見ても笑える。
確かに昭和のアニメのOPのセンスはあんな感じだったわ。
今夏にはいよいよ終物語のアニメも完結しますね。
どんな映像になっているのか楽しみです。
更に、原作の番外シリーズが続いているのも嬉しいことです。
もうすぐ新刊が出ますしね。
たぶん忍がらみの話なので、色々期待をしてしまいます。
あの人?は出てくるのかな。ワクワク!