元宝塚男役とミュージカル男優が共演する、歌のコンサート
『スパークリング・ヴォイスII 10人の貴公子たち』
を観てきました(於シアタークリエ)。
【キャスト】
涼風真世
真琴つばさ
香寿たつき
姿月あさと
彩吹真央
石川禅
泉見洋平
藤岡正明
上口耕平
上原理生
テレビでよく見かける顔も、舞台でお馴染みの顔も、
どこかで見た事があるかも……な顔も、今回が初めての顔もあり。
総勢10人が入れ変わり立ち代わり、
ソロもありコンビあり、全員歌唱もありの歌のショーというのは、
とにかくボリュームがあって豪華でした。
全37曲、アンコールなし。
女が男の役柄で、男が女の役柄で歌うのが、この作品のコンセプト。
……そうだったのか、知らなかったー(笑)。
基本的に女性が男性を演じても違和感はあまりなく
「中性的な魅力で素敵!」でとらえることができます。
今回は特に元宝塚という「その道のプロ」なので、
素敵な世界を魅せてくれるのは確定事項。
しかし男性が女性を演じるとなると、
大抵はコミカル&気持ち悪さ(失礼)が強調されるのが
エンターテインメントの世界……というのが、
これまで長く舞台を観てきた私の印象なのですが、
よく考えればシェイクスピアの時代なんて
どんな役柄でも男性のみで演じていたと聞くし、
舞台の基本に立ち返っているのかも、と言えなくもないですね(?)。
すべてがそうだという訳ではなく通常の配役もありましたが、
次に何が飛び出すかわからないドキドキ感が面白いと思いました。
元宝塚の皆様は、やはり華やかで立ち姿が美麗。
男を演じれば格好良く、女を演じれば美しいとはずるい。
男性陣の女性役は、コミカルさを強調したもの、
シリアス一直線なものもあり、曲によって印象をガラッと
変えてくるのがさすがと思いました。
あえて男女の配役の垣根をあいまいにしたようなデュエットもイイ!
評判が良ければIIIもあるのかな?
機会があればまた観たいかもしれません。
曲目はこちら。