私にとって新年最初の舞台、
『NEW YEARS MUSICAL CONCERT 2017』を鑑賞。

東急シアターオーブにて。
今回は二日連続、ちょっといいホテルの宿泊付で優雅に楽しんできました♪
なんかもう夢のようなひとときでしたよ。

 

一般発売の2016年9月時点ではまだキャストが決まっていませんでした。
「そんなんアリか~?(笑)」と言いつつ、
でもまぁ前回のニューイヤーコンサートやシネマコンサートを経て、
まずハズレはないだろうと信じて、迷いなくチケット購入。

 

2階最前席→全景が見えるけれど舞台が少々遠く感じる。
1階前方席→舞台に近くて臨場感が増すが前列の人が視界を遮り見づらい。
劇場の座席の当たり外れは、仕方のないことではありますがね。


【今回のキャスト】
ティール・ウィックス
ジーナ・クレア・メイソン
ロベール・マリアン
マット・ローラン
アダム・カプラン
ハワード・マクギリン


女性陣はいずれも初来日、ハワードは二度目の登場。
アダムは昨年の来日公演「キンキー・ブーツ」の主役を務めた人。
ロベールとマットは仲良しさん、
コンサートシリーズ馴染みのコンビになりつつありますね。

 

主な曲目は有名ミュージカル作品の、耳に心地よいおなじみナンバー。

 

ジーナは若くて初々しい可愛さが魅力的。
「サウンド・オブ・ミュージック」の旋律がなんとも似合う。

 

ハワードは去年より若々しく、生き生きとした歌唱。
ファントム役2500回の最多出演回数は伊達じゃなかった。

 

8日はちょっと弱いかなと感じたアダムの「神よ何故?」
9日に大変貌していてびっくり(凄く良くなっていた)。
一日で何があったのか。

 

マットのウクレレも、お約束になっている?
歌の冒頭の寸劇が大変かわいいです。

 

ティールのダンスもキュートでした。勿論歌唱も素晴らしい!

 

そしてロベールの歌唱と表現の力強さ。

「ジプシーの踊り」に圧倒され「バルジャンの独白」には泣かされ、
「やられたー!」と思ってしまった。
「ジプシーの踊り」の原曲は、ビゼーのカルメン「Danse boheme」
という曲。なんかどこかで聴いたことがあると思ったのだよね。
「カルメン・ジョーンズ」は「カルメン」の設定を近代に置き換えて
ミュージカル化した作品だそうです。未視聴なので観たくなった。

 

全員で踊り歌う楽曲は賑やかで楽しそう。
トークシーンも楽しい。
通訳兼司会の方の仕事量が何気にすごい。

 

最後の曲「ワン・デイ・モア」は、
バルジャンをロベール、
ジャベールをハワード、
マリウスをアダム、
コゼットをジーナ、
エポニーヌとテナルディエの妻をティール、
アンジョルラスとテナルディエをマットが担当。
いやぁもう……圧巻の一言につきますね。


アンコールは
「すべての山に登れ」(サウンド・オブ・ミュージック)
「ショーほど素敵な商売はない」(アニーよ銃をとれ)
9日は更に「SPREAD THE LOVE AROUND」(天使にラヴソングを)
のリプライズも!
キャストもオーディエンスもヒートアップして、
ホール全体がひとつになって大変盛り上がりました。

客席のノリの良さ!
ああ、楽しい! 楽しいよー!
いつまでも聴いていたいよー!

最初から最後まで魅力的で、すべてのナンバーが素晴らしかった。
単なる歌ではなくドラマなのだ、
音楽の力を感じる作品、という意見に全力で同意してしまう。

 

うん、チケット押さえておいて良かった。
素敵なお年玉をいただいた気分。
こういう「グッジョブ!」「ファンタスティック!」
と手放しで興奮できる舞台は、やっぱり観ていて気持ちいいですね。


次のシリーズも期待して待っています。

 


↓キャストのメッセージがロビーに掲示されていました。
それぞれの筆跡にも個性が出ています。