帝国劇場にて「ミス・サイゴン」を観てきました。
2年ぶりですね。
新演出版を観るのは2回目です。
一応「以下の文章には物語のネタバレありますよ~」と書いておきます。
【当日のキャスト】
エンジニア ダイアモンド☆ユカイ
キム 笹本玲奈
クリス 小野田龍之介
ジョン パク・ソンファン
エレン 知念里奈
トゥイ 藤岡正明
ジジ 中野加奈子
チケット購入時、S席がすでに完売だったので、A席二階席。
しかし、たまには舞台を俯瞰するのもいい。
ヘリコプターの音が近くて、迫力と臨場感がありました。
舞台は再演するたびに細かく手を加えられているのか、
前回とはまた違った印象が随所に。
物語の流れは知っているので、メイン以外の場所に目が行きます。
アンサンブルが細かく演技しているのも見どころのひとつ。
大使館陥落シーン、目まぐるしくて手に汗握ってしまいますわ。
ところでタムが登場するたびにせつない気分になります。
最後に着ているちょっとダサい感じのキャラクターシャツは、
母が彼にしてあげられる精一杯のおしゃれ着だそうです。
その事実と、キムの「お別れよ」という台詞と合わせて、
直後に起こる悲劇も知っているから、もうこちらは涙腺崩壊状態。
子役は激しいシーンや音でびっくりしないよう
訓練するのかしら。ある程度大人がフォローするにしても、
あのくらいの年齢であれだけのシーンをこなせる子は、
なにげに貴重なのではと思います。
今回びっくりしたのは、
作中サラリと一瞬で流していましたが、
エンジニアによる殺しのシーンがあったことです。
(人を捻り殺して服を奪っていました)
「え、あれ? 今までこんなシーンあったっけ?」
いや、エンジニアは小悪党だけど殺人者ではない印象だったので、
けっこう衝撃的でしてね。
あのように躊躇のない冷酷な所業が可能であれば、
彼はもっと別の人生を送っていたのでは、と思ってしまうのです。
今までも同シーンはあったけど気づいていなかったのだとしたら、
私の観察力がないのですね、すみません。
そんなエンジニアですが(どんなだ)、アメリカン・ドリームは
非常に見ごたえがありましたね。
なにしろ同じフレーズばかりなので、
観客を飽きさせない歌唱と演技ができる人でなければ、
あの歌は実は難しいのではないかと思います。
そして何度見ても救いようのないラストシーン。
誰一人幸せになれない戦争の悲劇が描かれています。
2年ぶりですね。
新演出版を観るのは2回目です。
一応「以下の文章には物語のネタバレありますよ~」と書いておきます。
【当日のキャスト】
エンジニア ダイアモンド☆ユカイ
キム 笹本玲奈
クリス 小野田龍之介
ジョン パク・ソンファン
エレン 知念里奈
トゥイ 藤岡正明
ジジ 中野加奈子
チケット購入時、S席がすでに完売だったので、A席二階席。
しかし、たまには舞台を俯瞰するのもいい。
ヘリコプターの音が近くて、迫力と臨場感がありました。
舞台は再演するたびに細かく手を加えられているのか、
前回とはまた違った印象が随所に。
物語の流れは知っているので、メイン以外の場所に目が行きます。
アンサンブルが細かく演技しているのも見どころのひとつ。
大使館陥落シーン、目まぐるしくて手に汗握ってしまいますわ。
ところでタムが登場するたびにせつない気分になります。
最後に着ているちょっとダサい感じのキャラクターシャツは、
母が彼にしてあげられる精一杯のおしゃれ着だそうです。
その事実と、キムの「お別れよ」という台詞と合わせて、
直後に起こる悲劇も知っているから、もうこちらは涙腺崩壊状態。
子役は激しいシーンや音でびっくりしないよう
訓練するのかしら。ある程度大人がフォローするにしても、
あのくらいの年齢であれだけのシーンをこなせる子は、
なにげに貴重なのではと思います。
今回びっくりしたのは、
作中サラリと一瞬で流していましたが、
エンジニアによる殺しのシーンがあったことです。
(人を捻り殺して服を奪っていました)
「え、あれ? 今までこんなシーンあったっけ?」
いや、エンジニアは小悪党だけど殺人者ではない印象だったので、
けっこう衝撃的でしてね。
あのように躊躇のない冷酷な所業が可能であれば、
彼はもっと別の人生を送っていたのでは、と思ってしまうのです。
今までも同シーンはあったけど気づいていなかったのだとしたら、
私の観察力がないのですね、すみません。
そんなエンジニアですが(どんなだ)、アメリカン・ドリームは
非常に見ごたえがありましたね。
なにしろ同じフレーズばかりなので、
観客を飽きさせない歌唱と演技ができる人でなければ、
あの歌は実は難しいのではないかと思います。
そして何度見ても救いようのないラストシーン。
誰一人幸せになれない戦争の悲劇が描かれています。