今年の、まだ寒い季節のこと。

『おそ松さん』の影響で年末から買いあさっていたアニメ誌、
せっかくなので全てのページに目を通そうと。

「最近のアニメはイケメンと美少女だらけだなー」と
ページをパラパラ繰っていた私の琴線にひっかかったのは、
『血界戦線』という作品の版権イラストの、とあるキャラでした。

紳士的で眼鏡で赤毛で牙のある野獣のように大きな男性キャラ。

どんな物語なのかは、絵を見ただけではわからないけど、

「あ、このヒト……たぶん私のツボ」

と感じたのです。
まぁ、私が普段からやっている漫画の表紙買いと同じですかね。

「どんな話なのかな?」

でもすでに、このアニメの放送はとっくに終了していました。
原作者は『トライガン』を描いていた内藤泰弘氏ということを確認。

「トライガンは読んだことないけど、
本屋で表紙を見るたびいつも気になってたんだよなぁ……」

少し迷った後、原作本の1、2巻を試しに購入。

読みはじめてしばらくののち。

「あー、やっぱりこの人カッコイイ!」

メインキャラであるクラウスさんの格好良さがツボでもういきなり満足♪

見事にツボってガツンとハマって、週末には全巻ゲット、
一気に読破しました。
10巻のエピソードがまた素晴らしくて。

「これはアニメ版もぜひ見てみたい!」

一応ニコニコで見られるようなので
第1話~3話あたりまで試聴してみましたら、なかなか良い雰囲気。
クラウスの声が小山力也さん! キャー素敵ー!
そして背景の緻密さに驚愕。

ハッと気づいたら、ブルーレイ全巻購入。

そのまま「アニメ同梱版公式ファンブック」も迷わず予約。

なんだこの、雪崩落ちるようなハマリっぷりは!


円盤全巻なんて高額だし、
いくら気にいっている作品でも買わない主義だったのに、
『戦勇。』の円盤を買ったあたりから崩れてきていますね。
でもグッズ買い漁りにだけは走らないよう気をつけています。
グッズはきりがないからね。


アニメ版『血界』は人気が高いようですが、同時に賛否両論のようですね。
原作にないオリジナルエピソードが受け入れられるかられないかで、
アニメ版の印象もガラッと変わるのでしょう。
確かに、少々オリジナル要素が出しゃばりすぎているとは感じましたが、
原作との違いを味わえるのも楽しいといえば楽しいかな……
クライマックスの主人公、
あのセリフを二度も言うのはクドいよとは思いましたが。

原作10巻の話が良かっただけに、
それと比べられてしまうのは避けられないことでしょうね。
10巻のエピソードを改めてアニメ化してほしいわー。

アニメそのもののクオリティはかなり高いと思います。
絵もキャストの芝居も音楽も演出も素敵。


ファンブックはどっしり重くて読み応えもなかなか。
原作・アニメ両方でもイマイチ不明だった
キャラクタープロフィールが載っているのが嬉しい。
ザップが24歳というのは原作に記述されていて
妥当な年齢だなと思っていたけど、

クラウスも20代!?

…………この情報は地味に衝撃的でした(笑)。


同梱アニメ『王様のレストランの王様』は
アニメオリジナル設定を盛り込まない原作寄りのシナリオになっていて、
大変楽しい内容でした。
アニメではほとんど崩れなかったスティーブンのツッコミ楽しすぎる。


原作は今後も続いていくようで、嬉しい限り。
ただ、単行本が出るペースがゆっくりのようなので、
やきもきしてしまうのです。

はやくつぎー♪