帝国劇場にて『天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~』を見てきました。
今回は再演のようですが、私には初見の舞台です。


【当日のキャスト】
デロリス 森公美子
エディ 石井一孝
修道院長 鳳蘭
オハラ神父 今井清隆
カーティス 石川禅


以下の文章、ちょっとネタバレがありますので、ご注意下さい。


同名映画の舞台化作品。
ドタバタコメディ的ミュージカルで、
あらゆる世代が楽しめそうな作品に仕上がっていました。
アンサンブルも含めて非常に女性率の高い舞台でしたね。

音楽は「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(ミュージカル版)」や、
「美女と野獣」「アラジン」などディズニー映画の音楽を手掛けるアラン・メンケン。
ピューロランドの楽曲を手掛けている八幡茂氏が音楽監督を担当しており、
冒頭の音楽が始まった途端、私は「あっピューロの空気と似ている!」と感じました。
みんなで一緒に楽しむエンターテインメントという感じ。

コメディだから無茶な展開もスルーできると見越してなのでしょう、
マフィア達の行動にはツッコミどころ多数。
殺人の目撃者を消すために修道院へ乗り込んで堂々と暴力沙汰、
新たな犯罪の目撃者を10倍以上に増やすとかオチャメですよね。
ラスト、マフィア達が囚人服の天使になっているのはブラックだと思いました(笑)。
作中に出てきたチーズステーキなる食べ物がなんだかわからなくて、
帰宅してから検索。あれはうまそうだった……

どのキャストもしっかり歌える人で、安心して観ていられる舞台。
しかし、せっかくいるのに今井さんのソロがないのは勿体ない。
森公美子さんのボリュームがすごくて、客席が大いに沸いていましたね。
シスター・メアリーを演じていた宮澤エマさんが特に光っていて、
彼女の他の作品も観たくなりました。
彼女なら「ミス・サイゴン」のキムとか似合いそうだ。

公演後は客席を交えてのダンスタイム。
入場時に渡された光るブレスレット(サイリウム)をつけての参戦です。
ああ、このノリもピューロだわ~、なつかしいわ~♪(←以前、通っていた)


そんなこんなで、3時間ほどの楽しいひとときでした。


↓チラシとブレスレットなど。記念になるので
チケット半券とチラシはできる限り保存しています。
パンフレットはかさばって置き場がないので、最近あまり買ってません。