3/29
記事の一番下に最終回について追記
◆アニメ『おそ松さん』が3月いっぱいで終了します
残念な気持ちも、二期を願う気持ちもありますが、
ハマった当初の勢いもだいぶ落ち着き、
2クール目後半以降は、繰り返し見る回数もだんだん減ってきて、
適度に楽しみつつも、わりと淡泊に楽しんでいました。
良く言えば「慣れてきた」
悪く言えば「飽きてきた」
という感じなのかな。
こんなに爆発的な人気を得てしまった作品だし、
最終回は当たり障りのないエピソードで、
無難に終わらせるものだろうなとたかをくくっていたのですが、
最終回ひとつ手前で、視聴者騒然の展開が待ち受けていようとは、
思いもよらない出来事でした。
注・以下の文章には24話のネタバレがありますので、
未視聴の方はご注意ください。
◆24話の衝撃
Aパートで、いつものハチャメチャなノリをガツンとやって、
六つ子白骨化エンドを経てからのBパートは、いきなり深刻なエピソード。
今までクズニートとしてずっと一緒にバカをやってきた兄弟が、
長兄とこじれたまま、敢えなく切なく別れ別れに。
このエピソードは収束するの?
何事もなかったようにリセット?
やっぱりギャグでお茶を濁すの?
まさかの夢落ちとか来ないよね?
ええい、最早どんな最終回予想もしっくりこないわ!
わかっていて敢えてやっているのだろうけれど、
最終話でどんな展開になっても、どんなオチがきても、
賛否両論になるのは避けられないでしょうね。
いやぁ、すごいなこれ。
ハードルを自ら最上段まであげちゃったよ。
無難な道を選ばなかった制作陣の姿勢が、
なんというか……すがすがしいです。
「つづく」の文字が出てから、胸のざわざわがおさまらず、
早く続きが見たくてたまらなくなりました。
待っている一週間が長いよもう。
アニメージュ4月号のプロデューサーインタビューにて、
最終回のシナリオ決定稿があがったのが1月末という話から始まって、
「相当に良い感じの最終回になりましたけどね(笑)」
という記述があったので、期待していいんですよね♪
語尾の(笑)が気になるけどさ(笑)。
◆まさかの最終回直前シリアス
そういえば「恋する十四松」でも思ったけれど、
『おそ松さん』はシリアスの見せ方も秀逸なのでした。
シナリオも演出も、芝居も音楽も総合的に、ですね。
家族がチョロ松の就職・独り立ちを祝うなか、
なんだか一人こじれちゃってイラついている感じの長兄おそ松。
チョロ松のことは頑なにガン無視、歪む口元もなんか怖い。
賑やかな雰囲気の中に漂う、MK5的なピリピリ感。
さてどんなキレ方をするのかな……思ったら、
十四松の行動に対して逆上し、冗談抜きのマジ蹴り。
あっこれコメディじゃなくてガチなやつだ。
直前までのほのぼのしたゆるい空気が緊張感溢れるものへと一変、
見ているっちは、ここで思わずヘンな声出ました(笑)。
この鮮烈な切り替えが、とにかくお見事です。
どうみても八つ当たりな十四松への攻撃。
一番ダメな方向へ怒りを爆発させたおそ松に対して即座に鉄拳制裁、
長兄が取り返しのつかない行為をする前に
有無を言わさず外へ連れ出すという、鮮やかな対処に出る次男カラ松。
ここでも瞠目。
ていうか、こんなに大人な対応できたんだカラ松!
迷いのない殴打は怒りの矛先を自分へと向けるためにも見えたし、
外への連れ出しは、家族と、長兄を守るためでもありますよね。
理不尽な家庭内暴力に、しっかり対処できる存在は頼もしい。
身内が悪い事をしたらきちんと殴ってやれる家族は貴重です。
くっ、友達に「おそ松さんにカッコイイ要素皆無だから!」とか
言ってしまったばかりなのに、
カラ松がかっこいい、と思ってしまうなんて不覚だよ(笑)。
……しかし、おそ松の気持ちも判らなくはないというか。
理性では判っていても、どうしても笑顔になれない、
祝辞も言えない、とか……醜くこじれた状態は、
経験ある人も多いのではないでしょうか。
けれど大人ならそんないじけた感情は押し隠して、
笑顔を浮かべて祝わなければならないものなのです。
人生って時折しんどいよねー。
家を出てゆく兄弟を見送りもせず無視し続け、
誰とも和解しないまま一人実家に残った長兄。
今までずーっと一緒だった兄弟が、
こんなに後味の悪い別離をするなんて、
心に刺さった棘がチクチクするような気分。
それぞれの道を歩き始めた兄弟たちも、
当然ながら順風満帆とはいかない様子。
トド松はあのままで大丈夫?
一松は宿無しのままどうするの?
十四松の怪我は一体どうしたのよ?
このあとどうなるのか、気にならないわけがない!
あーこの甘酸っぱい感じ、
3B(3年B組金八先生)のドラマを見ていたときに、
何度か味わった気分になんとなく似ているんだ。
昭和のドラマっぽいノリね。青臭くも愛おしいようなやつ。
ううう、なんかこーじわじわくるわ。
でも視聴者の予想を、こんな感想ごと、
たぶんあっさりとひっくり返してしまうのが、
何が起こるかわからない『おそ松さん』という作品。
どんな終わり方でも、それもまた一興というやつですよね。
最終回は、おそ松のかっこいい姿を見たいなと期待しつつ。
◆蛇足
前回のブログ記事から更に雑誌が増えたよ記念写真。
さすがにもう打ち止め……と思っていたのに、
24話で「うわあぁぁ」と盛り返したので、また新たに買っちゃいそうだ(笑)。
こうなったら適度に踊り狂おうか。
3/29追記↓
◆最終回視聴しました♪
やっぱりひっくり返された(笑)。
でも『おそ松さん』って……やっぱりすごいな!
あれだけやってくれたら、もう満足。
感想は色々書いても興醒めだし、最後はこの一言で。
いやー、楽しかった。
たっぷり堪能させていただきました。ごちそうさまでした!
いつかまた続編があるといいな。
記事の一番下に最終回について追記
◆アニメ『おそ松さん』が3月いっぱいで終了します
残念な気持ちも、二期を願う気持ちもありますが、
ハマった当初の勢いもだいぶ落ち着き、
2クール目後半以降は、繰り返し見る回数もだんだん減ってきて、
適度に楽しみつつも、わりと淡泊に楽しんでいました。
良く言えば「慣れてきた」
悪く言えば「飽きてきた」
という感じなのかな。
こんなに爆発的な人気を得てしまった作品だし、
最終回は当たり障りのないエピソードで、
無難に終わらせるものだろうなとたかをくくっていたのですが、
最終回ひとつ手前で、視聴者騒然の展開が待ち受けていようとは、
思いもよらない出来事でした。
注・以下の文章には24話のネタバレがありますので、
未視聴の方はご注意ください。
◆24話の衝撃
Aパートで、いつものハチャメチャなノリをガツンとやって、
六つ子白骨化エンドを経てからのBパートは、いきなり深刻なエピソード。
今までクズニートとしてずっと一緒にバカをやってきた兄弟が、
長兄とこじれたまま、敢えなく切なく別れ別れに。
このエピソードは収束するの?
何事もなかったようにリセット?
やっぱりギャグでお茶を濁すの?
まさかの夢落ちとか来ないよね?
ええい、最早どんな最終回予想もしっくりこないわ!
わかっていて敢えてやっているのだろうけれど、
最終話でどんな展開になっても、どんなオチがきても、
賛否両論になるのは避けられないでしょうね。
いやぁ、すごいなこれ。
ハードルを自ら最上段まであげちゃったよ。
無難な道を選ばなかった制作陣の姿勢が、
なんというか……すがすがしいです。
「つづく」の文字が出てから、胸のざわざわがおさまらず、
早く続きが見たくてたまらなくなりました。
待っている一週間が長いよもう。
アニメージュ4月号のプロデューサーインタビューにて、
最終回のシナリオ決定稿があがったのが1月末という話から始まって、
「相当に良い感じの最終回になりましたけどね(笑)」
という記述があったので、期待していいんですよね♪
語尾の(笑)が気になるけどさ(笑)。
◆まさかの最終回直前シリアス
そういえば「恋する十四松」でも思ったけれど、
『おそ松さん』はシリアスの見せ方も秀逸なのでした。
シナリオも演出も、芝居も音楽も総合的に、ですね。
家族がチョロ松の就職・独り立ちを祝うなか、
なんだか一人こじれちゃってイラついている感じの長兄おそ松。
チョロ松のことは頑なにガン無視、歪む口元もなんか怖い。
賑やかな雰囲気の中に漂う、MK5的なピリピリ感。
さてどんなキレ方をするのかな……思ったら、
十四松の行動に対して逆上し、冗談抜きのマジ蹴り。
あっこれコメディじゃなくてガチなやつだ。
直前までのほのぼのしたゆるい空気が緊張感溢れるものへと一変、
見ているっちは、ここで思わずヘンな声出ました(笑)。
この鮮烈な切り替えが、とにかくお見事です。
どうみても八つ当たりな十四松への攻撃。
一番ダメな方向へ怒りを爆発させたおそ松に対して即座に鉄拳制裁、
長兄が取り返しのつかない行為をする前に
有無を言わさず外へ連れ出すという、鮮やかな対処に出る次男カラ松。
ここでも瞠目。
ていうか、こんなに大人な対応できたんだカラ松!
迷いのない殴打は怒りの矛先を自分へと向けるためにも見えたし、
外への連れ出しは、家族と、長兄を守るためでもありますよね。
理不尽な家庭内暴力に、しっかり対処できる存在は頼もしい。
身内が悪い事をしたらきちんと殴ってやれる家族は貴重です。
くっ、友達に「おそ松さんにカッコイイ要素皆無だから!」とか
言ってしまったばかりなのに、
カラ松がかっこいい、と思ってしまうなんて不覚だよ(笑)。
……しかし、おそ松の気持ちも判らなくはないというか。
理性では判っていても、どうしても笑顔になれない、
祝辞も言えない、とか……醜くこじれた状態は、
経験ある人も多いのではないでしょうか。
けれど大人ならそんないじけた感情は押し隠して、
笑顔を浮かべて祝わなければならないものなのです。
人生って時折しんどいよねー。
家を出てゆく兄弟を見送りもせず無視し続け、
誰とも和解しないまま一人実家に残った長兄。
今までずーっと一緒だった兄弟が、
こんなに後味の悪い別離をするなんて、
心に刺さった棘がチクチクするような気分。
それぞれの道を歩き始めた兄弟たちも、
当然ながら順風満帆とはいかない様子。
トド松はあのままで大丈夫?
一松は宿無しのままどうするの?
十四松の怪我は一体どうしたのよ?
このあとどうなるのか、気にならないわけがない!
あーこの甘酸っぱい感じ、
3B(3年B組金八先生)のドラマを見ていたときに、
何度か味わった気分になんとなく似ているんだ。
昭和のドラマっぽいノリね。青臭くも愛おしいようなやつ。
ううう、なんかこーじわじわくるわ。
でも視聴者の予想を、こんな感想ごと、
たぶんあっさりとひっくり返してしまうのが、
何が起こるかわからない『おそ松さん』という作品。
どんな終わり方でも、それもまた一興というやつですよね。
最終回は、おそ松のかっこいい姿を見たいなと期待しつつ。
◆蛇足
前回のブログ記事から更に雑誌が増えたよ記念写真。
さすがにもう打ち止め……と思っていたのに、
24話で「うわあぁぁ」と盛り返したので、また新たに買っちゃいそうだ(笑)。
こうなったら適度に踊り狂おうか。

3/29追記↓
◆最終回視聴しました♪
やっぱりひっくり返された(笑)。
でも『おそ松さん』って……やっぱりすごいな!
あれだけやってくれたら、もう満足。
感想は色々書いても興醒めだし、最後はこの一言で。
いやー、楽しかった。
たっぷり堪能させていただきました。ごちそうさまでした!
いつかまた続編があるといいな。