久しぶりに再演版『ジキル&ハイド』を観てきました。
今回は東京国際フォーラム・ホールCでの上演。
ジキハイ=日生劇場というイメージが私の中で定着しかかっていて、
間際でチケット券面を見て「おっと違うじゃん」と気づいた次第。
まあ国際フォーラムと帝劇と日生劇場は歩いて行ける距離関係にあるので、
間違えたとしても、時間ギリギリでなければどうとでもなりますね。
【キャスト】
ジキル&ハイド 石丸幹二
ルーシー 濱田めぐみ
エマ 笹本玲奈
ジョン・アターソン 石川禅
サイモン・ストライド 畠中洋
ダンヴァース・カルー卿 今井清隆
以下ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
鹿賀ジキルから石丸ジキルへとバトンタッチしてから、初めての観劇。
前側の良い席だったので、舞台上が色々よく見えました。
俳優の表情もバッチリ! わーい♪
初演時と比べて、細かいところが色々改変されていたような気がします。
今回、ハイド凶行時のギミックが残虐度を増していた感じです。
サベージ伯爵のアレは特に痛そうだったよー。
以前の「何もしないのに死んだ」と
クスッと笑いが起きる流れの方が良かったな。
そしてジキル研究室では、どうしても何かを回転させたいらしいですね。
換気扇なら確かに、謎の歯車よりは回す必然性と説得力がありますけれど、
シリアスなシーンかつ最高に盛り上がるナンバーなのに、
背景がぐるぐる回っているのを見ると、どうしても笑ってしまうんです……
ちょっと気が散るのよね。
スマホのCMじゃあるまいし、なぜ回転させたがるんだ大道具。
私的に回転演出はNG(笑)。
『ジキル&ハイド』はとにかく音楽が素晴らしいのです。
歌唱方面では、濱田ルーシーが良かったな!という感想。
笹本エマとの「その目に」が素晴らしかった。
「嘘の仮面」「事件、事件」みんなで歌うナンバーが特にイイ。
アンサンブルも含めて全体的にしっかり歌えており、
迫力もあり、とても聴きごたえがある舞台でした。
かつてクチオリ(初代ジキル役)版のCDを聴いたとき、
ジキルからハイドへの変貌シーンでゾクッときたことを思い出します。
音声だけであの迫力! すさまじい。
ハッセルホフ(ナイトライダーでマイケル役やった俳優)版の映像を見たときも、
変貌シーンでざわざわした恐怖を感じましたね。
ジキルとハイドの切り替えは、この作品の最大の見せ場だと思うのです。
オペラやミュージカルはとにかく悲劇エンドが多いのですが、
そんななかでもジキハイは、特に酷いラストですよね。
主人公は、もうどうにも救いようがないんだけれど、
生き残った登場人物も遍く不幸になっているという。
噫無常。
それでも、
観終わったあとに、あまり後味が悪くないのが不思議なのです。
今回は東京国際フォーラム・ホールCでの上演。
ジキハイ=日生劇場というイメージが私の中で定着しかかっていて、
間際でチケット券面を見て「おっと違うじゃん」と気づいた次第。
まあ国際フォーラムと帝劇と日生劇場は歩いて行ける距離関係にあるので、
間違えたとしても、時間ギリギリでなければどうとでもなりますね。
【キャスト】
ジキル&ハイド 石丸幹二
ルーシー 濱田めぐみ
エマ 笹本玲奈
ジョン・アターソン 石川禅
サイモン・ストライド 畠中洋
ダンヴァース・カルー卿 今井清隆
以下ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
鹿賀ジキルから石丸ジキルへとバトンタッチしてから、初めての観劇。
前側の良い席だったので、舞台上が色々よく見えました。
俳優の表情もバッチリ! わーい♪
初演時と比べて、細かいところが色々改変されていたような気がします。
今回、ハイド凶行時のギミックが残虐度を増していた感じです。
サベージ伯爵のアレは特に痛そうだったよー。
以前の「何もしないのに死んだ」と
クスッと笑いが起きる流れの方が良かったな。
そしてジキル研究室では、どうしても何かを回転させたいらしいですね。
換気扇なら確かに、謎の歯車よりは回す必然性と説得力がありますけれど、
シリアスなシーンかつ最高に盛り上がるナンバーなのに、
背景がぐるぐる回っているのを見ると、どうしても笑ってしまうんです……
ちょっと気が散るのよね。
スマホのCMじゃあるまいし、なぜ回転させたがるんだ大道具。
私的に回転演出はNG(笑)。
『ジキル&ハイド』はとにかく音楽が素晴らしいのです。
歌唱方面では、濱田ルーシーが良かったな!という感想。
笹本エマとの「その目に」が素晴らしかった。
「嘘の仮面」「事件、事件」みんなで歌うナンバーが特にイイ。
アンサンブルも含めて全体的にしっかり歌えており、
迫力もあり、とても聴きごたえがある舞台でした。
かつてクチオリ(初代ジキル役)版のCDを聴いたとき、
ジキルからハイドへの変貌シーンでゾクッときたことを思い出します。
音声だけであの迫力! すさまじい。
ハッセルホフ(ナイトライダーでマイケル役やった俳優)版の映像を見たときも、
変貌シーンでざわざわした恐怖を感じましたね。
ジキルとハイドの切り替えは、この作品の最大の見せ場だと思うのです。
オペラやミュージカルはとにかく悲劇エンドが多いのですが、
そんななかでもジキハイは、特に酷いラストですよね。
主人公は、もうどうにも救いようがないんだけれど、
生き残った登場人物も遍く不幸になっているという。
噫無常。
それでも、
観終わったあとに、あまり後味が悪くないのが不思議なのです。