ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2016
(於・東急シアターオーブ)

新年明けて最初の舞台は、ミュージカルスターによる来日公演!

キャストは、

「ロジャース&ハマースタインの『シンデレラ』」の
シンデレラ役を演じたローラ・オズネス

「ノートルダム・ド・パリ」で1000回以上もカジモド役をつとめた
マット・ローラン

ブロードウェイ「ウィキッド」にエルファバ役として出演中の
レイチェル・タッカー

4か国で「レ・ミゼラブル」のバルジャンをつとめた
ロベール・マリアン

「オペラ座の怪人」にてファントム役を2500回以上演じている
ハワード・マクギリン

の、5名。


マットとロベール以外は初来日というメンバー。
私は実は、この方々がどのような俳優なのか一切知りませんでした。
当日は「さて一体どんな歌を聞かせてくれるのか?」
などと期待しつつ劇場へ。


楽曲は、有名ミュージカルのスタンダードナンバー中心。
奇をてらわず、マニアックに走らず、
誰でも親しみやすい、耳に心地よい選曲だったと思います。
全25曲+α。

全員による「シーズンズ・オブ・ラブ(RENT)」で歌唱開幕。
おっとこの始まり方は、年末のMUSICAL BOXと同じだ♪

南太平洋、キャバレー、オズの魔法使い等、
聞き覚えのあるナンバーを鮮やかに歌い上げてゆくキャストの、
その確かな歌唱力に安心感を覚えました。

軽快な語り口の司会によって舞台が進行。
トークはどうするのかな、と思っていたら
ちゃんと通訳がいました。
出演者達は、けっこうノリノリで色々しゃべっていましたね。

どの歌も素晴らしかったのですが、第二幕の後半、
それぞれの持ち歌のステージが、もう絶品!
まさにクライマックスといった印象でした。

歌がはじまった途端、舞台の世界にグイッと引き込まれて。
その役をものにしている。
なんという表現力か。
マイク持って歌っているのが惜しいくらい、
このまま最後までその役を演じて欲しかったほどです。
特にロベールの「バルジャンの独白」は良かったぁ。
考えてみれば、レミゼはかなりの回数リピートしているし、
音楽CDやDVDも複数所持して繰り返し聴いていましたが、
海外俳優によるバルジャンの歌を「生」で聴くのは初!
いやもう……ありきたりな感想しか言えませんが
「すごい」の一言で。
ロベールのバルジャン、舞台で観たいと心の底から思いました。

ああ、「レ・ミゼラブル」来日公演してくれないかな。


最後は、入場時に観客へ配布されていたサイリウムで
観客席を色とりどりに光らせ、
ライブコンサートのような盛り上がりのままアンコールに突入。
いやー、本当に楽しい二時間弱でした!

このミュージカルコンサートは、今後も予定があるらしいので
期待しています。

楽しい舞台をありがとうございました。