麺屋おざわの生姜付き味噌ラーメン(北海道札幌市)
歌舞伎や落語の世界では『型』を守ることが大切だそうだ。
師匠から型をしっかりと叩き込まれた弟子の中から天才、つまり『型破り』な人間が生まれる。
先人を侮り精進せず、型を己のものにしていない者がどんなに天才ぶってもそれはただの『型無し』となる。
札幌で味噌ラーメンを手繰る。
会社から歩いてすぐの場所に、あの名店麺屋彩未で修行した方が店を開いたと聞いた。
ハタハタと風に揺れる暖簾は彩未から贈られたもののようだ。
まさに暖簾分けだな。
生姜付き味噌ラーメンを注文。
黒いマー油をスープに溶かしながらレンゲで一口啜る。
うまい。
外気の寒さに凍てついていた喉から食道に旨味と熱がジュワッと染み入る。
手繰った麺の黄色がスープの表面に張っていた脂をまといキラキラと輝く。
炙られたチューシューの香ばしさ、刻まれた白菜の芯の甘みに癒される。
彩未の型を踏襲した美味いラーメン。
きっとこれから型を破り、ラーメンファンを喜ばせる一杯に仕上がっていくのだろう。
ごちそうさまでした。
サンキュー。。。
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