さむえの鶏のパリパリ揚げ(北海道根室市)
1980年にポリドールから発売された『根室本線』というシングルレコードがある。
https://youtu.be/_62za0lZE-o
りん・じろうという作詞家のデビュー作。
当時りん・じろうは35歳。
彼の息子はその時8歳だった。
歌詞の内容は夢に敗れ、恋に傷ついた青年が逃げるように根室に向うっていうTHE歌謡曲。
8歳の少年には歌詞の内容はさっぱり分からなかった。
が、繰り返される
『根室の街の居酒屋で、俺の青春行き止まり』
というフレーズだけは脳裏に完璧に焼き付いた。
いつか根室の居酒屋に行きたい。
そう思った8歳の少年は、今10歳になったセガレと一緒に根室の街に立っている。
20時前に根室駅に到着。
駅前で『根室の街の居酒屋』を探そうと思ったがやめた。
あまりにも真っ暗で逆に感動した。
根室駅から少し離れた場所に居酒屋を発見。
さむえ。
カウンターに親子で座り、瓶ビールとオレンジジュースを注文。
北海道最後の夜に乾杯。
鶏好きなセガレが選んだパリパリ揚げを齧りながらビールをいただく。
刺身も串焼きも絶品。
37年来の夢が叶った。
でもその矢先、新しい夢ができた。
10年後、セガレとまたこの店のカウンターで瓶ビールを飲みたい。
根室の街の居酒屋で青春真っ只中のセガレと二人で。
最初で最後の父子旅は10年後のその日まで続きます。
ごちそうさまでした。
サンキュー。。。




