利久の牛たん【極】(宮城県仙台市)


仙台の人は牛たんをほとんど食べないそうだ。(たまたま私の知り合い達だけだったらごめんなさい)


ほんとかよ!?、勿体ない!


と、思うけど私も東京育ちなのに雷おこしも、どぜう鍋も、東京バナナも食べたことがない。


東京タワーも人生で1回しか登っていない。


近すぎて遠い。


仙台人にとって牛たんはきっとそういうものなのだろう。


牛たんはどこででも喰らえる。


現に美味い焼肉屋は全国に五万と有り、牛たんもペラペラじゃなく、冷凍じゃなく、ビーチサンダルくらい分厚くてジューシーな逸品を出してくれる店も多い。


なので。


わざわざ仙台じゃなくてもと思っていた。


利久の牛たん【極】を齧るまでは。


一昔前、輸入牛の規制がかかり、バタバタと牛たん店が倒れる中、生き残った数少ない老舗。


牛たんのメニューが二種類、ノーマルと【極】。


とにかく【極】を喰らって欲しい。


確かに良い値段、うな重の手前、うな丼くらいはする。


支払う金額がある程度上がると、人はそこに美味い以上の感動を求める。 


任せて欲しい、必ず感動できるから。


牛たん【極】を何度か喰らい気付いたことがある。


焼肉屋さんでこれ以上の牛たんが出ないかというとそんなことはない。


ではなぜ【極】は感動するほどに美味いのか?



それは麦飯、テールスープ、そして付け合わせの青唐の辛味噌。


牛たんの脇を固めるこの名優たちがいるから、美味さを極めることができたのだと確信している。


牛たんにちょこっと辛味噌を乗せ一口齧る。


爽快な辛味と味噌のコク、そしてムギュッとした歯応えが気持ちいい。


五月雨式に麦飯を口に放り込み、良く噛み、舌で撹拌、そこへとどめのテールスープを流し込む。


口の中、食道にかけて唯一無二の旨味ワールドが完成する。


仙台の知人におみやげで東京バナナを持参。


大好き過ぎて月一以上のペースで誰かしらからおみやげで貰ってるとのこと。


私も月一で牛たん【極】を喰らいたいもんだ。


最近東京や横浜にもフランチャイズ店舗がある利久。


でも仙台の味とは同じだけど全く違う。


遠くて近い牛たん【極】、仙台の人が心底羨ましい。


ごちそうさまでした。




















サンキュー。。。


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