麺やほり野の親子丼(福岡県筑紫郡)


これからお通夜に行く。


橋本から京王線にガタゴト揺られて幡ヶ谷まで。


友人のお父さんであり、高校の大先輩、そして一時期所属していた草野球チームの監督さん。


なのでその友人宅に遊びに行くと他の友人のお父さんとは違う待遇を受けた。


良い意味で雑、そして飾らず、厳しく、少し鬱陶しく。


いい歳になっても会えばいつも『お前はしょうがねぇなぁ』なんていじられた。


優しい人だった。


私の大好きなイケてるおじさんてのは決まって不器用だ。


ひとしきりいじられた後に必ず腹空いてないか?飯食ってけよ、と出前を取ってくれた。


何度もご馳走になったあの千歳船橋にある蕎麦屋の親子丼の味が忘れられない。


他の店で親子丼をいただく時、必ずあの親子丼を思い出す。



それは福岡の麺やほり野でも。


福岡はうどんがうまい。



讃岐のようなコシはないけど、まったりとムチっとした食感がそれはそれで良い。



そのうどんと親子丼のセットをいただく。


でも私にとってのメインは親子丼だ。


親子丼てのは出汁が効いた卵と、その火の入り方が肝心。


ほり野の親子丼はそれがゆる過ぎず、硬過ぎず絶妙。


うまい。


鶏肉もジューシーでなお良い。


生意気言ってないで黙って喰えよ!って声が聞こえて来そうだ。


おじさん、福岡でも美味しい親子丼いただきました。


ごちそうさまでした。
















 

合掌。