その昔。
味噌をお湯で溶けば味噌汁が出来ると思ってました。
確か小学生の頃。
母の見様見真似で豆腐とわかめを刻んで、味噌が溶けたお湯にそれらをぶっ込んで初めて作った味噌汁。
見た目はそれらしくなったけど、トラウマになるほどあまりにも悲劇的な味が今だに脳裏に焼きついている。
どんなに美味い具材を揃えても、出汁が無ければ台無しになる。
逆に出汁が効いていれば、具材の旨味を120%まで引き出すことができる。
「旨味が出た汁」じゃなく、「引き出す汁」で「出汁」って言うんじゃないか、実は。
そんな出汁パワーをまざまざと見せつけられた。
先週、長野県にて。
雪が降った長野。
今年は一月から雪がよく降る。
この分だと二月、三月は…
昨年の悪夢が蘇る…
月曜日。
雪が舞う松本で激ウマ料理に舌鼓を打つ。
金目鯛!
刺身で喰らっても美味いピッキピキな銚子沖で上がった金目鯛をしゃぶしゃぶでいただく。
金色に輝く出汁。
金目鯛のアラで丁寧にとった出汁は、そのまま少し塩を振って飲んでも最高でした。
あぁ、この出汁に肩まで浸かりたい(´∀`)
一瞬泳がしたピンク色の切り身をぽん酢でいただく。
超絶ウマ( ̄▽+ ̄*)
なんかいい表現を探すけど出てこないや。
チョコのシフォンケーキをチョコでコーティングしたような…
否。
そんなシツコイ感じじゃないんだよなぁ…
彦摩呂、石ちゃんの凄さを実感(笑)
そしてこのぽん酢がまた凄かった。
何でもわざわざ高知から取り寄せたそうです。
酢じゃなく、柑橘系フルーツの爽やかな酸味に癒されます。
ひとしきりしゃぶしゃぶしたら次に白菜メインで信州高原野菜を楽しむ。
金目鯛の出汁は野菜の甘味をも全開で引き出します。
いくらでも喰らえそうな…、ある意味恐怖を体験(笑)
〆はやっぱりこちら。
お雑炊。
これヤバかった♪(´ε` )
この場合のヤバいはもちろんいい意味で。
茶碗によそって、例のぽん酢をちょろっと回しかけていただく。
ただでさえ美味い出汁に、金目鯛の身と高原野菜の旨味が溶け出してるわけで。
卵の黄色と三つ葉の緑が上品な見た目を。
旨味が気化して素晴らしい匂い。
くつくつと出汁と白米の間に空気が混ざる音。
口元に近づけた時に感じる寒さを忘れさせる熱さ。
そして。
この雑炊のために金目鯛と野菜で今まで出汁を取ったんだなぁ、とまで思わせる味。
このプラチナ出汁で作るお雑炊、五感フル回転で味わった。
ごちそうさんでした。
ずいぶん前からそう思ってますが。
ボクはこんな出汁のような人間になりたい。
個性豊かな人間が多い我が社の仲間たちを調和させ、120%の力を引き出す出汁になりたい。
120%の力が溶け出した出汁も一緒にレベルアップ、褒められるなんてアマッチュア、関わる人々を感動させることができるような鍋のようなチームに。
やっぱり美味いもんはスゴイ。
人生の方程式はいつも美味いもんからいただく。
大感謝。
サンキュー。。。




