「今年も、ちょっと悲しい消費月間がやってまいりました」
おうちランチを前に、家族に宣言をする。
「アルファ米を食べなければなりません」
sei-sei家、備蓄食品の入れ替え月間なのである。一気に全部入れ替えるのは大変すぎるので、３分の１ずつ、入れ替えることにしている。
今回消費しなければならないのは、アルファ米３食×４人分で、１２食分だ。
アルファ米は美味しくない。いざと云うときには役に立つが、普段食べるには、それなりに覚悟が必要である。
いつも、防災食パーティーをしたり、「ぶんぶん丸に教えましょう会」をしたり、あれこれ実験してみたり、知恵を絞って消費する。
今回は……。
「とりあえず、今日のオムライスの中のケチャップご飯の半分がアルファ米です。普通のご飯と混ぜて、炒めてみました。わかるかな？」
みな、神妙な顔でスプーンを口に運ぶ。
「わかんないね」
「固まってると、あの独特な感じがしちゃうけど」
お～～っ、合格ラインらしい。
次回は、「お茶」や「野菜ジュース」で戻してみようかと思案中。
「わかめごはん」は水分の量を増やして、梅干しも入れておかゆとか？