今日は夫NGの用事に引っついて豊橋市まで行き、帰りに『道の駅 藤川宿』で、ランチをした。
この道の駅が面白い。
軽食コーナーの一面が全面ガラス張りになっており、名鉄本線が好く見える。目の前を走り抜けていくのだ。
そしてメニューの多くに、むらさき麦なるものが使われていた。このむらさき麦、大麦の一種らしい。本来は観賞用とか、染料用とかで、「食用」ではなかったとか。
sei-seiは、むらさき麦で作ったきしめんを食べた。きしめんと云うより見た目は、平麺の太い蕎麦? 味は、硬めのきしめん??
そして子どもたちへのお土産を。
牛乳大好き・ぶんぶん丸のために、「のんほい牛乳」。
味噌汁大好き・美猫姫のために、「手作り生みそ」。
練り物が大好きなふたりのために、ヤマサのちくわ各種。これは夕食にした。
そして、すごすぎる見た目のインパクトに惚れ、「たま麩」。麩屋藤(ふやとう)という地元の会社の製品らしい。
「玉ねぎみたいだな」
「麩」だと知っている夫NGが云った。
「これは何ですか?」
ぶんぶん丸が云った。
「なんじゃこれ??」
美猫姫が云った。
sei-seiは、巨大なたまごボーロみたいだと思っている。
直径10cmほどの丸くて白い物体だ。
「おすましに入れるのが一般的な食べ方らしいよ」
「この麩に対して、『一般的』という表現は似つかわしくない気がする」
そんなことを云いながら、美猫姫、麩を顔に当てる。
「わたしの顔は、3つもあれば隠れるね」
そして云った。sei-seiも内心危惧していたのだが……。
「大きすぎて、ぶんぶん丸のお椀には入らないよ」
美猫姫の台詞に、ぶんぶん丸が困ったような表情をした。ぶんぶん丸のお椀は、直径が小さく背が高い筒型なのだ。自分で選んだお気に入りだ。
「ぶんぶんだけ、麩なしだね!」
いじめっ子・美猫姫が麩から顔だし。
「大丈夫だよ。丼で作ってあげる」
最早「おすまし」なんて品の好い料理ではない。
しかし話題性は抜群。我が家の土産には打ってつけだ。