このあたりの端午の節句の食べ物と云えば、「ちまき」「柏餅」「黄飯(きいはん)」である。
家族みなの意見を聞いてみると、「ちまき」はどちらでもいいが、「柏餅」は食べたいということなので、近所の和菓子屋まで自転車で行ってきた。
白(こしあん)とよもぎ(つぶあん)を購入する。
sei-sei、本当は「こしあんのよもぎ」が好みだ。しかし、世の中、判を押したように、よもぎと云えばつぶあん。一軒だけ、こしあんを入れたよもぎ味の柏餅を作っている店を知っていたのだけれど、今年の2月に、その店が閉店してしまったのだ。
sei-sei、それ以来ぜんぜんやる気が出ない。
「黄飯」を作るために、黒豆もクチナシの実ももち米も用意していたのに、黒豆を炊いておくのを忘れた。
柏餅を買いに行った店でも、「黄飯」を売っていたが、予約しておくか朝一番に出かけなければ、手に入らないそうだ。もうどうでもいいか、とも思ったけれど、帰りにスーパーで出来合いの黒豆の煮物を買ってきて、おこわの上に乗せることにした。
おこわの方は、炊飯器で炊きおこわに。
豆が甘すぎることを除けば、まずまずの出来上がりだ。端午の節句にしか作らないおこわだから、作らなければ作らないで後悔しただろうから、今年はこれで合格ということにしておこう。
来年は、こしあん入りのよもぎの柏餅、自分で作るか???