裏太鼓の力・・・
太鼓の力の裏話を・・・。
あの公演は本当に皆の熱い想いと力の結集だったのは言うまでも無いが、
きっかけは、Kogakusyu翔の吉村君である。
ある日、彼から電話があり、ライブの企画を打ち明けられた・・・。
倭太鼓飛龍も参加する事になり、他のチームの参加も決まってきた。
普段は自力で、様々なフィールドで活躍するチームばかりなので、
それをまとめて行くのは並大抵では無かっただろう・・・。
何か、連絡を受ける度に「大丈夫?」と、尋ねていたが、決まって返って来る言葉は
「大丈夫です! 頑張ります!」と、頼もしい言葉。
本番当日に至るまで、どれだけの悩みや、苦しい決断を一人でしてきたのであろう・・・。
何も手伝えてなかったアタシである。
本番当日も、舞台スタッフに混じり、立ち位置や楽器の確認を的確にこなしていた吉村君。
本当に偉大なのである。
公演が始まり、それぞれのチームの演奏があり、倭太鼓飛龍の出番である。
御客様に喜んで頂くのは勿論であるが、彼の想いを形にしたかった・・・。
演奏が終わり、一部終了・・・下手の袖に帰っていくと満面の笑みの吉村君。
良かった・・・。
そして、いよいよ合同演奏曲「道」
普段は他人の曲を演奏する機会が少ないが、本当に楽しかった。
彼らしい、優しい、力強いメロディーと太鼓を知り尽くしたアンサンブル。
無事に演奏を終え、強烈なアンコール・・・。
AフレーズからBフレーズに入った所で、吉村君と目があった。
最高の笑顔を返してくれた・・・。
彼の想いが、大きな想いが形になった瞬間である。
涙が出そうになった・・・。
追伸・・・合同演奏曲で皆が着た「太鼓の力 限定Tシャツ」・・・フリーサイズである。
アタシ以外は皆さん、ゆったりと良いサイズで御召しになっていたが、
あたしは首周り48センチ、胸周り120センチである・・・。
首の動脈を絞めつけられながら控え室を出たところで吉村君と会う・・・。
パツパツのアタシを見ながら彼は、強烈な苦笑いをしながら、こう言った・・・
「に・に・似合いますね・・・」
大人である。