唐招提寺の匂い
いよいよ音舞台である。今日から大太鼓を搬入するため、唐招提寺に向かった。
私は「人力に勝るものは無い!」と思っている。
1200年前に建てられた唐招提寺・・・圧巻である。最新のハイテクを駆使する訳でも無く建てられた建造物。人の心を全て見透かし、その全てを包み込むような仏像。
そこに舞台は創られる。
普段の景色では見られない人数や、道具類が運び込まれる・・・。いよいよ始動である。
待ち時間の間に深く息を吸い込む・・・地面に手をかざす・・・。
私は、あの場所で演奏する資格が有るのだろうか・・・そう思わずにはいられない程の凄まじいエネルギーを感じる。
1200年前、中国から日本に渡るという事は、今の感覚で言うと恐らく、単独で火星や月に向かう事と同じくらい途方も無い事なのだろう。何度も失敗を重ね、自らの視力を失いながらも信念を貫いた鑑真和上に只々、深い敬意を払うのである・・・。
とはいえ、大きなテーマでは有るが、お客様には最高の時間を楽しんで頂きたいと願っています。
このイベントに関わる全ての皆様、明日からよろしくお願いします。