ミネ歯科医院 歯のこと、口のこと、皆で一緒に勉強しようよ。 -27ページ目

自閉症の子どもの特徴として、始めてのことを理解するのに時間がかかる。ということがあります。


私とも、始めてです。歯科医院も始めてです。




アラチャンが嫌がるのも、わかります。


ゆっくり、ゆっくり、私とアラチャンと、アラチャンのままのチャレンジでした。




ままは言いました。


「今だったら、まだ、いろいろなことが、教えられるの。


体が大きくなって、力も強くなったら、押さえつけていろんなことをしなければ、ならなくなるの。


でも、体が大きくなったら私じゃ、むりでしょう?だから、どんな、努力でもするわ。」


「ここが、歯医者さんだってわかれば、本当に痛くなったときに、ここだったら、行ける。治療ができるかもしれないの。」






まずは、私に慣れることからです。


いっしょに、おもちゃであそんだりしながら、絨毯の上で、歯磨きができるようになってきました。




次にユニットに座ること。にチャレンジ。


コップに、お水を入れて、バキュウムで、吸う遊びをずいぶんしました。ユニットに座らないで立ったままです。




パズルが大好きだった、アラチャンは、ユニットのスイッチは、興味がありました。


椅子を倒したり、もどしたり。そのうち、ユニットに座れるようになったのです。




自分でユニットに座り、スイッチをおして倒すまでが、アラチャンの仕事になりました。


ユニットで、歯ブラシも出来るようになってきたのです。




ここまで、スタンダードに出来るようになるまで、行ったり来たりでしたが、2,3か月かかりました。


私以外に誰かがたとえば、スタッフとかが、視野にはいってくると、うまくいかなかったり、ミラーを入れたとたんに、ユニットからおりてしまったり。


ままにミラーを持って帰ってもらって、お口にいれる練習をしてもらったりしました。




順調に進んでいたのですが。。。。。




このあと、大学病院でつめたものが、とれてしまったのです。


強行して、レントゲンをとって、削って、形をとって、銀歯を入れる治療をしたのです。


ちょうど、来院してから、半年くらいたったころです。






ここから、ユニットにもう一度座るまで、また、時間がかかりました。逆戻りです。


治療が、トラウマになってしまったのです。


失敗でした。




私は、考えました。ここの病院で治療をするのを、やめよう。と


アラチャンにとって、ここが、いやなこと、痛いことをするところでは、私は、アラチャンのお口が見れなくなる。


と思ったからです。




ユニットに座って歯ブラシができるまで、半年以上かかりました。


アラチャンは、3年生になっていました。




4年生になってからは、その次のステップにチャレンジしました。


1.ユニットに座る。


2.ミラーでお口をみる。


3.歯ブラシをする。


4.水で洗って、そうじきで吸う。


5.綿できれいにふく。


6.うがいをする。




ままは、これを、カードに書き、順番をお家で教えてくれました。


自閉症の子は、順番通りであれば、理解できるのだそうです。


写真も撮って帰りました。


歯医者さんに来る時には、練習してきてくれます。




バキュウームチップや、綿球、ピンセット、お口に入るものはすべて持って帰ってもらいました。




途中までしかできないこともありましたが、ままも頑張ってくれたので、なんと、3か月で、できるようになりました


ヘ(゚∀゚*)ノ




そのあと、エンジンの歯面研磨も出来るようになったのです。


アラチャンは、なんでも、味を見ます。


研磨剤は、いつも使っている歯磨き粉にしました。


フッ素の味は、だめなのです。




5年生になると、スタッフが、そばにいても大丈夫になりました。


そして、スタッフが、クリーニングをしても、大丈夫になってきたのです。


スケーラーで、歯石も取ることができました。




6年生になると、超音波スケーラーで、バキュームをしながら歯石をとって、


歯科医院で使う研磨剤で、歯面研磨をしても大丈夫になりました。


ちょっと順番が、かわっても大丈夫です。


アラチャンも、声変わりもして、随分背も高くなってきました。


成長しています。




中学生になった、アラチャンは、思春期にはいってきたようです。


学校が変わったり、学年が変わったりするときには、すこし、歯ブラシができない時期があったようです。


ままは、すこし、ストレスかな?と言っていました。


でも、虫歯には、ならず、フロスも通せるようになりました。




高校生になってから、上の6歳臼歯に小さな虫歯ができてしまいました。


進行止めの薬の味が、嫌で、うまく塗ることが出来ませんでした。




大学病院にお願いしました。


笑気で少しづつ治療ができたのです。


そして、大学病院で、クリーニングも出来たのです。




アラチャンは、月に一回づつ通いました。


電車を2つ乗り換え、石川町からは、15分歩いてです。


ぱぱが一緒の時もありました。


10年間一月も欠かさず、通ってくれました。

ままが、先日「もう、10年になるわ。」


と言ったのを聞いて、ああ、もうそんなになるのか。とあらためて思いました。


「ここに、来てたから、白衣の先生が怖くないの。学校の歯科検診もちゃんとできるのよ。


ほかのところでも、環境がかわっても、お口があけるの。本当に、よかったのよ。」




アラチャンが、頑張ったのは、もちろんですが、ままの頑張りには、頭が下がります。


これからも、アラチャンは、月に一回クリーニングに来るでしょう。




ここに来るのが、楽しいおでかけになるといいと思います。

アラチャンが、横浜の病院に初めてきたのは小学校2年生の時です。


アラチャンのままと、私は、いとこ同士です。


大学病院で、全身麻酔で乳歯の治療を受けたあとでした。


ままに、「虫歯が出来るたびに全身麻酔をして治療するより、虫歯にしないようにしたいんです。


虫歯ができないようにするにはどうしたらいいの?」


と相談を受けたのが、最初のきっかけです。


「とりあえず、連れてきてみて。」


自閉症のこともよくわからないまま、軽い気持ちで言いました。


はじめて、病院に来たアラチャンは、ごくごく普通の男の子でした。


ちょっと、落ち着きがない感じは、ありましたが、


私は、いつものように、ユニットに座らせて、お口の中をみよう!


と思ったのですが、


なかなか、ユニットに近づくことさえ出来ませんでした。


当時、ユニットの横に、ジュウタンが敷いてあって、おもちゃが、おいてありました。


その、隅のところで、うずくまって、動こうとしません。


いくら、声をかけても、だめだったのです。


とりあえず、ジュウタンのところで、お口のなかを、みることにしました。


仕上げ磨きの、要領で、コロンと、横にしてみましたが、すでに、泣きはじめ、


無理やり、お口の中は、見たものの、なにも、見ることは出来ませんでした。


勉強不足でした。


もう一度、勉強しなおして、やり直しです。


自閉症の子供の特性を、理解しなければ、私が、アラチャンのお口を見ることは、できません。


それから、障害児についての勉強をし始めました。


私と、アラチャンの歯科治療へのチャレンジが始まりました。


つづく




矯正治療にも、審美治療の波がきています。


もちろん、いままでも、舌側矯正という、歯の裏側につける矯正治療もありました。


昨日行ってきた、矯正治療は、スプリントを使ったものです。


この、スプリントは、透明ですから、ほとんど、見えないわけです。


アメリカから、3年前に導入されています。


この、スプリント、ここでは、アライナーといいますが、この作り方が超ハイテクでした。


模型と、レントゲンから、コンピューターで解析します。


3Dにして、歯をコンピューター上で、0.25㎜づつ動かしていくのです。


その、0.25㎜歯が動くように、アライナーを、作っていくわけです。


ですから、アライナーの数は、何十個にもなります。


すべてが、大型コンピューターでつくられています。


そのアライナーを、患者さんは、2週間づつ交換しながら、装着するというものです。


もちろん、歯科医師による、定期的なチェックは、かかせません。



このシステムで、一番難しいところは、


私たちは、まず、治療前から、治療後までを、コンピューター上で、シュミレーションするわけですから、


その、過程を、細かくチェックしなければ、ならないということです。


そしてなによりも、患者さんは、20時間から、22時間装着しなければならないということです。


きつくても、痛くても、患者さん自身が、歯を動かす努力をしなければなりません。


ブレスであれば、痛くても、はずすことは出来ませんから、我慢するしかありませんが、


このアライナーは、外すことが、できちゃうわけです。


患者さんの、強い意志がなければ、完成しないのです。


それと、やはり、歯が、コンピューターと同じような動きをしてくれるのか?


という、不安は多少なりともあると思います。


アライナーだけで、治らない場合もありますし、このシステムができないこともあるようです。



ただ、矯正治療中の、カリエスリスクは、非常に低くなると思います。



わたしも、やってみなければ、わかりませんので、やってみようと思います。


そのうち、モニター募集するかもしれません。














歯科衛生士の堀江です。




歯周病の予防や、歯周病の治療で重要なことの一つに、


歯間ブラシが使用できるか?できないか?という問題があります。




通常、歯ブラシは皆さん使用していることと思いますが、


歯間ブラシとなると、???の人も多いのではないかと思います。




歯周病の原因は、磨き残しのプラークが歯石になることでおこってきます。


プラークが残りやすい場所は、歯の表面より、歯と歯の間ですよね。




だったら、歯ブラシより、歯間ブラシに重点を置いて使ってもらえれば、


歯と歯の間のケアができるのではないか?


歯周病に罹患している患者さんの多くは、「歯と歯の間に隙間があいてきた」


「歯茎がやせて隙間が気になる」などの症状を抱えています。




でも、そこに歯間ブラシを通すことを奨めると、


たいてい「もっと隙間が開いてしまうのでは?」と


あえて使用を止めてしまう患者さんも多いのです。




そんなときは、私は無理には奨めません。


ただ、通っていただいている時間に、なるべく歯間ブラシを通してあげて、


そのスッキリ感や、良くなっていく状態を見ていただくようにしています。


不思議ですが、ほとんどの患者さんが、


「今、歯の間に通したの、とっても気持ちいいけど何ですか?」


と、興味を持っていただけます。


そこで、ブラッシング指導に入った患者さんは、


継続して歯間ブラシを使用していただけるようです。




そこで、歯間ブラシの使い方など指導するのですが、


歯間ブラシにはサイズがたくさんあります。


隙間に合わせて、サイズを変えていただくためです。




でも、いきなり、3種類のサイズを使ってくださいって言われても、


ちょっと引いちゃいますよね。


なので、まず最初は、一番細いサイズをお勧めします。


細いものは、大きな隙間にも入るからです。


そして、歯と歯の間にある歯の面を意識してもらって、


手前の歯、奥の歯の面を磨くつもりで歯間ブラシを入れてもらうのです。


とりあえず、1回目は終了。




2回目、「隙間の大きいところは磨けましたか?」


磨き残しがあったり、上手くできないなどの患者さんの言葉から、


「では、ぴったりサイズのものを使ってみてください」って、


太いサイズを使用していただくと、その便利さを実感していただいて、


使ってみようという気になってくれるようです。




そして、一言、「歯ブラシよりも歯間ブラシで磨いてくださいね」と付け加えます。


何故かというと、歯間ブラシが使えるようになった患者さんは、


必ず歯ブラシもしないと気が済まなくなっているから。。。




ぜひ、歯周病かな?って思われるときは、


歯科医院で歯間ブラシの指導を受けてみてくださいね。

オールセラミックのお話は以前にもしていましたね。




ジルコニアが、ここ数年の間に、日本で認可されました。




ジルコニアの、優れている点は、金属を同じような強度をもっているということです。




この、硬いセラミックを、切りだすことができる機械の、開発はすごいです。




いままで、ブリッジを、オールセラミックで作る場合、強度に問題がありました。




それが、できるようになったのです。




そして、1本でも、噛みあわせが、強い方などにも、適応できるようになりました。




細腕じゃない??女歯科医の繁盛記 border=


右上の2番目の歯です。




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技工所によっては、このように、消毒をして、持ってきてくれます。




私たちも、患者さんも、とても気持ちがいいですよね。




コアデンタルラボ横浜さんの、この、システム は、私は、とても気に入っています。




技工所の中も、とても、きれいで、清潔感が、あふれています。


技術が優れているのはもちろんですが。

お口の中にいれるものですから、いくら、口に入れる時に消毒するにしても、




こちらの方が、気持ちがいいですよね。




入ったお口の中は、




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犬歯の一本前の歯です。




その、前に入っているのが、以前から入っていた、メタルボンド(焼き付け陶材冠)です。




やっぱり、透明感が、違うと思いませんか?