ミネ歯科医院 歯のこと、口のこと、皆で一緒に勉強しようよ。 -26ページ目

歯磨きをする時にも、一人一人、癖があります。


毎日のことなので、積もり積もって、磨けていなかったところは、そこだけ、悪くなる時があります。


Sさんもそうでした。



細腕じゃない??女歯科医の繁盛記
お口の中はとてもきれいでした。

歯茎も、ピンク色です。


でも、よーく見てください。下の前歯の3本の歯茎がちょっと腫れています。


アップで見てみましょう。


細腕じゃない??女歯科医の繁盛記
プローブを入れると、この3本だけ4mmのポケットがあり、出血もしてきます。


風をかけると、歯茎の中に歯石が見えました。


アップでみると、明らかに歯肉の形が違うのが分かります。





この、3本の歯のところが、Sさんの歯磨きの盲点です。


右利きの方の場合この部分は、少し歯ブラシを持った手を、顔の左側に持ってこないと


歯ブラシの毛先があたらない場所なのです。



誰にでも、あると思います。歯ブラシの盲点。


もう一度、お口の中のチェックをしてもらってくださいね。



Sさんは、このあと、SRPまで治療します。


また、引き締まった歯肉の状態を見ていただきますね。






夏休みにはいりました。


ミネ歯科医院では、夏休みに子供たちの歯ブラシのキャンペーンをしています。


夏休みの間に、歯磨きを練習してマスターしてほしい。という企画です。


お母さんにも歯磨きがちゃんとできているかどうかのチェックをしてもらわなければなりません。


お母さんも一緒に、磨き残しを見てもらいます。


きれいに、磨けていると思っても、そのままでは、よく見えませんので、赤い歯垢染めだし液を使います。


磨けていないところは、それぞれの子供によっても違いますが、


上と下の一番おくの歯


前歯の裏側


下の奥歯の内側


上の奥歯の ほっぺた側


ということは、ほとんど子どもだけで磨かせると、歯の表面しか磨いていないということになりますよね。


細かい所はチェックして、教えてやらないと、難しいということです。



私は、歯ブラシの持ち方と入れ方を子供たちに教えます。


年長さんくらいからですかね。


どのように動かせばプラークが、とれるか。


どこに、歯ブラシの毛先があたっているか。


お口の感覚で覚えてもらうのです。



それと、いつも、使っている歯ブラシを持って来てもらうこともありますが、


歯ブラシの大きさが、やはり、大きいような気がします。


毛の大きさは、その子の、親指の太さ くらいです。


ミネ歯科医院では、ライオンのDENT EXを使ってもらっています。



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上の2本は乳歯列用です。一番上の柄の長いのもは、お母さんの仕上げ磨きようです。


毛の大きさは、測ったら、1.4㎝でした。


青い歯ブラシと黄色の歯ブラシは、混合歯列用です。


6歳臼歯が出てきたら、少し大きな、歯ブラシに変えてください。


毛の大きさは、青色は1.7㎝でした。


黄色は2.0㎝で、大人用より、ほんのちょっと小さいくらいです。


子供の成長にしたがって、歯ブラシも変えていってくださいね。



毛の弾力を使って、シャカシャカと音がするように磨きましょう。




おうちでは、お母さんが歯医者さんです。


チェックよろしく!!!!!
















「古い入れ歯で、なんでも噛めるんだよ。」

と、Yさんは、おっしゃていました。


Yさんは、上は総入れ歯で、下には、3本歯が残っていました。


古い入れ歯は、とても小さい入れ歯でした。

顎の上に、ちょっと乗っかっている感じです。

歯も削れてしまっていました。



あたらしい入れ歯は、古い、噛める入れ歯に挑戦しなければなりません。



新しい入れ歯が出来てきました。

少し、噛みあわせも高くなっています。

入れ歯の形も少し大きくなりました。


入れた感じは、多少の違和感はあったようです。


いままでの入れ歯とは、高さも大きさも違いますから当然ですよね。

でも痛いところはなく、使ってもらえそうです。


テストフードの薄いおせんべいはパリパリ食べれました。


古い入れ歯と新しい入れ歯の噛む違いを調べてもらうことにしました。


1週間使っていただいての結果は、


新しい入れ歯は、うるめいわしの干物や、たくわん、


かたやきせんべいなどは、前歯でさくっと噛みきれたそうです。


噛みきった写真を持ってきてくれたのですが、


かた焼きせんべいに歯型がついていました。


すごいです。


古い入れ歯は、全部さくっとは、噛みきれなかったとおしゃっていました。


顎を動かして、手で引っ張ればなんとか噛めたそうです。


でも、フランスパンは、新しい入れ歯の前歯でも噛みきれなかったようです。


でも奥歯では、問題なく噛むことができたようです。


フランスパンは、難しいのです。弾力もありますし、硬いです。


このほかに、難しいものには、あたりめ、げそ、などです。


噛むのが難しいとされている、ピーナツは、なんの問題もなく噛めました。



すべての、入れ歯の患者さんが同じように噛める訳ではないのかもしれません。


でも、今よりは、確実に噛める入れ歯を作らなければならないと、思うのです。



次回一週間後は、同じ患者さんYさんが、金属床に変えたときの変化をお話します。






今日初めて、いらした患者さんです。


「私、歯が悪くて。」と、うつむき加減で診療室に入ってこられました。


「そんな方の為に、私たちがいるんですよ。大丈夫です。」と私。


「お友達が、先生に治してもらって、すごく、かわいくなったの。

いい男になったって、言ったのよー。」

「それでも、悩んで、悩んで、やっと来たの。」



とても、悩まれたんだろうと、思いました。

入れ歯が入っていたのですが、曲って入ってしまってます。

たぶん、あまりうまく、噛めなかったと思います。



「とりあえず、入れ歯を、修理しましょうね。

ブカブカしてますからね。少しでも、噛めるようにしましょう。」


本当に、少しでも噛めるようにしたいと思いました。



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噛めないわけではなかったと思います。

でも、噛みあわせのバランスが悪く、お顔も、ゆがんで、みえます。


「1時間ぐらいお時間いただけますか?


きっと、きれいになりますよ。」と私。


「大丈夫です。楽しみです。」



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入れ歯の修理をしました。


噛み合わせを高くして、バランスよく、少し前歯も内側に入れてあります。


患者さんに、鏡で、見ていただきました。


「先生。私は、いままで、母の介護で、遠い実家まで通い、


自分の歯のことなど、考えれなかったの。


歯を悪くしたのは、自分が放っておいたからなんだけど、、、、、、、


本当に、来てよかった。」


と、ポロポロ涙を流しながら、お話してくれました。



「私、これから、前向きに生きれるわ。先生、ありがとう。


これから、本当の新しい入れ歯が入るのがたのしみだわ。」


と、とても、喜んでくださいました。


たぶん、これからの治療は、歯周病の治療や、根の治療、抜かなければならない歯もあります。


冠をかぶせ直したり、仮の入れ歯を作ったり、少し時間がかかるかもしれません。


でも、頑張っていただけそうです。



また、この笑顔をみるために、私も頑張っていきます。











ミネ歯科では、今に至るまで、何十人もの歯科衛生士が、一緒に仕事をし、私たちを支えてくれました。



私は、彼女達に、多くのことを、学びました。



ちょとだけ、お話します。



私も、ずいぶん若かったころの、話です。新人のころですから、何十年も前の話です。


治療している時に、歯科衛生士さんや、歯科助手さんが、バキューウムで水を吸ったりしてくれますよね。



ベテランの衛生士さんに、


「先生、わたしたち、アシストにつくのは、水を吸うだけじゃないんです。


先生は、お口の中しか見てませんが、私たちは、患者さんの全部を見ることができるのです。


ですから、患者さんが、苦しいお顔をしたり、痛そうなお顔をしているのも、手に力が入っているのも見えます。


苦しいですか?と患者さんに声をかけたときは、苦しそうなお顔をしているときです。


その時は、ちょと手をとめてみてください。」



はっとしました。



アシストするときに、スタッフがそういう気持でついていることが、若い私は知らなかったし、分からなかったのです。


私は、口の中を見るだけで精一杯だったのです。


それからは、安心して、診療をすることが、できましたし、少し余裕もうまれました。


「わたしたちは、共に患者さんをみるパートナーです。よりよい治療ができるように協力していきます。」


ベテランの衛生士さんのほうが、いろいろなことを、新人のわたしよりも、知っています。


わたしは、新人のころに、彼女達と出会ったことが、本当に、今のミネ歯科を築いたのだと思っています。


そんな歯科衛生士が後輩を育て、自分の技術も磨いていく。



歯科衛生士は、先生の助手をするだけでは、ありません。


患者さんとともにお口の中の健康を考えるパートナーです。


技術の向上はもちろんですが、患者さんに接することで、人間性の向上も得ていると思っています。



スタッフだけでなく、私もも患者さんに育てていただいていると日々感謝しています。