ミネ歯科医院 歯のこと、口のこと、皆で一緒に勉強しようよ。 -25ページ目

歯と歯茎の境目が削れていませんか?

こんな風に

細腕じゃない??女歯科医の繁盛記

歯ブラシを強く当てすぎ!といわれていたこともありましたが、今は、

噛む力が強い場合に、歯と骨がぶつかって、エナメル質が欠けててしまった状態といわれています。


欠けたところは、4番のようにつるっとしています。

でも、3番のように少し虫歯になったり、

3番の歯茎が腫れているのが分かりますか?そうです、歯石がついているのです。

歯周病を引き起こしたりします。

5番のようにプラスチック(光重合レジン)で、詰めるのが一般的な治療なのですが、なんだか、歯茎の上にかぶっています。

その、詰めたものの中には、やはり、歯石がついていました。


この患者さんは、歯石をとって、虫歯をとって新しくプラスチック(光重合レジン)で詰め直しました。


細腕じゃない??女歯科医の繁盛記
歯と歯茎の境目をきちんと詰めなければ、また歯周病をひきおこします。


けっこう、テクニックが必要です。

弾性の強いプラスチック(光重合レジン)を一層使うとが、取れにくいような、気がします。


きれいになりました。   ちょっと出血して、見にくいですね。(´_`。)








下の奥歯に入っていた冠が古く合わなくなってきていました。

痛くはなかったのですが、物がつまったり、歯茎から出血したりします。

歯周治療後に新しく冠を作り直すことにしました。

冠をはずし、形をとり、新しく出来てきたのが、これです。


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明らかに、歯と歯茎の間に隙間があります。

おそらく、技工士さんが、模型の状態から、冠のふちの設定を間違えたのだと思います。


模型も悪かったのかもしれません。

患者さんには申し訳なかったのですが、もう一度形をとらせていただきました。

「入れた感じはぜんぜん違和感がないわ。」


とおっしゃっていただいたのですが、新しくした冠が、合わないのに入れるわけにはいかないのです。


患者さんは、冠があっているかどうかは、よくわからないところなのです。


私たちがきちんと、チェックしなければなりません。

また、プラークが貯まりやすかったり、出ているところが、虫歯になったりします。

つまり、やり直す前と同じ状態にしてしまうわけですね・・・


再度作り直した冠がこれです。歯茎のラインと冠のラインに隙間がありませんよね。

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形を作る(形成)、

形をとる(印象)

石膏を流し、模型をつくる


技工士さんが作業用に模型をつくる

技工士さんがろうで、冠の形を作る(ワックスアップ)


技工士さんが鋳型をつくる(埋没)


技工士さんが金属を鋳型に流す(鋳造)

技工士さんが研磨する



この過程で、ひとつでもミスがあると、このような失敗がおこるのです。

一つ一つを的確に進めていくことが、適合のよい冠を作るのです。


そのためには、私だけでなく、病院のスタッフ、技工士さんの協力がなければ、できません。


そして、一人ひとりの技術を磨いていくことも大切なことです。


患者さんには、貴重な時間を、こちらの都合でとっていただきました。

それでも、「ちゃんとしたものが入るんだったらいいわよ。」と快く言っていただいたことは、本当に感謝しています。



技術を磨くことと、技工士さんと、コミュニケーションをとることが、大切なことなのです。







ごごにじゅうご   5 5 25

知ってますか?私は知りませんでした。


5分呼吸が止まると死に至る
5日水が飲めないと死に至る。
25日ご飯が食べられないと死に至る。
命の入り口が口であり、そこを見るのが歯科医師なのだ。という話しなのだそうです。



私達は、その大切な口を守る為にいるはずです。

今、医科の分野でも、介護の分野でも、口腔ケアだけでなく、歯科医療が重要視されています。

例えば、

手術前の口腔ケア。気管そうかんもしますからね。

圧倒的に予後がやはり良いそうです。


抗がん剤投与時の口腔ケア。免疫力が下がってしまいますからね。

肺炎などの併発のリスクがすくなくなるようです。

それと、免疫力を高める為には、食事をとることはかかせないことです。


脳梗塞のときの口腔リハビリと、口腔ケア。

早めに、入れ歯を入れた方がいいともいわれています。

口の中は、とても敏感なところです。髪の毛一本でもわかります。

その、感覚を刺激することが、脳のリハビリにつながるといわれています。


介護の現場の口腔ケア。

誤嚥性肺炎をおこさないためには、口腔ケアが、大切なのは周知の事実です。

その他にも、食べる為の、口腔リハビリ。

噛めるための入れ歯が必要とされています。食べるだけではありませんね。飲むためにもです。



その状況のなか、歯科医はなにをしているのでしょうか。

もちろん、この現実をみこして、噛める入れ歯を作れる歯医者を一人でも多くしたいと、

勢力的に全国を回っていらしゃる先生を私は知っています。

全国の、医療機関、そして困っている介護の現場にいって、

看護師や介護士に口腔ケアの方法を教えている先生も知っています。


この先生方の熱意は、「良くなってほしい、食べられるようになってほしい。」

これだけなのです。すごいです。

この先生方の熱意には、私など足元にも及ばないと思っています。


でも、みなさんに、歯の大切さと、口のことをわかってもらうこと。

きちんとした治療の大切さをわかってもらうことはできるかもしれません。


命の入り口なのですから、わたしも、もっともっと頑張らなければなりませんね。



歯と歯の間に物が詰まる原因は、前回説明しました。


その中の、冠の形が悪い時を少しお話します。



先日、初診の患者さんで、「定期的にメインテナンスもしていたのです。歯間ブラシも使っていますし、フロスもちゃんと通しているのですが、なんとなく、ここだけすっきりしないのです。このごろは、歯茎から血も出てきます。」

と言って、来院なさった方がいます。


そこには、被っている銀歯が3本、一番奥には部分的な銀歯が入っていました。



レントゲンをとりました。


骨の吸収は、それほど悪くはありません。ホケットも3mmくらいです。

根にも、問題はなさそうです。

冠の適合は悪くありませんでした。

冠が合っていないところには、プラークが貯まりやすくなりますので、必ず、そこはチェックします。



ただ、

冠の形が不揃いだったのです。

歯と歯の隙間が50ミクロンを超えていたところもありました。



天然歯の場合、歯のふくらみが、あります。

このふくらみは、食物がうまく流れるようにそして、

直接歯茎に食物が当たらないようになっているのです。

歯茎に直接食物が当たってしまうと、歯茎は悲鳴をあげてしまいます。

すごいでしょう?天然歯!



冠を作る時は、この形を再現しなければなりません。

これだけではなく、隣の歯との調和も考えなければなりません。

たとえば、


細腕じゃない??女歯科医の繁盛記
偶角の角度(青い線)これも、同じ角度がよいです。
細腕じゃない??女歯科医の繁盛記
辺縁りゅうせんの高さ(緑の点)、被せるのであれば、同じ高さがベストです。


いろいろなことが、不揃いになってしまうと、物が詰まりやすくなってしまいます。

私たちは、冠をかぶせる時に考えて作らなければなりません。

治そうとしている隣の歯の冠の形が悪かった時には、隣の歯を、作り変えてもらうこともあります。


被せる冠の形が重要だということを、知っておいて下さい。










歯に、食べカスがつまることは、ありませんか?



歯並びが、悪くて。。。ということもあります。


では、なんで、歯並びが悪いと、歯と歯の間に物が詰まるのでしょう。


これは、歯と歯の接触点に関係しているのです。


正常歯列の場合、歯と歯の間は、歯の一番膨らんでいるところ同士が、点または、小さな面で、接触しています。



細腕じゃない??女歯科医の繁盛記

歯の形は、このへんもよーく考えられて出来ているのですから、本当に素晴らしいです。


この接触点がなんらかの、原因で崩れてしまったとき、物が詰まりやすくなるのです。


たとえば、


歯周病などで、歯並びが悪くなってしまった時は、

本来の接触点では、なくなってしまいます。


歯と歯の間の虫歯があれば、そこは、すきまが開いてしまいます。


被せた冠の形が悪ければ、本来の接触点ではなくなることもあります。



この歯と歯の間の距離は、だいたい50ミクロンです。


冠を、入れた時に、「きついですか?」


と聞かれたことはありませんか?


この、きついを感じるところは、歯根膜というところです。


高いというのを、感じるところも、歯根膜です。


歯根膜というのは、歯と骨の間にあるクッションのようなものなのです。


歯根膜はだいたい、20ミクロンほどの厚さです。


50ミクロンは、この、クッションの許容範囲ということなのだと思います。


フロスを通した時、パチンパチンと通る状態が、ベストです。



物が詰まり始めると、虫歯が進行した合図だったり、歯周病が進行した合図だったりします。


放っておかないで下さいね。



歯と歯の間   もう一度   チェックしてみてください。(b^-゜)