ミネ歯科医院 歯のこと、口のこと、皆で一緒に勉強しようよ。 -21ページ目

金属床をいれた、Yさんが、1か月後の検診にいらしゃいました。


「先日、糖尿病の検診に行って来たのですけどね。

内科の先生が首を傾げるんですよ。何か、食事が変わりましたか?食べなくなった物はありますか?って。

おもいあたることって、何にも、ないんですよ。食事も今までとほとんど同じなんです。

なんでも、血糖値がかなり良くなっているのだそうです。

でも、今日、ここに着いた時、あっ。入れ歯が変わった。って思ったんですけど、それって、関係あります?」


なんだか、嬉しくなりました。

検証してみたいと思います。


新しく金属床を入れたことで、

まず、噛みあわせのバランスが良くなったということ。

なんでも、良く噛めるようになったということ。

話しやすくなったこと。

このようなことが、ありました。


噛みあわせのバランスは、自律神経に関係しています。

良く噛めるということは、噛むことによって、唾液がたくさん出ているのだと思います。

お話がしやすくなったということは、いっぱい楽しいお話をしているのかもしれません。


唾液には、抗菌作用がありましたよね。お口の中をきれいに浄化します。そして、加齢の原因となるお口の中の酸化を中和します。

消化酵素である、アミラーゼも含まれていますから、消化吸収をよくし、肝臓への負担軽減にも役立ちます。

そして、唾液ホルモン類がたくさん含まれています。若返りホルモンともいわれています。

そのなかでも、IGF-1:成長ホルモンの一種ですが、これが、インシュリンと同じ働きをします。

これかも、しれませんね。


しっかりとした、エビデンスはありません。

でも、体のバランスが良くなって、良く噛めること、

そして、楽しい、豊かな生活が、体に良いのは間違いないですよね。(o^-')b



本当にうれしい報告でした。≧(´▽`)≦














1歳6か月というと、だいたい乳歯が上下で12本から、16本はえています。

この、12本から、16本の歯から、私たちは、いろいろな情報を得ることができるのです。


お母さんが、仕上げ磨きをしているか?

哺乳ビンをまだ、使っているか?

おかしを、たくさん食べているか?

良く噛んでいるか?

指しゃぶりをしているか?

歯並びはどうなるか?

鼻が悪くないか?

きちんとした生活をしているか?



お母さんが、仕上げ磨きをしている子供でも、

お母さんの仕上げ磨きのくせが、みえてくることがあります。

仕上げ磨きの方法は、テレビでも知っていると思いますが、

お母さんのお膝の上に、子供を寝かせてするのか、普通です。

立ったままですると、下の歯は、磨けますが、上の歯は磨きにくいのです。


かならず、歯が見えるように唇を歯ブラシを持った反対の手の指のはらで、引っ張って磨いてください。

右利きのおかあさんの場合、左は楽に磨けますが、右側は、ちょっと難しいです。

手をクロスして、磨いてください。上の右側の、奥歯のほっぺた側が磨けていない子どもが、多かったですよ。

もう一か所、上の前歯の歯と歯茎の境目は、やさしく歯ブラシを当ててあげないと、痛いので、子供が嫌がります。

哺乳ビンを使っている子供や、指しゃぶりをしている子供の歯茎は、赤くテカテカしています。

口をとじているので、バイ菌のきらいな、空気がはいらないからだと思うのです。

やめれば、なおります。

やめれるまで、歯ブラシは、きちっとしておいて下さい。


鼻の悪い子供の場合は、口で呼吸するため、口が渇くことによって、唾液の流れが悪くなります。

歯茎は、赤く腫れているようなことが多いです。

鼻が悪い子には、少し保湿剤を使ったり、歯ブラシを、まめにしてあげてください。



この時期、虫歯になる子どもはほとんどいません。

虫歯がある子どもは、哺乳瓶でジュースを飲む子供、お菓子をたくさん食べる子、

本当に虫歯がひどい場合には、ネグレクト(育児放棄)ということもあります。


すばらしく、きれいなお子さんもいましたよ。

お母さんの愛情で、豊かな食生活、豊かな生活をきっとしているのだろうと思いました。

子供の成長は、お母さんの愛情にかかっているのですね。(o^-')b














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初診時のレントゲンです。


左上の4番は歯が折れてしまっていました。


この歯は、抜歯をしなければなりません。


この患者さんは、抜歯をしたあとに、インプラントを埋入しました。




左下の7番は、骨の中の根の部分まで虫歯になってしまっていました。


根の先には膿もたまっています。


この歯も抜歯せざるをえません。


7番を抜いた後に、インプラントも考えましたが、左上の8番(親知らず)があります。


下には、親知らずがありませんから、機能をしない歯になっています。


噛みあわせがないので、すこし挺出(出て)しまっています。




この親知らずを、抜いた7番のところに移植をすることに、しました。




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7番を抜くのと、移植は同時に行います。


定着するまで、1~2か月かかります。


この患者さんは、その後冠をかぶせて、5年たった今でも、機能しています。




もう1症例




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右下の6番が、痛くて来院されました。


骨がとけて、膿も貯まっています。


抜歯せざるをえませんでした。


左上の8番(親知らず)があります。


この8番を利用して、移植を行いました。




抜いたところの骨の形と、移植しようとする歯の根の形が同じと言うことはありえません。


それでも、自然治癒力は、すごいです。


健全な歯根膜が残っていれば、骨も再生してきます。




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移植の成功率は100%ではありません。


インプラントほどの予後の確実性もありません。




でも、ワントライする価値は、あると思います。


一度相談してみてくださいね。(o^-')b







月に1日だけ、ミネ歯科医院でのお仕事をさせていただいている歯科衛生士の堀江です。


他の日は何をしているのかと言いますと、実は2頭の愛犬を競技会などに出すために、訓練しています。

先日、訓練士の方と私の訓練の甘さについて議論していた時のことです。

ウチのワン達が、訓練士さんが綱を持つと、シャキッとするのに、

私が持つと若干力を抜くんです。

その違いはどんな態度から来るのか?どんな方法を使っているのか?さっぱりわからない。

ソコを聞きたくて、いろいろ質問する私に、ベテランの訓練士さんが、

「堀江さんが、機械を使って歯を研磨すると経験の浅い方や、助手の方が研磨したのとは、

仕上がりが全然違うと思うんですよ。私たちもプロですから、やっぱり何が違うって、違うものなんですよ」

なんだか、妙に納得。。。


プロって、そういうものですよね。


私が、まだ衛生士として駆け出しのころ、一緒に働いていた助手の人に、

「同じ仕事しててどうして給料が違うの?」とボソッと厭味を言われたことがあったのを思い出しました。

それをミネ先生に愚痴ったら、

「オンリーワンの仕事を見つけなさい」と言われました。

あなたにしかできないこと、あなただから頼めること。


歯科衛生士としての仕事、スケーリングやルートプレーニング、ブラッシング指導の技術を磨いたり、

できることはすべてやってきた気がします。

でも、何よりも他の衛生士さんと違うと自信を持っているのは、歯科医院の新規開業から患者の定着まで、

スタッフの指導、管理ができるということでしょうか。


歯科医院は、とっても狭い職場が多いです。

ほぼ、Dr.と衛生士、助手といった3.4人の職場が多いのではないでしょうか?

患者さんの数によっては、手が余ってしまう時間もあれば、足りない時間もある。

時間配分のバランスの悪さから、いろいろな人間関係の問題も起こりがちです。

余ってしまう時間は、遊ばせない工夫、足りない時間は効率よく動いてもらう。

そんな指示や管理をDr.一人で患者さんを見ながらやっている歯科医院も多いと思います。

そのお手伝いをし、Dr.の負担を少し軽くしてあげることができるような仕事。

わたしは、「オンリーワンの仕事」をここに見出したのでした。


それぞれに、特別な何かがあると思います。

スタッフには、それをのばして行ってほしいですね。


友達から相談を受けました。

「お義母さんの入れ歯の具合が悪いみたいなんです。」

「良く噛めないみたいで。」

「この頃になって、入れ歯がね。ちょっと噛めないから治そうと思うんだっていうんです。」

「いつもはなにを食べているの?」とわたし。

「いままで、お義母さんを誘って一緒に食事に行っても、これは食べたくないとか、これは、好きじゃないとかいうんです。なんか、作って持って行っても「いらない。」と言うし、一緒ご飯を食べても、なんだか、どれも美味しそうに食べないし、お口の周りに、食べカスがついたり、だんだん、誘ったり、一緒にごはんを食べたりしなくなってしまって。。。。。

お義母さんは自分で、作って食べているみたいです。」

「なんにも、噛めない入れ歯なんじゃない?」とわたし。

「本当に入れ歯が合わないと、何にも噛めないよ。

野菜の切り方ひとつでも噛みきれなかったり、噛めるところがなかったら、噛めるところを探して噛むからね。

前歯しか噛めなければ、前歯で噛むから、食べカスも口の周りに付くよね。

美味しいレストランでも、手をかけた料理でも噛めなかったら、行きたくないし、食べたくないよね。

断ったりするのがわがままに聞こえるかもしれないけど、「入れ歯が。。。。」っ言えないでしょう?」

「お義母さんは、どこの歯医者でもうまく合わないと言うんです。何回も何回も作っています。だから、今度は佳子先生に診てもらおうといっているのですが、なかなか、決断できないみたいなんです。」

「あきらめちゃっているのね。私、家まで行くよ。とりあえず会って話を聞いてみるよ。」

「ホント?私も一回、先生に会えばお義母さんも大丈夫だと思っているんです。」

こんな、やり取りがあって、家まで押しかけることにしました。

お義母さんの入れ歯の具合が悪くなってから、家族のコミュニケーションが、悪くなってしまったような、気がしました。

食べたくない。のではなく、食べることができない。ということだったのですから。

絶対に、少しでも噛めるようにして、帰りたいと思いました。

後日、お自宅までお伺いしました。

「お義母様、入れ歯は痛いですか?」

「いつも、安定剤を入れているんです。それでも、しゃべるだけで、入れ歯がぶつかって歯茎が痛いんです。

私の顎が、悪いから。無理なんです。どの、先生も難しいって言います。」

入れ歯を見せていただきました。

とても、小さい入れ歯でした。顎の上にちょこっと乗っているだけです。

というより、小さいので、顎の骨にぶつかってしまっています。

噛みあわせは、前歯しか、当たらなく、前歯で、あたると、落ちてきます。

これでは、かわいそうです。本当に何にも噛めなかったと思います。

「とりあえず、入れ歯を合わせていきますね。」とわたし。

入れ歯を少し大きくして、骨に当たらないようにしました。

お義母様が、「痛くないわ。どんどん入れ歯が合って来てる気がする。今までの先生と違う。今までは、痛いところを削るだけだったの。その時はいいんだけど、すぐにまた痛くなってたの。」

「足していくのも、調整ですからね。」とわたし。

奥歯が、まったく噛んでいませんでしたから、奥歯に噛み合わせをたしました。

「お義母様、奥歯で噛める感じがしますか?」

「久しぶりです。5年くらい前から、入れ歯の調子が悪く、ここ2年は何にも噛めなくなって、柔らかく炊いたごはんと、モロヘイヤと、やわらかくゆでた小松菜ののおひたしでした。モロヘイヤは、つっるとして飲み込みやすいんです。ほとんど、丸のみだったのです。あとは、スープのようなものを作って飲んでました。」

「大変でしたね。胃も悪くなりますよね。」

「だから、胃薬を3種類も飲んでましたよ。」

「入れ歯を治して、お顔もふっくらしましたよ。洗面所で、鏡を見てきてください。」


「病気して、痩せたわね。ってみんなに言われていたの。なんだか、ニコッとした、顔になったわ。」

と、にこにこして、洗面所からもどられました。

「なにか、食べてみますか?おせんべいにします?」

「おせんべいなんか、お客さんの為だけに買っていたの。自分では食べてないわ。

でも、噛める。久しぶり!」

ほんの2か月前にも入れ歯を作っていました。

修理した入れ歯との比較です。


細腕じゃない??女歯科医の繁盛記


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大きさが違うのが分かると思います。大きすぎてもだめなのですが、小さすぎてもだめなのです。

お顔も変わりました。


細腕じゃない??女歯科医の繁盛記

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ふっくらしたでしょ?


なかなか、歯が痛くて、噛めないことを、人に言うことなどできません。

お一人で、悩んでいらしゃたかと思います。


もちろん、新しく入れ歯は作り治すことになると思います。

それまで、少しでも、噛めるようになった、入れ歯を使ってもらいたいのです。


また、ご家族で、美味しいものを、食べにいけるようになるといいと、思っています。(o^-')b