前回お話した、患者さんの模型です。
「ちょっと、噛みあわせがおかしいな?」と思ったのです。

下の5番は、膿が溜まっていて、根にヒビが入っていたので抜歯しました。
下の冠は、私が歯を抜く数日前に別の歯医者さんで取ってもらっていました。
ここは、何か歯をいれないといけません。
インプラントでも、ブリッジでも、入れ歯でもいいのですが、患者さんとご相談して、ブリッジを入れることにしました。
ちょっと、見てください。上の5番が少し下がっています。
抜いたばかりで、こんなに出てくることはありません。
この、状態で、ブリッジを入れると、まっすぐな冠ははいらないのです。
上の5番は神経のある、天然歯です。
4番と6番は、神経を抜いて冠がかぶっていました。
下の4番と6番は神経のある天然歯です。
上の歯を良く見てみます。
凸凹していますが、4番と6番の冠が少し低いような気がします。
5番が出ているというわけではなさそうなのです。
他の歯も注意深く見ていくと、左側の冠も低いところがあります。
前歯はというと、
噛みあわせが全体に低くなって、下の前歯が、うえの前歯を押して、少し歯が出てきてしまっています。
なんで、このような噛みあわせになったのかを考えたのです。
少しずつ、少しづつ、冠を治すたびに、噛みあわせが低くなり、右にずれていったのでしよう。
ブリッジはなるだけ、まっすぐに入れたいのです。
ここの、抜けているところを、インプラントにするにしても、入れ歯にするにしてもです。
歯が凸凹していると、必ず、噛む力の負担のかかり方が違います。
抜いた歯も、悪くなるべくして、悪くなったと思うのです。
今は、噛めるからこのままでいいという先生もいるかもしれません。
でも、前回もお話しましたが、右側の頬の筋肉が発達して、お顔も、少し曲がって見えます。
そして、少し顎も痛くなり始めています。
顎がスムーズに動かなくなってしまうからです。
患者さんとずいぶん相談しました。
患者さんにとっては、いろいろな、負担も多くなります。
でも、納得していただいて、仮歯を入れることにしました。
1週間近く仮歯で、使っていただくと、
「顎が、戻ったような気がするの。前歯も強く当たらないしいい感じになったの。」
とうれしいお言葉。
ほっとしました。
次回から冠を作っていきます。(o^-')b
