構造改革は サッチャーに学べ | テーマ毎に政党を選択できなければ

テーマ毎に政党を選択できなければ

外交政策はA党に同意し、教育政策はB党を支持し、財政再建策はC党に賛同するということは十分ありえます。一括一任という粗い制度ではなく、個別議案毎に自らの政治意思に近い政党を選択できる事はデモクラシ-の基本であり国民の権利です

国民が政治に参加できる制度の一つに請願制度があります。
しかし 国民が署名集めの為に大変なお金と時間を掛けた血涙
の訴えも、現実にはポーズに近い制度に堕しているようです、
議員諸侯にとっては何と言っても献金意思と役人の思惑を無視
することはできないのです。
(役人の思惑とは将来天下るかも知れない業界や企業の利益を
損なうような裁断などはできないというものです)
今後数十万人が死亡するとされるアスベストも、30年ばかり前
にセリコフ博士の門弟2名が「早急な対応」 を環境庁に上申し
ていましたが石綿協会の献金もあって「管理使用なら可」とい
う誤魔化しで企業が擁護されました。「企業に損をさせる訳に
はいかない」 HIVエイズしかり薬害肝炎しかり・・
日本の政治は役人と企業がハンドルを握り、役人に遠慮がある
議員は後部 座席、泣かされるのはトランクの中の国民です。
「議員に自由委任」させられている結果、政治に国民の声が届
かない、投票したら最後、民意は議員の私物となっていかよう
にも変質するのです。政治制度は「自由委任」のみではなく、
国民の常識や正義感が参加する国民投票や並存政治も必要なの
です。
さて、日本学士院会員経済学者小宮隆太郎氏は14/8の日経
で長大な論文を寄せています。結論から言えば「サッチャーに
学ばなければ」です。「過大なのは、公共投資や、第三セクタ
ー天下りなどに象徴される政府周辺の金食い虫、税食い虫、・
・官産複合体のスリム化は殆ど進んでいない、一流企業は本社
を外国に移し、トップクラスの学者や若者が外国に脱出するだ
ろう、日本の政治家は政権に就くことだけに力を注ぎ根本問題
に取り組んでいるように見えない、サッチャー、メージャー、
ブレアの三人が勤めた28年間に日本は15人の首相・・」
まさに借金と自殺率は先進国トップに陥落した日本ですが、今
後選挙があったとしても、「政府周辺の金食い虫、税食い虫、
・・官産複合体のスリム化」を公約の第一に掲げている政党が
あるでしょうか。野党でさえ「体質改善よりも今の痛みに対応
しなければ」が大勢です。それは食事療法をせずに貼り薬で誤
魔化そうとしているように見えてならないのですが・・。債務
はさらに増え危機は現実のものとなり、日本は廃屋化するのか
も知れませんね。