2024.09.18(水) 「鏡の向こうに映る故郷の記憶:文助と母ナミの物語」【4】 | 霊観占 大幸(れいかんうらない だいこう) 

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「あなたの悩みに 救いの手を!」

宇宙の神秘があなたを導きその神秘を解き明かすのが観音様です。
自分の幸せを掴む人生の旅を続けてください。 

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みなさま、おはようございます。北海道苫小牧市『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子です。今日も皆さまと御縁をいただき、心より感謝申し上げます。また、いつもブログを温かくご支援くださり、ありがとうございます。今日も素晴らしい1日の始まりにできたらと思います。

素敵な満月の日をお迎えしていますね。今日は魚座で満ちた月が、私たちの心に深い慈愛と癒しの光を届けてくれています。お昼前には最高潮に達した満月が、やわらかく、優しいエネルギーをもたらし、感情や感覚が繊細に広がることでしょう。旧暦では十六夜の月。少しずつ欠けていく月の姿には、移ろいゆく時の流れを感じます。

夜には牡羊座へと移り、今度は新しい情熱や力強さが私たちの心を鼓舞してくれます。今日のこの満月の瞬間を、どうぞ心ゆくまで感じてくださいね。

 

人は誰もが、何らかの役割や避けて通れない因縁を背負ってこの世に生を受けています。誰一人として、無駄な人生を生きる人などいないのです。ただ、多くの人が、自分が何をすべきか、どのように生きるべきかを知らないまま過ごしているのが現実なのではないでしょうか。わたしは、人生を歩む上での基本的な指針を神から授けられ、占星学を通して自分の人生のテーマを見つけることができました。その導きに辿り着けたのは、私の家系が古くから神とのつながりを持っていたからなのかもしれません。これは宿命ともいえる深い縁を感じています。

運命は、私たちの選択や努力によってある程度変化することができると言われていますが、宿命というものはそう簡単に変えることができません。それは生まれながらにして与えられた道のようなもの。ですが、運命や宿命を知るための窓口が占星術です。その窓を通して自分自身を知り、与えられた道の中で、より快適で幸せな選択をする自由が私たちにはあるのです。

 

 

――昨日の続きから

 

『鏡の向こうの占い師』第2弾: 親の子供時代

 

家族の物語⑥:ナミの運命:歩んだ時代と愛の物語②

 

絡まり合った運命の糸は、ナミの人生に新たな幕を開けました。

 

母を失い、文助の養女として迎えられた彼女は、やがて思いもよらぬ見合い話に翻弄されることとなります。文助は、ナミの将来を案じ、結婚が彼女にとって最良の安定だと信じ、ナミの知らないところで見合い話を進めていました。

突然の知らせにナミは大きな葛藤を抱えました。まだ結婚など考えてもいなかった彼女は、どうしようもない不安と戸惑いに苦しむことになります。ある静かな早朝、町がまだ眠りに包まれている中、ナミは決心し、荷物をまとめて駅へ向かいます。逃げ出すことで自分の未来を取り戻そうとしたのです。しかし、始発を待つ間に、文助が現れ、彼女の逃避行は無理やり幕を閉じられることとなりました。

 

そして、いやいやながらも見合いが行われました。場所は地元で最も大きな旅館。簡素な座敷に和テーブルが置かれた部屋で、文助夫妻が仕切る中、婚礼の準備は急速に進んでいきます。

ナミの見合い相手は、将来私の父親となるべき人物、海道権太郎の長男、渥という男でした。

権太郎(五男)は山形県出身で、夫婦で樺太に渡り、警察官として働いていました。彼の妻は山形県で旅館を営む家の一人娘で、権太郎はその家に婿養子として迎えられました。渥はその長男として樺太で生まれたのです。

戦前、学問に励み警察官を目指していた渥でしたが、卒業後の現実は厳しく、当時の賃金では満足な生活を送ることができませんでした。そのため、高学歴の渥は仕事を求め、炭鉱業が盛んだった北海道へと渡りました。文助と渥が出会ったのは、その頃のことです。高学歴で高収入の渥は、文助にとって、ナミの結婚相手として理想的な存在に見えたのでした。

 

しかし、この結婚には大きな格差が存在しました。渥は名家の出身であり、一方、ナミは貧しい家から努力して這い上がってきた娘でした。その社会的背景の違いは、やがて2人の運命を大きく揺さぶる波となり、渥もナミもその渦に巻き込まれていくのです。

戸籍によれば、渥が27歳、ナミが18歳の時、昭和29年11月26日に入籍しています。そして、私がこの世に生を受けたのは、そのわずか1ヶ月後の昭和29年12月。この間に籍が入っていなかった事実は、私の出生に複雑な影を落とすものでした。将来、神事の道に進むことが運命づけられている私にとって、この事実は、避けられない暗雲のように感じられたのです。

 

果たして、私は本当に渥の子なのだろうか?という疑念が心の奥底で静かに湧き上がります。戸籍という事実が示すものと、自分自身の存在への不安定な思いとの間で、私は何度も葛藤しました。このような運命の中で、私が神と繋がる道を選ぶよう導かれたのかもしれません。


過去の出来事や、家族の歴史を知ることは、時に心の深い部分を揺さぶりますが、それでも、自分自身の存在を信じ、運命の流れに委ねることが、私が生きる上で選んだ道なのです。

 

ただ、この疑問については、私が大人になってから、母ナミに問いただして確認しました。その真実に関しては、いずれまたお話しできる日が来るかと思いますが、今はまだ、その扉を開く時ではありません。

私たちが抱える家族の物語や、運命の複雑な糸は、時に解けないまま心に残り続けるものです。ですが、どんなに絡み合った糸であっても、時間とともに少しずつ解けていくものです。そして、その過程で、自分自身や家族、そして運命を深く理解していくのでしょう。

 

――続きは明日へ。

 

人間は神ではないため、誰しも完全ではありません。それでも、何の指針もなく生きるより、占星術という人生の荒波を乗り越えるための海図(ホロスコープ)が手元にあることで、迷いや不安が少しでも和らぐのは事実でしょう。私もそう信じて生きてきました。

占星術の理論を重んじる一方で、私が感性を大切にしたいと感じるのは、自分自身の方向性を知り、心の奥底にある真実を見つけたかったからです。理論だけでは語りきれない、運命の流れや宿命に潜む意味を感じ取ることが、私にとっての真の探求だからです。

皆さま、いつも温かい応援をありがとうございます。これからも観音様、龍神様の導きに感謝しながら、一歩一歩歩んでいきたいと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。皆様にも御加護が届きますように。

 

愛と感謝を込めて、

 

峰ゆり子

 

 

皆様の今日もお元気でいられることが何よりですが、誰しもが頑張りすぎている私たちです。皆様の今日という1日の一瞬一瞬をゆるりゆるり、サラリサラリとお過ごしができますよう。そして

また心安らかな日となりますよう。合掌。

『魂(こころ)の伝道師  占術鑑定師』
霊観占い大幸 代表 峰 ゆり子

 

 

 

『霊観占い大幸』の門下生↓占い師紹介

 

★東京在住のゲイ占い師↓豫(よ)空潤(あうる)先生

#電話占い「ホンカフェ」に登録させていただきました。「ホンカフェ」は、韓国最大の大手の占いサイト!

 

★福岡県在住の元看護士&ケアマネ↓紫響先生

 

★2023年5月14日デビュー。静岡県在住の現役介護士占い師↓

#ペットリーディングアドバイザーJou Ryuji先生

 

★「桜子さんのブログ」↓占い師さんを目指して勉強中!

 

★2008年2月1日『鏡の向こうの占い師』の本を出版

 

★手作り「魔法使いのオラクルカード2023」↓「魔法の旅路」

を販売いたします。我が家の手作りカードは、すべて「御神籤(おみくじ)」タイプのカードになっております。

手のひらサイズ「縦9センチ横6センチ」3000円

44枚すべて手作りの為、ご注文を受けてからの印刷となります。

 

★手作り「33観音御神籤カード2023」↓「立ち観音」と「座り観音」「両方のミックス」がございます。ご希望の方は3000円でお譲りしています。

とても心が癒される可愛いカードです。

 

★御神籤オラクルカードの主題は『ガイダンス・オブ・ザ・ソウル(魂の導き)』詳しくはこちら↓ご希望の方はお譲りしています。

 

★2022.12.29『占いガール』 ご紹介にあずかりました。

 

★【占いWEB】 -下記の評価をご頂戴いたしました。

【霊観占い 大幸】 峰ゆり子先生 アップ

https://uranaiweb.jp/list/17880.html

★2021年7月15日木曜日大安

占いWEB(https://uranaiweb.jp/

★2021年7月4日日曜日 大安吉日

 『電話占い未来さん』からインタビューの依頼を受けました。

https://denwa-uranai-zero.net/

 

★2020年占いマガジン 『ウラッテ』ご紹介くださいました。
https://uratte.jp/posts/tomakomai-uranai-ataru

 

★2021年05月12日 6月号『雑誌美人百花』にてご紹介を賜りました。

 

★2006年3月29日4月号『anan』雑誌にてご紹介を受けました