2024.02.08(木)　暦と生活のリズム：2月8日の「事始め」

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おはようございます。北海道苫小牧（とまこまい）市、『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子です。今日も御縁を授かり感謝いたします。また、いつもブログをご支援くださいましてありがとうございます。

昨日の朝食↓牛乳ポタージュ

私たちの食生活は朝から始まります。朝食を召し上がらない方もいらっしゃいますが、我が家の朝食は、1日の中でしっかりと食べるようにしています。

昼食はお蕎麦↓

今日の暦には「事始め」と書かれております。2024年の新年を迎え、新しい誓いや目標を立てた方も多いと存じます。その様な時に使う言葉が「事始め」のように思えますが、この「事始め」とは「事の神様」のことを意味しています。

年を司る神様を「年神様」という呼び方をするのですが、この「年神様」を迎える準備をするのが「お正月行事」です。それゆえ、「12月8日」を「事始め」と呼び、「年越しの神事」が「始まる日」とされています。そして、それらのお正月の片付けすべて納めるのが「2月8日（今日）」の「事納め」となります。

※お正月は神様のお祭りです。ちなみに”お盆”は、仏様（亡き死者）のお祭りです。

江戸時代の歴史を遡ると12月13日が大吉日とされた「鬼宿（きしゅく）日/28宿＆27宿」にあたることから、この日を「江戸城の御煤納め」と定められたようです。このことから「12月13日」が「お正月事始め」として定着し、「煤払い・松迎え」といった正月の準備にとりかかる日とされたとされています。そのような「年神様を迎えるための正月行事」が終わり、私たち人間の日常生活が始まるのが「2月8日」とされているのです。

「2月8日」を旧暦（きゅうれき）で示すと、 3月中旬の気候にあたります。昨夕の天気予報で、「来週あたりから北海道も3月中旬のお天気になります。」と話されていました。春が到来して暖かくなり、農作業が始まるとわたくしたちの生活も忙しくなります。私も土いじりは嫌いではありませんから、春が待ち遠しい気持ちになります。

「事始め」とは、”神様の世界”と”人間界”を分けた行事（年神様を迎える正月行事という神事の期間）と、私たち人間の日常生活の期間とに分けた考え方の「始まりの日（人間）」と「終わりの日（神様）」になります。

日本暦は、人間界を表していますから「事終わり」ではなく「事始め」と記されておりますが、皆様にとって2024年が更なる新しい一歩になることを願っております。それは、私自身も同じなんですよね。1月は心臓の手術から始まりペースメーカーを埋め込みましたので、新たなる一歩です。去年までは、散歩するのも苦しく、掃除すらも荷が重たかったわたくしですが、その苦しさから解放されて普通にスタスタと歩けるようになりました。

走ることは難しいですが、今年の春からウォーキングを始めたいという目標を立てています。

ちなみにこの「事始め」は、土地によっては「お祭り事」を表す言葉らしく、「事の神（コトノカミ）様」という神様をお祭りする行事とされているようです。

「事の神（コトノカミ）様」とは「田の神様」の呼称らしく、「2月8日」の「事始め」に事の神様が稲の種子を持って、天から御降臨される日とも記されております。（妖怪辞典）昔の農家さんは、ぼた餅や小豆団子を作って御供えしたそうですよ。

わたくしは、暦を毎日見ていますが、その日の出来事を1つひとつを丁寧に調べていくと楽しくなってきます。私たちの日々は生活に追われて過ごすことが多いですが、「今日はこんな日なんだー。」と知るだけで、1日がワクワクするのではないでしょうか？

春が来て暖かくなり、農作業も始まるとわたくしたちの生活も活発になります。それは植物が芽を出し始めるからです。その始まりの日が「2月8日」の今日です。

物事には「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。その「天命」とは「禍（わざわい）転じて福となす」に繋がります。昨日、一昨日と「厄払い」のお話をブログで書きましたが、「禍」の中には、「福の芽」も芽生えています。ただ「福の芽」は、新芽なので、慌てたり急いだりすると折ってしまうこともあります。日々の生活の中、慌てることなく早寝早起きをするとゆったりとした生活が送れます。

太陽の光のエネルギーを受けて新陳代謝を良くし、月灯りで安眠してみてください。自分の運命を切り開くためには、まず第一に自分の運命のリズムを正確に知ることが必要ですが、人生にとってかけがえのない家族、パートナー、友人との相性も自分の人生のリズムに関わってきます。より良き方向へと自分を差し向けていく事で、福神様が舞い降りて来て、良い意味で人生も大きく変わって行くと思います。

それではまた明日も元気でお会いしまょう。