先週、長野県は佐久穂町 認定子ども園ちいろばの杜さんにお邪魔しました!

↑お昼に頂いた美味しいごはん(器は私物です)

一昨年の北海道厚真町での保育研究会でちいろばの園長 内保亘さんのお話を聞いてからずっと気になっていた場所でした↓

今回おとな子どもとも、人の写った画像はナシです


園で過ごす日はここで朝の会をするとのことです。

基本的に毎日自分たちのフィールドである森の中で1日を過ごすというちいろばさんのくらし。
ワタシがお邪魔した時はちょうど子どもたちもそろって朝の会が始まるところでした。

最初に良いなと感じたのはおとなの声。張り上げるような声でもなく、“子ども向け”にかわいい“風”に作ったような声でもなく、おとな同士が会話するときに近い、ごくごく自然な声のトーン。

朝の会と聞くだけと学校のようなカッチリしたイメージが沸いてきてしまいますが、ちいろばさんの朝の会はゆったりとやわらかい感じ。
まだ遊んでいる子もいたりと、参加も強制ではないそうです。

おおぞら教育研究所のブログにある日の朝の会の様子が載っています↓
ワタシがお邪魔した日は他にも複数ゲストがいることや、その日過ごすフィールドにハチの巣があって行かないでほしい箇所かあることなど必ず聞いてもらいたい事柄があったため内保さんが遊んでいる子たちにも参加を呼びかけていました。
久々の登園で、なんとなくザワザワしている子に注意する場面もありました。

保育士が離れた場所にいる子を呼び寄せる声や注意の声がけ。どこかピリッとしたトーンになってしまうことも少なくないと思います。
内保さんの声にはそういう、険がある感じがまるでありませんでした。
伝わってくるのは“大事なことを話したいから、今は聞いてね” というメッセージのみ。

他のおとなの皆さんもでしたが“保育士”というより“ただのひと”として自然体でそこでくらしているようでした。



「朝うたはね、今日も良いお天気ですごすためのおまじないなんだよ」
そんな内保さんのことばのあとに、みんなでうたった朝のうたもやっぱり変に“子ども向け”に作られてない。おとなが聴いてもじんわりくる素敵なうたでした。
(タイトル聞いておけば良かったー)

子どもとの音楽、、、ワタシも好きです。好きだけど難しいんだよなーと常々思わされます。
うたを子どもの関心を引き付けるための道具になってないかな?
発表会に向けたものや、子どもの歌声を おとなの自己満足の材料にしていないだろうか?
そんな風に自問自答することがよくあります。

朝うたはね、今日も良いお天気ですごすためのおまじない

こういう物言いも、ともすれば子どもたちにうたを歌わせるためのウソ方便にもなり得ます。
でも、この内保さんのことばの裏にあるのは、その日1日を共に心地よく過ごしたいねという純粋な“ひと”としてのねがいと投げかけ。思いをわかち合いたい。そういう穏やかで暖かいものを感じました。


夕方も内保さんや保護者のお父さんとたくさんお話をさせていただきました。

すっかりファンになってしまったワタシは今月中にもう一度ちいろばさんに行きたい、、行こう!と思い始めております、、、笑。

フィールド内に半自生しているワサビ。夕食においしくいただきました。



ミネ