歯科医院の利益は
およそ2割くらいなので、
年間1億円の売上ならば、
年収が2000万円くらいに
なります。
年収が1800万円を超えると、
所得税と市民税を合わせると、
50%が税金となります。
お金をたくさん残すことを考えると、
医療法人にすることを考えます。
これまでは歯科医院の利益が
自分の収入となりましたが、
医療法人となると、
院長でも給料制となります。
つまり、
2000万円利益があれば、
例えば、
1200万円給料とし、
800万円を医療法人の利益と
します。
そうすると、
給料に対しての税金が43%
医療法人の利益に対しての税金が約25%
となり、
かなりの節税となります。
医療法人化すると、
自分の給料を高くするより、
お金を残すために、
一番バランスの良い
給料に設定します。
給料が
1200万円が1800万円に増えると、
増えたな―――
って感じになりますが、
1800万円から2400万円に増えても、
ほとんどが税金になるので、
増えたな―――
って感じがほとんどありません。
それならば、
個人の給料を増やすよりも、
医療法人の方が税率が低いので、
医療法人の利益とします。
規模が大きい歯科医院は
利益効率が悪くなるのが
通常です。
通常医療法人化すると、
利益は10%程度
もしくはそれ以下のところも
結構あると思います。
おそらく、
利益を出せない歯科医師が
多いのが理由です。
歯科医師を雇えば雇うほど、
利益効率が悪くなります。
なので、
1億円の歯科医院と3億円の歯科医院とでは、
結局残るお金は同じくらい・・・
ってことも結構あります。
ですので、メチャクチャ規模の大きい
歯科医院の院長に
儲かってますよね---
と言っても、
いや、そうでも無いよ・・・
って返してくると思いますが、
あながちウソではありません。
規模が大きくなっても、
歯科医師の人件費と税金で消えていきます。
ここで、
話は脱線しますが、
新人歯科医師に知ってもらいたいのは、
利益の出せる歯科医師になる
ということです。
勤務医にしろ、
開業したら絶対ですが、
利益の出せる歯科医師の方が
年収が高いからです。
こんだけ働いているのに
給料が安い・・・
という意見を言っている歯科医師は、
一生安月給です。
利益の出ない仕事は
世の中では単純作業と言いますので・・・
以上の事を踏まえて、
開業するよりも
勤務医の方が良いのでは・・・
という結論に
私は至っています。
そのための秘策を
私は考えています。
それは何か?
また、
明日書きます。