専門性の高い治療・・・
というのは、
歯科医師でしっかり矯正治療を出来る人が、
矯正治療しかやってないことが多い
という事が
そのイメージを作っています。
たしかに、
学ぶのにはハードルが高い治療です。
しかし、
矯正治療も歯科治療の一部であり、
包括的な治療という事を考えると、
インプラントよりも
むしろ
矯正治療の方が重要です。
歯科を全身の健康の一部と考えた時、
血流のあるところに金属が
くっついている状況は、
大手を振って健康だとは、
言い難いように私は思います。
インプラントがダメだというのではなく、
出来る事ならば、
インプラントを打たなくても良い状況を
作ることが
一番重要な事だと
私は考えています。
となるならば、
咬合の再構築することは
必須の事です。
例えば、
欠損補綴がある時に、
義歯、ブリッジ、インプラント
の他に、
歯を動かす、
放っておく
私は患者様に5択の選択肢を提示します。
放っておくという選択肢だと、
隣在歯の移動により
咬合が崩れたらどうするのか?
と思われるかもしれませんが、
歯を動かすことができれば、
むしろ、
ブリッジやインプラントなどの
不可逆な治療のリスクの方が、
心配になってしまいます。
おそらく
欠損補綴の患者様は
矯正科を受診しないと思います。
ここで、
歯を動かすという発想を歯科医師が
持っていると
非常に治療の選択肢が広がります。
一般治療をやっている歯科医師でも、
矯正治療の知識を知っていることは、
非常に重要な事です。
ですので、
矯正治療のハードルを少しでも下げるのが、
私の仕事だと思っています。
