歯科医院を開業するのは、
それほど難しくありません。
理由は3つあります。
①材料屋さんが全面協力
歯科医院には、
必ず材料屋さんが来ます。
足りなくなった物品の
注文を取りに来たり、
新製品の案内に来たり・・・
もし勤務医の先生が開業したい・・・
となったら、
全面協力してもらえます。
なぜなら、
歯科医師が開業となると、
大量の材料(ユニットや建物も含む)が
発注されるからです。
材料屋さんからすると
美味しいですよね。
②開業支援コンサル
歯科医院を開業するにあたり、
サポートしてくれる
コンサルという仕事があります。
現在のところ
開業についてあまりよく分かっていないとしても、
依頼すれば
大丈夫といえば大丈夫です。
しかし、
あまりに無知であるとか、
都合の悪い事には耳を貸さないとかあると、
変な業者に騙されたり、
良質なコンサルからは、
依頼を断られたりするので、
注意しなければいけません。
③銀行が意外とお金を貸してくれる
銀行がお金を貸してくれない・・・
と思っている方も多いでしょう。
意外と大丈夫です。
なぜかというと
歯科医師からは何やかんや
借金を回収できるからです。
開業で5000万円くらい
借りたとして、
月々の返済は約30万円くらいになります。
歯科医師は
休みなしみたいな歯科医院で
荷馬車のように働けば、
少なくとも月収40万円は固いです。
となると、
歯科医院がつぶれようとも、
銀行は取りっぱぐれるリスクが小さいのです。
ということで、
誰かが開業するとなると、
得をする人がたくさんいます。
だから
開業すること自体は、
それほど難しくありません。
一方で
最近の歯科医院開業では、
3年間で3割の歯科医院が
経営難などで廃業しているそうです。
実際
最近の開業で、勤務医時代よりも
金銭的に潤っています・・・
という歯科医院は
どれくらいの割合でしょうか?
これは、
実際の統計を見たわけではないので、
分かりませんが、
5割を下回る様な気がします。
だって
3割が廃業ですよ。
もし開業するならば、
開業が目的になってはいけません。
どんな歯科医院にしたいのか?
これが重要です。
今後は勤務医が増えていきますので、
勤務医で全うする・・・・
という選択肢も踏まえて、
歯科医師人生を考えないといけません。