歯科業界の大変さ、いつ実感するのか? | [ eniM STYLE エニムスタイル ] 峰 啓介

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私は2000年に歯科医師になっています。



その時からでも、

現在の歯科医師数は10%以上の増となっています。



私が卒業した年でも、

もうすでに歯科医師は大変だと言われていました。




我々の学生の時から

カリキュラムに、

今後の歯科医師がどれくらい大変かというのを

ひたすら聞かさせる講義が始まりました。




学生にとっては、耳の痛い講義なので、

みんな話半分に聞いていたように記憶しています。

講師の先生もかなり高圧的だったので、

私もはっきり言って寝てました。




しかし、実際卒業してみると、

歯科業界が大変な事を身に染みるようになります。




いえ、卒業した瞬間には実感できません。





新人の先生方は、

まだまだ歯科治療の練習をして、

なおかつ給料をもらうという立場であったり、

もしかしたら学生の方もいるかもしれません。



その様な立場だと歯科界の大変さは

ほとんど実感できません。





歯科医師過剰問題のひとつとして、

歯科医師の5人に1人が、

年収300万円以下のワーキングプアであるという

問題があります。




これがなぜ問題なのかというと、

開業しているのに

ワーキングプアである歯科医師がいるという事にあります。




勤務医の時に

開業すれば

裕福になれるという幻想を抱き、

開業してみて非常に大変な事に初めて気づく・・・

という事が少なくありません。




しかし、その時には多大な借金を背負っており、

身動きが取れません。



新人の先生方は、

頑張っているのに給料が少ない

と思っているかもしれません。



しかし、

給料分も稼げない先生に

それ以上の給料を払うことはできません。




もし、その状態で開業すれば、

もっと給料は下がること間違いありません。






私も歯科業界が大変なんだと実感したのは、

自分で歯科医院を運営するようになってからです。





これだけは、

覚えておいてください。




開業するのは難しくありません。

開業を維持するのが大変なんです。






開業するのを目指すのであれば、

敏感に現在の歯科界の状況、

またこれからの動向にアンテナを張っておく必要があります。




開業が

地獄行きの片道切符にならないためにも。




また、開業を目指さないにしても、

情報を知っているかどうかは、

成功しようと思うならば、

絶対に重要な事です。