昨日の遠隔セッションで起きたこと
――人の体は「壊れて」などいなかった
昨日、臨床家として非常に象徴的なセッションがありました。
原因不明のめまいに悩んでいた白川さん。
医療機関を受診し、検査や説明を受け、体操なども継続している。
一時的には楽になるものの、
どこか奥に残る違和感が消えない。
「しっかり休んでいるはずなのに、なぜ回復しないのか」
「無理はしていないつもりなのに、なぜ体が不調を訴えるのか」
これは、私の臨床でも非常によく見られる相談です。
遠隔セッションは怪しいのか?
私は当日、大阪でセミナーを行っており、
白川さんは熱海にいました。
今回は、代理人(サロゲート)になってくれる方を介した
遠隔セッションという形を取りました。
この話をすると、必ず聞かれます。
「遠隔って、正直ちょっと怪しくないですか?」
この疑問は、極めて自然だと思います。
そこでよく例に出すのが、
TeamViewerなどの遠隔操作アプリです。
画面越しで操作しているにもかかわらず、
相手のパソコンの設定や動作は、確かに変わる。
人の身体も、実はそれとよく似ています。
神秘的な話ではなく、
情報と反応のネットワークとしての生体システムです。
アクセスした瞬間に起きた身体反応
セッションを開始してすぐ、
代理人の方の身体に明確な変化が現れました。
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目が重くなる
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体幹が不安定になる
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立位のバランスが崩れる
私はそれを確認しながら、
14経絡に対応した14の筋肉反射を
一つひとつ丁寧にチェックしていきました。
やっていること自体は、非常にシンプルです。
体は「故障」していたのではない
多くの方は、体調不良が起きると、
「体が壊れた」
「悪くなった」
「どこかがおかしい」
と考えがちです。
しかし、今回のケースも含め、
臨床上ほとんどの場合はそうではありません。
体は壊れているのではなく、
許容量を超えたために、安全装置が作動しているだけです。
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無理な前提
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無理な思考
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無理な感情
それらが積み重なった結果、
体は「これ以上は危険だ」と判断し、
きちんとブレーキをかけます。
止まらなければ、
もっと大きな問題になるからです。
最初に行うのは「修理」ではない
そのため、最初に行うのは
修理や矯正ではありません。
再起動です。
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落ちていた回路を戻す
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流れを遮断していた緊張を解除する
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情報の通り道を回復させる
ただし、ここで終わりではありません。
本当に必要だったのは「前提のアップデート」
再起動しても、
同じ思考・同じ感情・同じ行動に戻れば、
安全ブレーカーは再び落ちます。
そこで次に確認したのは、
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どんな前提が自分を追い込んでいたのか
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どんな問いが「自責」を前提にしていたのか
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どんな感情が、無意識に体へ負荷をかけていたのか
白川さんが、
それらを本音で認識した瞬間、
身体の反応が明確に切り替わりました。
筋反射が安定し、
全体の統合が起きたのがはっきり分かりました。
「治された」のではなく、「思い出した」
セッション後、白川さんはこう話してくれました。
「私は、体を守ってもらっていたんですね」
「治されたというより、思い出した感じがします」
これは、私が臨床で最も大切にしている瞬間です。
私は「治す人」ではありません。
人が本来の状態を、身体ごと思い出す場をつくる人です。
なぜ私は「内側のOS」の話をしているのか
外側を調整するだけでは、
現実は変わりません。
内側のOS――
思考・感情・身体反応の前提構造が変わったとき、
現実の捉え方と行動が変わります。
だから私は、
理論ではなく、
実際に起きた臨床事例として
この話を書いています。
「未来ビジョン1day」について
今回のセッションは、
今週末に行う
**「未来ビジョン1day」**の
ほんのデモンストレーションに過ぎません。
これは、知識を学ぶセミナーではありません。
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内側のOSがどこで止まっているのか
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なぜ未来が通らなくなっているのか
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どこを再起動すればいいのか
それを、
自分の身体を使って確認し、切り替える1日です。
詳細はこちらに置いておきます。
👉 キネシオロジー×過去・現在・未来ビジョン1dayワークショップ
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/44464
無理に来る必要はありません。
必要な人は、必ず分かります。
まとめ(専門家として一言)
体は壊れていません。
止まっていただけです。
止まるのは、
回復するためです。
それを「異常」と見るか、
「知性」と見るかで、
介入の質は大きく変わります。


