サリーさんに飛行機の格安チケットを手配してもらっていたので、私の便は早朝６：３０でした。
サリーさんは、その次の便でしたが、朝が早いので、一緒に来てくれる事になりました。
「２５分前に付けば間に合うから」とのことで、向かったのですが
なんとカウンターで、「もうチェックインは締め切りました！」との冷たい一言。
「えー？ もう乗れないの！？」
しかたなく次の便に乗る事にしましたが、たった一席だけ残っているとのこと、それを逃すと２日間、どの便も一杯とのこと。
「これは、一体何のメッセージなのか？』
とにかく、「起きる事は全て受け入れる」そして、「自分の思いを切り替える」
という選択をしてきたので、サリーさんと次の便までお茶をしながら話すことにしました。
そしてヒントとして、空港内で筋肉反射テストを使って、「何かメッセージをください」
ということでテストして出て来たのがこの看板でした。
さて、これはどんなメッセージなのか？
「今いる場所から左がコントロール！ 右が２４時間」
ということは、
「左はサバイバル・モードで右に行ったら全脳活性化モード。どちらを選びますか？」
ということのようだ。
私がバルセロナで皆さんに伝えて来たメッセージは、
「思考が現実化するのではなく、思考を支えている思考（つまり前提となっている思考）」ということでした。
ということは、「格安チケットでなるべく安く飛行機に乗ろうとする。という前提にある思考は、これからもあまりお金は入ってこない…ということになる。
だからこそ、自分自身を「貧しい者」と定義して「豊かになりたい！」と願うのではなく、
「私は“貧しい者”と“豊な者”との間にある存在である。
“貧しい体験”からは十分学んだ。体験の終了！
“豊かな自分”にアーチを架ける！」
人に言った事は、次の瞬間には「さあ、そう言うお前はどうなんだい？」
とお試しがくるものです。
「そういうことだったのか！
だから、いつもなら間に合うという時間に行ったにも関わらず、シャットアウトされてしまったのだ！」
「よし、それでは、これからどんどん豊かになっていく…という前提で次の飛行機まで話をしよう！」
ということで、サリーさんと次のフライトまでの間でいろいろな話をしました。
その中で、
「これからベルギーだけでなく、カナダやスイス、南アフリカなど、いろいろな国の人がブレイン・アップデートに興味を持って来てくれている。
この窓口を日本に置くよりも、ベルギーのサリーさんのところに置く事で、世界中に広がっていく。
そしてブレイン・アップデート協会をベルギーに設置し、そこからディプロマを発行していくようにした方が発展していくね」
ということでした。
格安飛行機に乗れなかったお陰で、そのチケット代の何百倍もの大きなビジネス・モデルの構想を描く事ができたのです。そして判明したのが、なんと、たった一席空いていたその席がサリーさんの隣だったのです。
そして、１列目はビジネスクラス。
ショート・フライトなので、ビジネスとエコノミーの差は座席の上に乗せられたカードだけの違いなのです。
これは、奇跡としかいいようがありません。
「なるほど！ やっぱりそういうことか！」
カニ族、エビ族を止めて、甲羅を脱いで前に進み出すと、
一見「大失敗！」と思える事が待ち構えている。
しかし、よく見ると、それこそが「大成功！」への切符だったんですね。
さて、バルセロナからベルギーへ、
まだまだ、書ききれないようなことが、これから待ち受けていました。
《つづく》