あなたは一生お金持ちになれないのか。

その理由についてだ。 

怒らないで聞いてほしい。

これはあなたを馬カにしているのではない。

事実を述べているだけだ。

世の中には誰でも簡単に億万長者になれるという甘い嘘が溢れている。

本屋に行けば1年で資産を10倍にする方法。

トップという本が並びネットを開けばスマホ1台で月収100万円という広告が出る。

だが現実を見てみ還暦

還暦を迎えても住宅ローンに追われ老後の資金が足りず死ぬまで働き続けなければならない人が大半だ。 

なぜか?

能力が低いからか、運が悪かったからか、それとも社会が悪いのか。

いや、違う。

答えはもっと残酷でもっと個人的な場所にある。 

あなたが金持ちになれない本当の理由はあなたの心の中にあるのだ。 

多くの人はこう尋ねる。

あなたが成功した秘訣はその高いIQですかと。

複雑な数式を解き、誰も知らない秘密の情報を持っていると思っている。

投資とはIQ160の人間がIQ130の人間を打ち任すゲームではないと。

もしあなたがIQ160を持っているなら、そのうちの30を他の誰かに売ってしまってもいい。 

投資で成功するために必要なのは並み程度の知能とそして何よりも異常なほどの気質。

気質とは何か?

それは他人がパニックになっている時に冷静でいられる能力。

他人なり熱狂している時に冷めた目で見られる能力、そして何よりゆっくり金持ちになることを許容できる能力だ。 

このゆっくりという言葉こそが富裕層と貧困層を分ける決定的なキーワードだ。 

第1の理由について話そう。

それは速さを求める病いだ。 

誰もゆっくり金持ちになりたいとは思わないから。

これが心理だ。

99%の人間は手っ取り早く金持ちになりたがる。

来年までに資産を倍にしたい。

来月までに100万円欲しい。

いや、明日株価が上がって欲しいと願う。

この急ぐという心理こそがあなたの資産を破壊する最大の犯人だ。

急ぐ人間はリスクを無視する。

年利5%の確実な利益よりも、1週間で2倍になるかもしれない怪しい掛けを選ぶ。

複利という魔法を待つことができない。

複利は最初の数年はほとんど増えない。

雪だるまを作る時の最初の小さな玉と同じだ。

転がしても転がしても大きくならないように見える。

だから退屈し、我慢できなくなり、雪だるまを蹴り壊してもっと刺激的なギャンブルへと走る。

そして資産を失うのだ。 

覚えておいて欲しい。

急速に気づかれた富は急速に消える運命にある。 

宝くじの当選者が数年後に破産するのはそのためだ。

富を維持する器が育っていないからだ。

逆にゆっくりと時間をかけて気づかれた富は強固だ。

その過程で所有者は忍耐と起立を学んでいるからだ。 

あなたがもしどうすれば早く儲かるかという情報を探しているなら、その瞬間に あなたは金持ちへの道から脱落している。

金持ちへの道は退屈で単調で、そして気が遠くなるほどゆっくりとした登り坂だ。 

その坂を景色を楽しみながら1歩ずつ登れる人間だけが頂上にたどり着ける。 

あなたはうさぎになりたいのか亀になりたいのか? 

童話の結末を思い出してほしい。

最後に勝つのは常に亀なのだ。

第2の理由に進もう。

これは現代社会においてウイルスのように蔓延している病だ 。 

それは他人のスコアカードで生きることだ。

もっと分かりやすく言えば嫉妬と見栄だ。 

あなたはなぜお金が欲しいのか?

本当に生活のためか?

それとも隣人よりもいい車に乗り、同僚よりもいい時計をし、同窓会台で成功したと思われたいからではないか。

もし少しでもその気持ちがあるなら、あなたは一生貧しいままだろう。

嫉妬は7つの大罪の中で唯一何ひつ楽しめない罪だと。

大食いは美いしいし、怠惰は気持ちいい。

だが嫉妬はどうだ?

ただ惨じめなだけだ。

他人が設けた話を聞いて胃を痛め、他人のInstagramを見て劣等感を抱く。

この感情はあなたの投資判断を完全に狂わせる。

隣のバカな男がよくわからない仮想通貨で大儲けして新しいベンツを買ったとしよう。

あなたはそれを見てあんなやつにできるなら俺にもできると思う。

俺もあの波に乗らなければ損んだと焦る。

そしてブームの頂点で全財産を突っ込み、その直後に暴落して全てを失う。

歴史はこれの繰り返しだ。

他人の成功はあなたの人生とは何の関係もない。

ここを理解できるかどうかが分かれ目だ。 

誰かがあなたより早く金持ちになったとしても、それはあなたが貧しくなったことを意味しない。

ゲームをしていて、あなたはあなたのゲームをしているのだ。 

自分の内なるスコアカードを持ちなさい。 

昨日の自分より資産が増えているか、昨日の自分より賢くなっているか。 

調べるべきは過去の自分だけだ。

他人の目を気にして必要のないものを買うために必要なお金を使う。

これを愚行と呼ぶ。

この愚行を繰り返している限り年収がいくらあってもバケツの底には穴が開いたままだ。

金持ちになりたいなら、まず誰かに自慢したいという欲求を捨てなさい。

金持ちに見られたいという願望こそがあなたを貧乏にするのだ。

本物の金持ちは金持ちに見えることになど興味がない。 

さて、第3の理由だ。

これは少し耳が痛いかもしれない。

それは自分の無知を認めないことだ。

投資の世界には鴨が葱を背負ってやってくるという言葉がある。

ポーカーのテーブルに座って30分経っても誰が鴨か分からなければ鴨はあなただ。

金融の世界はプロとアマチュアが同じ土俵で戦う残酷なリングだ。

そこには何十年も市場を研究してきた天才たちや最新のAIを駆使するヘッジファンドがいる。 

そんな戦場にビジネスの仕組みも理解していないあなたがただ儲かりそうだからという理由で丸腰で飛び込めばどうなるか。

結果は明らかだ。

しかし、多くの人は自分を過信している。 

自分は平均より賢い、自分には相場のセンスがあると勘違いしている。

能力の低い人ほど自分の能力を高く見積もる傾向があるのだ。

投資で負けない最大の理由は自分の能力の輪を知っているからだ。

私は自分が理解できるビジネスにしか投資しない。 

私は自分が理解できないものには手を出さないというルールを守り通した。

あなたは自分の能力の輪の境界線を知っているか? 

その株を買う時、なぜその企業が10年後も成長しているのかを子供でも分かる言葉で説明できるか。

もしできないならあなたは投資をしているのではない。

ギャンブルをしているのだ。

分からないことは恥ではない。

分からないのに分かったふりをして大切なお金をリスクにさらすことが恥なのだ。 

投資とは徹底的な分析に基づいて元本の安全と満足のいくリターンを約束するものだ。 

それ以外は全て投機であると99%の人は投資家ではなく投機家だ。

だから勝てないのだ。

もしあなたが企業の分析をする時間も能力もないと自覚するならそれは素晴らしいことだ。  

無知そのものは罪ではない。

無知を自覚せず傲慢に振る舞うことこそがあなたの資産を焼き尽くすことになる。

ここからはさらに真層心理にあるあなたが避けて通れない罠について話そう。 

第4の理由は退屈という敵に負けることだ。 

多くの人は投資をハリウッド映画か何かだと勘違いしている。 

画面の前で叫び、電話をかけまくり劇的な決断を下す。

そんなスリルを求めているだがはっきり言おう。

もしあなたが投資をしていて楽しいと感じているならあなたはおそらく金を失っている。

なぜなら良い投資とは本来退屈なものだからだ。

それはペンキが乾くのを眺めるようなものだ。 

あるいは芝生が伸びるのを見守るようなものだ。

ただ時間が静かに価値を積み上げていくだけだ。

しかし99%の人間はこの何もしない時間に耐えられない。

何か行動を起こすことが生産的だと信じ込んでいる。

だから株価が変わらないことにイライラし、 ニュースを見て不安になり、ついには何か手を打たなければという衝動に負けて余計な売買をしてしまう。

この退屈しのぎの行動こそが複利の目を積み取る行為なのだ。

動かないこと、待つこと。

退屈を受け入れること。

これができる人間はごくわずかだ。

だからこそできる人間だけが富を独占する。 

もしあなたが刺激のない日々に耐えられず、頻繁にポートフォリオをいじくり回しているなら、あなたは投資家ではない。

ただの退屈したギャンブラーだ。

金持ちになりたければ、まず退屈を愛する能力を身につけなさい。

退屈こそがあなたの資産を守る。

次に第5の理由だ。

これは人間の遺伝子に 刻まれた逃れがい本能の話だ。

それは群衆心理への同調だ。

原始時代人間は集団から外れぬ運命にあった。

みんなが右に逃げたら自分も右に逃げなければライオンに食われた。

だから私たちは本能的にみんなと同じ行動を取ることに強烈な安心感を覚える。

しかし投資の世界ではこの生存本能が逆に死をする招く市場で、勝つための唯一のルールは安く買って高く売ることだ。

だが群衆心理はあなたに真逆の行動をさせる。

株価が暴落し、みんなが恐怖で売れと叫んでいる時、あなたの本能もまた逃げろと叫ぶ。

逆に株価が急騰し、みんなが変えと熱狂している時、あなたの本能は乗り遅れるなと叫ぶ。 

つまり群衆心理に従う限り、あなたは永遠に高く買って安く売るという自殺行為を繰り返すことになるのだ。

99%の人が金持ちになれないのは孤独に耐えられないからだ。

みんなが売っている時に買い。

みんなが買っている時に売る。

これは言葉で言うのは簡単だが、実行するのは精神的に極めて苦痛だ。

自分が間違っているのではないかという恐怖。

集団から外れる不安。

これらに打ち勝てるのは確固たる自分自身の判断基準、つまりうなるスコアカードを持った人間だけだ。 

他人の意見に流されず事実と数字だけを見て冷静に判断を下す。

もしあなたがニュースキャスターの意見やSNSのトレンドに自分の投資判断を委ねているなら、あなたは群衆の一部だ。

群衆は常に平均的な結果しか生まない。

そして投資の世界における平均とは インフレに負けることを意味する。

金持ちになる道は常に人通りの少ない裏道にある。

その道を1人で歩く勇気があなたにはあるか? 

そして第6の理由。

これが最も寝深く克服するのが難しい。

それは感情の奴隷になっていることだ。

鏡の中にいるあなた自身だ。 

あなたの心の中に住む恐怖と強欲という2匹の怪物があなたの理性を食い殺そうと常に狙っている。

株価が上がれば強欲が顔を出しもっと儲かるはずだ。

借金をしてでも買う。 

株価が下がれば恐怖が顔を出し、もう終わりだ。

全て売って逃げろと叫ぶ。

この感情のジェットコースターに乗っている限りあなたの資産が増えることはない。 

最も優秀な投資家たちは感情がないわけではない。

彼らは感情を隔離する方法を知っているのだ。

彼らは市場がパニックになっている時、 テレビを消し、株価ボードを見るのをやめ、静かに企業の決算書を読む。 

彼らは感情と行動の間に強固な壁を築いている。 

あなたが金持ちになれないのは感情と財布が直結しているからだ。 

嬉しいから買う、怖いから売る。

これは幼児の行動だ。 

大人の投資家は嬉しい時こそ警戒し、怖い時こそチャンスを探す。 

自分の感情を客観的に観察し、ああ、今自分は恐怖を感じているな。

ということは 市場は底値に近いのかもしれないと分析できる能力。

これこそがIQよりもはるかに重要な支出だ。

学校では数学や歴史を教えるが、感情のコントロール方法は教えてくれない。

だから高学歴のエリートたちが市場の暴落でパニックになり、退職金を吹き飛ばすのだ。 

金持ちになるための最終試験は知識テストではない。

メンタルのテストだ。 

暴落という極限状態で震える手で買ボタンを押せるか。 

バブルの頂点で歓喜する群衆を背に売りのボタンを押せるか。 

その一瞬の判断にあなたの人生の全てがかかっている。 

感情を殺せとは言わない。

感情を飼いならせ。

それができなければあなたは一生市場というご主人様に振り回される奴隷のままだ。 

これらの理由を聞いてあなたは絶望したかもしれない。

自分には無理だ。

そんな強い心は持っていないと。

だが安心してほしい。

これらは生まれ持った才能ではない。

後天的に身につけられる技術だ。

自転車に乗るのと同じで最初は転ぶかもしれないが練習すれば誰でも乗れるようになる。

重要なのは自分がなぜ失敗するのか。

そのメカニズムを知ることだ。

敵の正体が分かれば対策は立てられる。

速さを求めず退屈を愛し群衆から離れ感情を飼いならす。 

これを日々の習慣として淡々と繰り返すこと。

それがその他大勢の99%から抜け出し、選ばれ1%の富裕層へと至る唯一の確実な道なのだ。